釣り：雑感

釣りは野球やサッカーのように団体競技ではありません

一人で気楽に参加できますし、マイペースを守れます

しかも、沖釣り（船釣り）の基本は乗合い船ですから、全く違った職場や職業の方達の集まりです

各種の団体戦にみられるように職場単位というようなことはありません

我がツトム丸の常連さんやお客様も、ほとんどの方が全く別の職場です

（中には直結軍団長のＡさんと幹事長のＴさんのように、乗り合ったら高校の同級生に出会ったという稀な例もありますが。。。）



皆さんもそうでしょうが、私は同乗された方の職業は尋ねません

逆に尋ねられても「会社勤めをしています」という、極めて当たり障りのない返事をしています

詳しい仕事の内容や、会社名も話さないようにしています

（とは言っても、世間様に後ろ指を指されるような仕事ではありませんので、念のため）

せっかくの休みに楽しい時間を過ごすのに仕事の話は野暮ですし、万一仕事の関係先や競合先などということがわかれば、それまでの会話や雰囲気が変わってしまいます



ただし、同乗の方が家族の話をされるのは嫌ではありません

何故なら、それが利害関係になるようなことがないからです

私も差し支えない範囲内で、家族の話を返したりします

そう、「利害関係の無い関係」が気楽なわけです

せっかくお金をかけて遊ぶのに、遠慮したり、上下関係があったり、そんなの嫌ですね

ですから、職場の釣り好きな部下でも誘いません

誘われたら年に数回程度は付き合いますが。。。



釣りのもう一つの魅力に、年齢に関係なく上手い方には素直に教えを請えるというのがあります

還暦に近い年齢になると、年下の方から教わると言うことはなかなかないものです

ところが釣りのこととなると別です

例えば、私の直結釣りののお師匠さんは軍団長のＡさんです

私より一回り以上もお若いでしょうが、直結釣りの話を聞けるときは素直になれます

（もっとも普段は憎まれ口をきいてる同年代の仲乗りＭさんにも、泳がせや根物のことを聞くときは素直になれますが）



以前はゴルフに夢中だった時期があります

仕事でプラスになることはありましたが、息抜きという意味ではなかなかできませんでした

ゴルフも釣りと一緒で、あくまでも自分自身との戦いなのですが、いつの間にか競い合いになってたりします

しまいには嫉妬や何やで億劫になってしまいました



その点釣りは「自分自身との戦い」であり、「マイペースで楽しめる」のです


それに、ゴルフのときは嫁も時々癇癪を起こしてましたが、釣りには鷹揚に構えてくれます

（やはり釣果をご近所や知人に配れるのが。。。）



不思議なものですねぇ～



ＰＳ：明日は荒天のようで。。。残念です
　　　今週はお預けになるのかなぁ～