韓国も昔は中国からの漢字の影響をもろに受けました。
そのためいまは固有語のように見える言葉の中に,中国の漢字の影響を受けた言葉がいくつか残っています。
習字に使う墨と筆,これも묵(墨)と필(筆)が元になって,먹と붓になったと見られています。
そのほかにも글は「契」が,物差しを表す자は「尺」が,敷き布団を表す요は「褥」が転訛したものだと言われています。
みなさんは小学校の時,図書館で성냥팔이 소녀という本を借りて読んだことがあるでしょう。
この성냥は석류황〈石硫黃〉が[성뉴황] → [셩냥] → [성냥]と変化したようです。
こう見てみると結構,語源を探るのは面白いものですね。
韓国とは切っても切れない김치も「沈菜」という漢字語から[침채] → [짐치] → [김치]と変化してきたという説があります。
今のキムチは唐辛子,ニンニク,ネギ…といろいろな物をたくさん入れて贅沢に使っていますが,昔はただ瓶に白菜を入れて保存した単純な食べ物だったそうです。
当時は,冬場は野菜の生産が難しかったので,こんなものでもこれ以上ない重要なビタミン補給の役割をしたそうです。
朝鮮中期に辛子の栽培が本格化すると,このキムチは今のものと似たような姿になったのだそうです。
語源の話を続けます。
짐승という言葉も漢字由来です。
짐승は「けもの」「獣」のことです。
중생〈衆生〉が즘생,즘승と変化していき짐승になったといわれています。
元になった중생というのは,すべての生き物という意味です。ですからいまの짐승とは少し意味が違ってきてしまっています。
짐승に関連した語に사냥という語があります。知っていますか。
사슴 사냥,토끼 사냥,고래 사냥…。
難しい言葉では수렵(狩獵),つまり「狩り」のことです。
これは韓国で作られた漢字語である산행(山行)という語が変化したものです。
사냥감といったら獲物のことです。
このほかにも次のような言葉が漢字語由来だと言われています。
가지(茄子), 보배(寶貝), 비단(匹段), 상투(上頭), 종지(鍾子), 무명(木棉), 배추(白菜)
そのためいまは固有語のように見える言葉の中に,中国の漢字の影響を受けた言葉がいくつか残っています。
習字に使う墨と筆,これも묵(墨)と필(筆)が元になって,먹と붓になったと見られています。
そのほかにも글は「契」が,物差しを表す자は「尺」が,敷き布団を表す요は「褥」が転訛したものだと言われています。
みなさんは小学校の時,図書館で성냥팔이 소녀という本を借りて読んだことがあるでしょう。
この성냥は석류황〈石硫黃〉が[성뉴황] → [셩냥] → [성냥]と変化したようです。
こう見てみると結構,語源を探るのは面白いものですね。
韓国とは切っても切れない김치も「沈菜」という漢字語から[침채] → [짐치] → [김치]と変化してきたという説があります。
今のキムチは唐辛子,ニンニク,ネギ…といろいろな物をたくさん入れて贅沢に使っていますが,昔はただ瓶に白菜を入れて保存した単純な食べ物だったそうです。
当時は,冬場は野菜の生産が難しかったので,こんなものでもこれ以上ない重要なビタミン補給の役割をしたそうです。
朝鮮中期に辛子の栽培が本格化すると,このキムチは今のものと似たような姿になったのだそうです。
語源の話を続けます。
짐승という言葉も漢字由来です。
짐승は「けもの」「獣」のことです。
중생〈衆生〉が즘생,즘승と変化していき짐승になったといわれています。
元になった중생というのは,すべての生き物という意味です。ですからいまの짐승とは少し意味が違ってきてしまっています。
짐승に関連した語に사냥という語があります。知っていますか。
사슴 사냥,토끼 사냥,고래 사냥…。
難しい言葉では수렵(狩獵),つまり「狩り」のことです。
これは韓国で作られた漢字語である산행(山行)という語が変化したものです。
사냥감といったら獲物のことです。
このほかにも次のような言葉が漢字語由来だと言われています。
가지(茄子), 보배(寶貝), 비단(匹段), 상투(上頭), 종지(鍾子), 무명(木棉), 배추(白菜)
私たちの体がいろいろな食べ物が元になってできているように韓国語も周辺国の影響をもろに受けているんですね。
それを韓国の人は意識しているかいないかは別として…。