きもの・・・美しい夏の女

今朝は早い時間から活動開始。
午前中の会議を済ませて、ひさしぶりに路面電車に乗った。
車内はもう冷房がはいっている。

ちょうど昼時。真昼の太陽がまばゆい。

どこの停留所だったかは覚えていないけれど、一人の老婦人が乗り込んできた。
やや紫を帯たベージュの無地着物に、ウコン色の帯が艶やかさを添えている。やや透け感のある夏の装いで、そのなんともいえない上品さが素敵で、目が釘付けになってしまった。

大橋通の電停で、その婦人も下車する様子。　
私はつい引き寄せられるように、持っていた携帯のカメラで盗み撮りしてしまった。

きゃっ！これじゃぁまるでストーカーじゃないかっ!
でも本当に、すごく素敵だったのです。
ああ、私もこんな老婦人になりたい!!!!!っと、本当にそう思ったのです。

これ以上出せるのか、と思うほど肌をぬき出しにした若い女の子たちのすぐ隣りで、その人は静かに大人の色気をはなっていた。
梅雨に入ったばかりの晴れ間、蒸し暑い周りの空気とはまったく違う、涼やかで美しい振る舞い。
どんなふうに暮らしたら、こんな大人の女性になれるのだろう・・・・。

ああ、私もこんな大人になりたいよーーーーーっ