かわてつ日記 

三線弾いてハッピーライフ
クイチャーパラダイス三線教室(富山・高岡・金沢・野々市・京都・大阪)

怪しげな旅芸人

2013年08月09日 15時57分15秒 | 三線・沖縄
先週、大阪教室に来られなかったサンシンおじさんから後日談をメールでいただきました。
内容が面白かったので本人の承諾を得て掲載させていただきます。

怪しげな旅芸人

8月3日「青春18切符」で大阪教室へ向かう途中、列車事故のため大垣駅で足止めを食ってしまいました。

とても教室には間に合いそうもないので私はあきらめて名古屋へ引き返したのですが「青春18切符」を無駄にしたくない

と思いなおして、途中の岐阜駅から高山線へ乗ってしまいました。

サンシンを担いで白川口駅で降りて、昔よく通った白川でアユ釣り場を見学することにしました。

天気はよく水清涼なれどアユは釣れず目の前の7人ほどは30分経っても一匹も釣れない。あほらしくなって帰路についたのですが

近くの小山の頂上に白川寺というお寺が見えました。この山の上でサンシンの練習をしようと思いたち急階段を登っていきました。

車の道はなくこんな辺鄙なところに人は住んでいないだろうと思ったら、お婆さんが住んでいました。

私は山頂の狭い境内でサンシンを弾きはじめました。

お婆さんがお茶を持ってきてくれたまでは良かったのですが、なんと500円玉を差し出して、

「これをどうぞ。」

「いや、その、私は、えーと、そんな、※〇△×□・・・」

お婆さんは托鉢と勘違いしたのでしょう。

私が子供の頃に、よくそんな怪しげな托鉢の旅芸人が家の前に立つのでしぶしぶ小銭を差し出した思い出があります。

あっ、僕がその怪しげな旅芸人なんだっ。(汗) お婆さんはそんな時代感覚に違いない。

「托鉢」を辞書でひくと、「仏教用語で乞食ともいう。」と書いてある。

あっ、僕は乞食なんだっ。(汗)

「お婆さんっ、この500円はそこの賽銭箱へ入れておいてください。」

と言い捨てて、おおあわてで山を下りてきた。

おわり

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