あおぞら

仕事や家族、犬のこと。いろいろつれづれに書いております。とびとび更新ですがよろしくお願いします。

家庭の味

2005年01月11日 00時15分51秒 | 食材・食品紹介
人にはそれぞれ家庭の味があるものらしい。年末年始のTV番組で、芸能人が数人にて、その人たちのお母さんに内緒でお弁当を作ってもらって、どれが誰のか訪ねたシーンがあった。

数個のお弁当が並んだが、そのとき、「あ。それは間違いなくオレのや!」とおのおのが自分の母親のお弁当を言い当てていた。中にはおかず全てが冷凍のミックスベジタブルの炒め物だったりして、決してファンシーな手の込んだお弁当ではない。だけど、ちゃんとその中にいろんな思い出が詰まって記憶の中にとどまっている。

うーん。自分の場合を考えてみる。私の母は正直、料理がうまかった。(→今もうまいのかもしれないが、前のような料理をしなくなった。年をとってきたし、いろんな数値を気にして薄味で煮物ばかりだ)

小学校の頃。学習塾の帰り。冬の寒い時。授業が終わって外に出てみると、そこにお母さんがなにか包みを持って立っている。「遅くなったね、おなかすいたでしょう!」そういって、包みを開けると、ほのかにまだ温かみが残る焼きたてのおかずパン。たまねぎとコーン、かつおぶしがマヨネーズとともにパンに乗っかっている。母が塾が終わる時間を見計らって焼いてくれた手作りパン。あの頃、冬のお風呂場にはいつもパンの生地が程よい温度で発酵するのを待っていたものだ。

また。お弁当と一口に言っても、いろんなものを持たせてくれた。グラタン、ミートパイ、ドライカレー、クッキー、マドレーヌ・・・・。数え切れない。

そうそう。近くの駄菓子屋で同級生と一緒に妙に赤い飴や、冷蔵庫に入っていないヨーグルト(らしきもの)をかって食べたかったが、親に許してもらえなかった。着色料や防腐剤がたくさん入っているから、だめ。ちゃんと手作りのものを食べて欲しい、ってことで、学校から自宅に近づくたびに、焼けるケーキやクッキーの匂いが漂ってきたのを覚えている。

大人用に隠してあったウィスキー入りのお菓子を知らずに友達と食べて、赤い顔になったこともあった。

ってなことを思い出しながら、今日はハンバーグを作った。母の作ってくれるハンバーグは柔らかかった。それはなぜかというと。たくさんの野菜を入れるためだ。お肉とたまねぎなら誰でも入れる。それににんじんやその他のいろんな野菜が一緒に入っているのが我が家流だった。

みなさんもきっと食にまつわるいろんな思い出があることでしょう!
(いや、家庭によっては食じゃなくて、音楽だったり、スポーツだったりするのでしょうね。)
こんな大切なエピソードは忘れる前にみなさん、ちゃんとどこかに書き残しておいたほうがよいですぞん!


貴方はこの話、信じますか?(食へ不安)

2005年01月11日 00時00分38秒 | 食材・食品紹介
私は同僚からこんな話を聞きました。

ある鹿児島の養豚場の社長が言っていたそうです・・・。

豚の飼料にかかるコストが高いので、何とかコストを削減する方法が無いものかと思っていた。
ある日。コンビニの裏でアルバイトの男の子達が賞味期限切れをしたお弁当を捨てているのを目撃。賞味期限が切れているといっても、別に悪くなっているわけではない食べ物なので、それを安く譲り受ける交渉をして、その結果、大幅なコスト削減ができるようになったと喜んだそうな・・・。

その後半年してから。豚の体調に異変が起きた。お母さん豚の羊水がにごり、汚くなってきた。そして死産まで出る始末・・・。その社長が一生懸命考えた。何が半年前と違うのか。それはどう考えても飼料を変えたことに他ならなかった。

もうこうなってしまったらコストどころの騒ぎではない。社長はすぐに飼料をもとのものに戻したという。

後日。私がこのエピソードをA食品会社のマーケテイング部の方に話したところ。「え?知らなかったんですか?そうですよ。それは常識です。コンビニで買ってきたお弁当に入っているご飯を冷蔵庫に入れても、自宅の日やご飯のように硬くなりませんよね?ご飯を炊く前のとぎ汁はいろんな薬品が入っているから真っ白なんですよ。」という。

ふーむ。それはそうかもしれない。それ以来、怖いのでコンビニでお弁当は買わなくなった。

その後、そんなエピソードを今度は別のB食品会社の役員と話す。
すると今度は。「コンビニはきちんと衛生の勉強もされているし、悪いものをどんどん排除しようとしていますが、問題なのはデパ地下ですよ。」とおっしゃる。

えええ??「デパ地下の裏にはたくさんねずみが走っていて、衛生管理の意識が低いんですよ。それに。そこで売られているお豆腐なんて、ずっとホコリが舞う中で水に漬かっている。どう考えても、雑菌は入り放題。あんなもの怖くて買えません。でも、一番怖いのはフルーツや野菜のジューススタンドです。火を通してないから不衛生です。しかもあの空気の中で・・・。」ですって・・・。

こうなったら、何を信頼して、何を食べたらいいのか、わからなくなる・・・。
それ以来、私はどんなに帰りが遅くなっても、自宅で食事を作って食べるようになった。
そしたら、遅い時間に食べるのと、一人暮らしなのについたくさん作りすぎてそれを食べてしまうので、ぐぐっと太ってしまった。

上記の例は私が実際に耳にした話ではありますが、どのエピソードも「聞いた話」で、実際に自分が検証して確認したわけではありません。どうか、この話があくまで「噂」でありますように。。。

でもね。みなさま、ご安心を。私はたくさんの食品業界の皆様とご一緒しますが、決して全ての「儲け主義」優先でお客様をないがしろにしているわけではありませんよ!こうしている間にも、顧客満足を掲げて日々努力されている会社がたくさんです。

消費者がしっかり賢くなって、そんな所を嗅ぎ分けて応援していきましょう!