以前、
【 MIDIをオーディオ化して波形編集ソフトを使う場合、バラして出した方がいい 】
と言う事を書きました。とりあえず、このメリットは、それぞれのパートにエフェクトをかけ
られると言うメリットがあるのが最大の理由で、オーディオエフェクトには面白い効果が付く
モノが多いのでそれぞれのパートに特徴を持たせる場合にはそっちのほうがいいのでは?と言
う僕個人の考えです。
と言う事で、黒鍵だけで作ったビミョ~な音をバラしてそれぞれに過剰なエフェクトをかけ
てみました。
MIDIをオーディオ化した場合、当然ですが、トラックまるごとがオーディオ化されます。
この方法だとバリュー感たっぷりなので、いい音作りが出来ている場合だと魅力を感じる内
容なのですが、少なくともオーディオ化する前に
【 各パートの位置の設定 】
をしておかないと、音が濁り倒し結果的に音の間引きをしてしまうハメになります。
今回載せた 【 黒鍵だけで作った音 】 は、MIDIの段階で微妙に音を散らしているので
すが、もっとよく響かせる散らし方もあるとは思いますが、それを行ってオーディオ化をした
モノだったりします。(全面に出すぎている感があるので完全な調整不足ですね....。)
通常MIDIファイルと言うのは、
■ 同じ音量
■ ど真ん中
で鳴るような設定になっています。この状態は相当恐ろしい状態だと言えます。バンドで言うと
■ ドラム
■ キーボード
■ ベース
■ ギター
が、同じ場所で音を出している状態な訳です。情況で言うなら、バンドではなく曲芸の域に達し
た状態で音が鳴ってしまっていると言う訳です。
この状態だと音が混ざり合って打ち消し合うので結果的に濁る事があります。(と言うか濁り
ます。)
そこで、MIDIシーケンサでノートを打ち込んだ後には、音を散らす必要があるのですが、一旦
オーディオ化してそれを読み込み別々のトラックに再配置して利用すると言う事も一つの手段と
言えます。
この手の作業は、DAWだとオーディオ化せずともVstiを噛ませて(もしくは音源を使う)その上
からオーディオと同じエフェクトをかけられるのですが、MIDIシーケンサにはその機能はありま
せんからそれぞれの音にエフェクトをかけたいと思った場合だと
【 トラックごとにオーディオ化する 】
必要があると言う訳です。
今回は、その方法でトラックごとにオーディオ化して出力したものを
【 Music Maker Producer Edition 】
でそれぞれにエフェクトをかけたモノを置いてみました。
と言うか、ディストーションを極端にかけて歪ますとかした方が解りやすかったかもしれ
ないですね。
とりあえず、元のノートの段階でビミョ~なので怪しい出来ですが、とりあえず載せてし
まいます。