里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

貯蔵用のサトイモを纏めて掘り取る

2022年11月11日 | 畑:土物類

貯蔵するサトイモを纏めて掘り取りました。
これまでは9月下旬から必要な都度数回掘り取りしています。子芋の数は多くないものの肥大は良い印象です。
霜が降りる前に、全て掘り取ることにしました。
今年の気象は同じような天候が続くのが特徴ですが、一昨年のように極端な干ばつはなくサトイモの生育はまずまず。
ただ、10月になって次第に萎れが見られるようになりました。


原因は分りません。ここ1ヵ月殆ど雨が降らず異常乾燥なことは確かですが。成熟が進んだということなのか。


黒マルチは最後まで掛けたままにしています。
本来なら外して、土寄せすべきところでしょう。
これまでの収穫もその部分だけマルチを割いて、掘り取っています。
今回は一斉収穫なので助っ人との共同作業。まず全ての株の茎を根元から切り取ります。


マルチを剥ぎ取り。


スコップで掘り上げます。


強粘土質のため土がいっぱい付いたままです。簡単には落ちません。


当面必要な分だけは畑で子芋をバラしてから持ち帰ります。
それ以外は全て株のまま持ち帰ります。


子芋をバラしてしまうと貯蔵性が失われるからです。この状態のサトイモをいかり芋と言います。
ざっと土を落として持ち帰ったもの。乾かさないと粘土質の土は落ちません。


一旦、この状態で作業場の中で少し陰干しします。


その後、少し乾いたところで、もう少し土を落とし、発泡スチロール箱に入れて貯蔵します。
そして、必要な時に取り出し、子芋をバラして使います。
昔は量が多かったので貯蔵用の横穴に保存していましたが、今はこの方法が楽です。
作業は専ら助っ人がやってくれるので有り難い。
取り敢えず必要な分を洗った子芋。


結構大きな芋が多い。


このサトイモの種芋は助っ人が購入したもので、「蔵王いも」の名で売られていたらしい。多分、石川早生系のサトイモと思われます。
このサトイモは粘りはほどほどで肥大の良いのが特徴のようです。
昔、我が家で作っていたサトイモは土垂(どだれ)でした。土垂は子芋は小さいながら粘りは大変強い。残念ながら種を絶やしてしまいました。
例年は、サツマイモも掘り取るのですが、今年はなし。
そもそも我が家は殆どサツマイモを食さず、強粘土質土壌のためか毎年作柄もパッとしません。主に助っ人達用でしたが、その消費量も少しなので止めることになりました。
代わりに助っ人達が枝豆を増やし、さらにこれを作っています。


セロリー、セルリーが正しいか。
苗は助っ人作。しかし、さすがに遅い。まあ、小さくとも自家用には十分利用できます。



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