里山悠々録

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畑に置いたまま冬囲いしたハクサイを取り込む

2024年02月22日 | 畑:葉菜類

畑に置いたまま冬囲いしたハクサイを取り込みました。
大雪になるかもしれないという予報だったので、タイミングとしても悪くなかったようです。
冬囲いしたのは12月19日。2ヵ月余り経ちました。
冬囲いは畑に置いたままと室内に取り込む二つの方法で行っています。
今年は早生種がシンクイムシ(ハイマダラノメイガ)で壊滅し播き直したため囲いの量が多くなっています。
これが作業場の中に取り込んで冬囲いしたハクサイ。


品種は中晩生種「郷秋80日」。
外葉を数枚残して新聞紙で包み、逆さまにして寄せています。


この方法は天候の影響を受けないので確実な方法です。
助っ人は主にこちらから先に消費しているようですが、大分残っています。
こちらが畑に置いたまま冬囲いしたハクサイ。


外葉を縛っただけのよく行われている簡易な方法。不織布で覆いをしています。
穫り終えたのは三分の一くらいでしょうか。
通常なら冬囲いするのは中晩生種ですが、これは播き直した早生種です。
品種は「郷秋60日」。12月になって完全結球し、多くを冬囲いすることとなりました。


早生種なので外葉を縛るのは容易です。しかし、中晩生種より外葉が小さい分凍害を受けるリスクは高くなります。
今年は暖冬で想定したほど凍害を受けていないと思っていましたが、最近穫ったものは傷んでいました。
早生種ながら3㎏級の大玉もあるものの外葉はいかにも小さい。


外葉全体が枯れてしまった株が多くなりました。


暖冬なので結球内では花芽が生長している可能性があり、遅くまで放置すれば何れ割れてきます。
そこで、全て中に取り込みます。
結果は、思った以上に傷んでいたため、畑で外葉を剥いてしまうことにしました。
10数個ありますが、傷みの酷い株はそのまま即消費することにします。


暖冬とはいえ-5℃以下になった日も何日かあり、2ヵ月以上は厳しかったようです。
やはり早生種では外葉が小さく耐寒性も弱いため畑に縛っただけで放置すれば当然かもしれません。
中晩生種を3月まで置いてみたこともあります。しかし、当地ではやはり2月中に取り込む必要があるようです。
ハクサイのトウは美味しいので、構わず放置しとう立ち菜として利用する選択肢もあります。
ただ、邪魔になる場所なので今回は全て片付けます。
このような傷みの少ない株だけを新聞紙に包んで囲い直します。


すでに外葉を取ってしまったので囲い方としてはよくないのですが、やむを得ません。


割れた株は一つもありませんでしたが、結球の中がどうなっているか切ってみました。


黄芯系らしい綺麗な結球です。まだトウの伸びは確認できませんでした。
助っ人に頼んで、初めから中に取り込んだハクサイと区別し、囲い直して貰いました。
右が初めから取り込んだもの。左が今回取り込んだもの。


今回取り込んだものは外葉がないので早くに消費すべきですが、何分全体の数が想定したより多い。
何れこれを消費し尽くすのは難しいので、自由に処理して貰います。




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