里山悠々録

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今年の甘柿 メインの種類が不作

2018年10月03日 | 畑:果実類
我が家のメインの甘柿は、通称「五十匁(ごじゅうめ)」という種類。大きさもほどほどの大きさでごまが多く入り、非常に甘いです。渋が抜けないことはまずありません。
 普通、今頃から収穫の最盛期に入ります。ところが、今年は全く成っていません。昨年は、何百個と成りましたが、今年は、10個ほども成っているでしょうか。いわゆる隔年結果ではありますが、それにしても異常です。この種類は当地方では甘柿の代表的種類で、結構成っているところもあるようなのですが、我が家のはこのとおりです。



 我が家の玄関口近くにあり、50年生くらいになりますが、庭木に近い管理をするため、剪定を強めにしたのが影響しているでしょうか。よくわかりません。

 我が家には、これ以外にも3種類の甘柿があります。
 いずれも、私が幼少の頃から採れている木ですから。相当の古木です。

 最も早く9月中頃から採れるのが通称「割れ柿」という種類。完熟してくると先端が割れてくるので、このように呼ばれていると思います。これも確実に渋が抜け、ごまの多い種類ですが、小さく、肌も余り良くないので、普段はあまり食卓に上らないで終わってしまうのですが、今年はメインの「五十匁」がだめなので、よく食べられています。
 これは、よく成っています。



 収穫したものがこれ。甘さは十分ですが、これからは次第に頭が割れ、軟らかくなってきます。



 それから、10月半ばくらいから収穫できるようになるのが、通称「巻き目柿」という種類。頭に巻き目が入るのでこの名があります。こちらは大きいのですが、ごまが少なく甘さがいまいちの種類です。こちらも結構成っているのが分かります。


 最後に、霜が降りる頃に食されるのが通称「甚平柿」という種類。こちらは甘みは結構強いのですが小さく皮が固い。まだまだ青いですが、こちらもかなり成っています。


 メインの種類の成りが悪く、普段あまり食べられない種類が多く成っているのは困ったものですが、これは不思議な現象です。
 全国的にみると甘柿は、「富有」はじめ種々の品種がありますが、当地では在来種以外渋がうまく抜けません。過去にいくつか試した経験がありますが、いずれも渋が抜けませんでした。当地の代表的な甘柿が「五十匁(ごじゅうめ)」というわけです。 



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