goo blog サービス終了のお知らせ 

里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

石垣のサツキを愉しむも花は不調

2024年06月17日 | 

6月の庭で愉しめるのは石垣周辺のサツキ。
石垣にせり出し、自然に増殖したサツキは満開になれば見応え十分なはずですが、残念ながら不調。
5月下旬からポツポツ咲き出したもののピークと言った状況になりません。
近年は沢山の花が咲くことはなくなってしまったようです。
刈り込みが遅れがちなことはあります。しかし、株自体が老化したことが一番の要因かもしれません。
このように苔むした枝も目立ってきました。


全体の姿は小生が幼少の頃にはほぼ出来上がっていたと思います。
他の植木の配置からして、古いものは樹齢100年を越えているはずです。
一番多いのは赤のサツキです。


純白のサツキも相当に古い株があります。

サツキは石垣のすぐ側に植えられているものが多く、それが自然に石垣の間にまで増殖しました。


人の手は加えておらずサツキの生命力だけで定着したわけです。


石垣の隙間にも自然に定着しました。


これもそうです。


最も多い赤に加えて白のサツキも基本になっている株です。


加えてピンクも基本の株。


これらが自然に交雑し繁殖したと思われます。










1、2輪だけの小さな株があるので、今でも少しずつ自然増殖が続いているのでしょう。


ちょっと違った花弁のサツキも見られます。




これは別の場所で比較的新しい。と言っても40年くらいでしょうか。唯一の八重。


野良仕事の一服時、石垣の隙間に根付いたサツキを見ていると自然の力や生命力の不思議さを感じさせられます。




白と紫の花が清々しい

2024年05月30日 | 

この時期、周りには白と紫の花が多い。清々しい気分にさせてくれます。
まず白い花ではシャクナゲ。


西洋シャクナゲで、かなり遅い品種です。過日訪れた国営みちのく湖畔公園にも同種と思われるシャクナゲがありました。


玄関のすぐ前にあります。
以前ここには大株のアズマシャクナゲがありましたが、枯らしてしまったため助っ人が植えてくれたもの。
花びらには僅かにピンクが入ります。


クレマチス。


数カ所で、南天などにしがみついて勝手に咲いています。


長く咲いていますが、そろそろ終りが近く少し汚れてきました。
今は日陰の花が見頃です。


小生にはテッセンと言った方が馴染みがあります。
テッセンのイメージは青紫ですが、我が家にあるのは白だけです。
ヤマボウシ。


今がほぼ満開です。しかし、今年は花数が少ない。


例年と変わらない剪定をしたつもりながら、なにが原因でしょう。
それでも清々しい色です。
僅かにアイボリー色が残っています。純白になる直前が汚れがなく一番綺麗と感じます。


実は白い花びらに見える4片は総苞片と言われるもので、本当の花は中心にある小さい丸形のもの。
あらゆる所に雑草化して咲いているのがこの花。


植物音痴の小生、昔はマーガレットが雑草化したものと思っていました。
増えすぎて困り、少々調べた結果一旦はシャスターデージーと結論づけ。
再び調べ直した結果、フランスギクということに落ち着きました。


邪魔になるところは極力切り倒しており、一時よりは大分少なくなりました。


入り口正面にあるオオデマリ。


見事に咲いていましたが、満開の時に強風でみな落ちてしまいました。撮りそびれてしまったのは残念。
そして、紫の花は、まずシラン。


一時、霜害と思われる影響で少なくなりましたが、再び増殖。
一番群生化しているのが育苗ハウスの前。日当たりが良いのでピークは少し過ぎたかもしれません。


このくらい数があると赤紫が際立ちます。
もう一つの庭とは言えない所に群生化したシラン。


こちらは庭の一角にあるシラン。やや日陰なのでこれからが見頃。


こちらはアヤメ。


草丈数十㎝の小型のアヤメです。
色は正確には青紫。


アヤメの特徴は花びらの付け根に黄色の網目模様。
こちらも育苗ハウスの前に次第に群生化してきました。
もう1カ所、群生化してきたところがあります。


今回気付いたのが花びらの色の濃いアヤメ。明らかに違うようです。


白のアヤメが混じっています。


数年前から纏まって出るようになりました。
今週から雑草の刈り払い作業を始めたところです。一服時に花を眺めて癒やしを得ます。


忙中閑は庭の花で和む

2024年05月08日 | 

農繁期と言う言葉は今や農村部でも死語に近いでしょうか。
田植えの時期でも大勢が田んぼに出ているような風景は見なくなりました。
それでも多少田んぼや畑をやっていればこの時期はやはり忙しい。
歳を重ねるにしたがい疲労感を感じるのもしょうがないかもしれません。
そんな時、ちょっと一服、庭の花で和みます。
5月に一番目立っているのはボタン。


例年満開になるのは早くても5月早々と言ったところです。今年は4月中にほぼ満開になりました。
これは珍しく、4月の気温がいかに高かったかが分ります。


古いボタンながら、大きな花を眺めるとこちらも気持ちが晴れ晴れした気分になります。


この赤のボタンは間もなく終りです。見頃なのは白のボタン。


一輪だけでも結構存在感があります。
他の花も終わっているものがありますが、少々撮っていたものを幾つか。
ハナカイドウ。


昨年ほどではないものの今年もよく咲いてくれました。


アズマシャクナゲ。


残念ながら大株のアズマシャクナゲを枯らしてしまいました。残っているのがこの小さな株。


小生の好きな花なので数輪でも咲いてくれれば嬉しい。
シバザクラ。


以前はピンクのシバザクラもありましたが、いつの間にか姿を消しました。


ボケ。


玄関近くにあり、トゲもあるので常に強剪定しています。
しかし強く必ず伸びてきます。花は白とピンクが混じり可愛い。


チューリップ。


助っ人が何種類か植えてくれました。


放任なので見栄えはイマイチながらやはり季節を感じさせてくれる花です。


モクレン。


紫木蓮。家裏の日陰のため他ではすっかり終わった頃にようやく咲いてきます。


これも大きくならないよう強剪定しています。それでも何輪か咲きます。
ヤマツツジ。


何株かあるうちの早いものは4月末から咲いてきました。


ヤマツツジは個体差があって咲き揃うまで半月ほど要します。今が満開のものが多い。
こちらは番外のタイワントキソウ。


玄関に置かれている助っ人作の鉢植え。


花で和み、働く気力が湧いてくるような気がします。

ツバキ数種が短期間に次々と満開

2024年04月27日 | 

藪ツバキと侘助ツバキが満開になったことを過日記しましたが、他のツバキ数種も短期間のうちに次々と満開になりました。
4月半ばから満開のツバキが出始め、1週間ほど前がピークでした。
例年はもう少しツバキの種類によって早晩がありますが、今年はかなり集中しています。
4月になって気温が高かったことが影響していると思われます。
4月半ばにはほぼ満開なった桃色の八重ツバキ。


このツバキは昔からあった古いツバキです。
例年はむしろ他のツバキより咲くのが遅いくらいですが、今年は早い。
これは別の場所。こちらも早い。


このツバキはすっかり開くと間もなく汚れやすい。しかし、今年は綺麗です。好天が続いたためでしょう。


近年、花数も多く昔より見応えがあるような気がしています。
他のツバキは多くは30数年前に伯母から譲り受けたものと聞いています。
この絞りのツバキが最も早く咲き出しました。


他のツバキより満開までには多少日数が掛かっています。
八重で薄いピンクに紅の絞りで葉に厚みが感じられる特徴的なツバキです。


他の絞りより光沢があり引き締まった落ち着いた雰囲気です。


こちらは紅と白の八重の絞り。


例年、花数は多い。今年も圧倒的と言ってよさそう。


同じ絞りでもボリュームがあり、花数が多いこともあって派手な印象です。


こちらは深紅の八重のツバキ。


数日前に満開になりました。


一つ一つの花のボリューム十分で存在感があります。


鮮紅色ではなくと深紅の花弁のため落ち着いた雰囲気で好ましい。まだ蕾があるのでもう少し愉しめるでしょう。
こちらは白の八重のツバキ。


例年、咲くのは最も遅く、他のツバキが満開の頃に咲き始めのことが多い。


今年はすでに満開を過ぎ、例年に比べると他のツバキとの差がありません。天候の影響が大きいようです。



花が大きく純白で清々しい気分にさせられます。一方、咲き終わった後の汚れや散るのが早いことが難点でしょうか。
ツバキは藪ツバキや侘助ツバキも含め咲き始めから長い間愉しめます。


スイセンの種類が増えた

2024年04月24日 | 

4月は花壇や庭先など至る所でスイセンが花盛りです。
我が家では庭とも言えない所にスイセンが咲いています。
先週がピークで今は盛りを過ぎました。早晩あるので2週間くらいの間に撮ってみました。
庭にあるスイセンは母が生前植えたものですが、近年は助っ人があちこちに植えています。
知らぬ間に種類が増えたようです。
2月中から咲いたニホンスイセンに続いて3月末から咲いたミニのラッパスイセン

黄色一色。4月半ばくらいで終わっています。


よく見られるラッパスイセンですが、花弁と副花冠の形と色の組み合わせで違いがあります。
典型的なラッパスイセン。


アイボリー色の花弁に黄色の長い副花冠。


洋種のスイセンは色が鮮やかで大柄なものが多い。


白と黄色。


白とオレンジ。




これは白一色のラッパスイセン。




これは八重のスイセンと言っていいのでしょうか。


花弁の色に違いがあります。




これは房咲きのスイセン。但し殆どが2輪です。


アイボリーと橙の組み合わせで、花が小さくニホンスイセンの形に似ています。


これも房咲きで小さくニホンスイセンに似ています。これも2輪。


黄色一色。葉っぱが細い筒状ですが、スイセンに間違いないでしょう。


洋種のスイセンは育てやすいようで、方々で沢山見かけるようになりました。