里山悠々録

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古木のザクロと梅の剪定

2022年01月11日 | 古木管理

古木のザクロと梅の剪定をしました。
樹齢はともに推定130年以上。
年々、衰えており、どのように維持するかが大きな課題です。
これがザクロ。


昨年は花も少なく、実は1個も留まりませんでした。
実が1個も成らないのは2年連続。初めてのことです。
かつての剪定は、高木にしないことが第一。そのため大枝を切り詰めることが主体でした。
しかし、今は衰弱し、太い枝が伸びるようなことはなくなりました。


今回の剪定は枯れ枝と徒長枝を整理する程度。


徒長枝は沢山出ます。
根元に近いところの徒長枝は邪魔になるので全て切ります。


上の方は適当に伸ばして樹勢の維持に少しでも役立てます。
切った枝葉は僅かこの程度。


枝の芯が黒くなっているのが見えます。


こちらは白梅。


苔むしています。


一昨年、カイガラムシの一種タマカタカイガラムシが寄生し危機的な状況となりました。
初めての経験で試行錯誤でしたが、薬剤防除に加え寄生した枝を思い切って切り落としました。
老木にとってはかなりの荒療治だったので心配ではありました。
結果的にはこれが奏功したか、現在は寄生は確認できません。
枝葉の勢いも大分回復してきたように見えます。
しかし、落葉も早く弱っていることは間違いありません。
したがって、大枝には手を掛けず、枯れ枝と徒長枝を整理します。


ザクロ同様、根元近くは徒長枝が沢山生えます。


これは邪魔なので全て切ります。


上の方は間引く程度です。


こちらは紅梅。


幹に空洞や腐れが多く、白梅以上に衰弱しています。


幸いだったのは紅梅にはタマカタカイガラムシが寄生しなかったこと。
近年は枯れ枝を切る程度にし、できるだけ新しい枝を伸ばすようにしています。
そのため、根元の方に枝が多くなり邪魔ですが、少し切った程度で辛抱です。


今回は全体のバランスを考えて、左の少し太い枝を切り詰めます。


昨年、枝途中まで切り詰めていましたが、もう少し切り下げました。
多少はバランスが改善したでしょうか。


剪定量は僅かです。


自己流の剪定で、全く自信はありません。
このザクロと梅は我が家の庭の象徴的存在。絶やすわけにはいかないのです。



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