かわてつ日記 

三線弾いてハッピーライフ
クイチャーパラダイス三線教室(富山・高岡・金沢・野々市・京都・大阪)

声楽家から見た真央

2014年02月25日 12時47分09秒 | スポーツ・健康
永江一石という方が声楽家の高田正人氏のブログを紹介していました。
この声楽家の高田正人氏の書いてることにとても共感したので引用します。


Facebook眺めていたら、素晴らしいコメントが流れて来た。

コメントを書かれていたのは声楽家の高田正人氏なのだが、同文をブログにも掲載されていた。ふだん人の言うこととかにたいして感銘とか受けない自分が、真摯に感動してイイネを1億回押しそうになったが押せないのでこちらで原文ママまで引用させて頂きます。

本文はこちら

http://yaplog.jp/dachin55/archive/519

ここに見に行って頂くのが最もよろしいわけですが、モバイルとかだと外部リンクのクリック率がとっても低い(見に行ってくれない)ので内容を引用させていただいた次第。Yahoo!にも事務所の許諾を頂いて投稿します。引用だと行替えが表示されないのですこし見にくいかも。


出遅れたけど真央ちゃんのフリーは素晴らしかった。 ショートが終わった時は、もう演技うんぬんよりも真央ちゃんが呆然と悲しそうな顔をして立っているのを見て、それはもう胸が張り裂けそうな思いで一杯だったけど、フリーで圧巻の演技が見られて良かった。演技が終わった瞬間感極まって泣いてしまった真央ちゃんと一緒に泣いた日本人も多い事だと思う。最後にあんな良い表情の真央ちゃんが見られて本当に良かったと思う。 オリンピックの舞台に立つというのはどのような気持ちだろう。 日本の代表として舞台の上に立つというのはきっと想像を絶するプレッシャーだろう。 僕は17歳の時から20年以上も歌を続けているけど、世界はおろか日本で3本の指に入った事すら1度もない。 大学からずーっと順位をつけられ続けるという世界に僕たちはいるけれど、例えば学年で何位とか研修所の同期で何位とか、その年のコンクールで何位とか、そういうものと「その世界の全ての日本人の中」で何位というのはまったく次元が違う。 例えばジャンプの葛西は7回目のオリンピック。 7回目という事は、28年間日本の3位以内に君臨しているということだ。 28年間、彼を超える次の世代のジャンパーはいなかったということだ。 それぞれの年の1位たちも、彼を超えられず、そして41歳の彼に今もまだ勝つことのできない何千という若きジャンパーがいるということだ。オリンピックの代表というのは確かに何十年かに一人の天才たちの集まりである。 *** ところで毎度フィギアの大会になると、キム・ヨナの点数はおかしいとか、審査がイカサマとかいうネガティブキャンペーンが始まるけれど、ああいうのは本当に気分が悪い。もう沢山ですという感じ。 ご丁寧に画像やイラストまでつけてこの採点はおかしいとか、エッジの傾きがどうだとか、簡単なジャンプで逃げて云々、とか、しまいにはブスなのに、とか、まぁどれだけ暇なのか、、ほんとどーでもいいんですけど。。 真央ちゃんを応援するのは大いに結構だが、そこから転じて他の国を罵倒するような尊大な愛国心はどうも苦手だ。 真央ちゃんに罵声を浴びせる韓国人もいる一方で、今回真央ちゃんが転んだ時に客席のロシア人の何人かがそれを嘲笑したことに怒りの声をあげて抗議してくれた韓国人もいる。どこの国にも良い人も悪い人もいる。 僕は今回のキムヨナの演技も素晴らしいと思ったし、ソトニコワの演技もそれはもう素晴らしくて、それに敗れたキムヨナも清々しい顔をしていた。 キム・ヨナも、「真央の涙に自分も込み上げてくるものがあった」とコメントを出したし、真央ちゃんだって幼少のころから長い間戦ってきたキムヨナに好意的なコメントを出し「キムヨナは私の人生にとって良い思い出」と言った。 こういう競技者たちの友情や尊敬の気持ちが、イカサマ云々で蔑ろにされてしまうのが悲しい。ネガティブキャンペーンを張る人たちは、氷上の彼女たちのああいう輝いた顔を見て自分が恥ずかしいと思わないのだろうか。 では、(今回の話とかではなく)、100歩譲ってそのような不正が少しあったとしよう。 でもさ、そもそも世界というのは不公平なものなんじゃないのか。 人間が(芸術や美しさなどの)目に見えないもの点数をつける以上、そこには何らかの主観的な想いが入り込んでくるし、公正なジャッジと言ってもなかなか難しい部分もあるだろう。 もちろんイカサマだってあるかもしれない。 僕たちだって海外のコンクールで明らかに1位では無い歌を歌っている人が1位になっているのを何度も見てきているはずだ← 「日本は不公平な国だ、評価が偏っている!」と言ってヨーロッパに行った先輩に数年後イタリアで会ったら、「イタリアはもっと偏っていた」って言っていたし(笑) 世界どこに行ったって、地元の人間を勝たせたい、自分の生徒を勝たせたい、そういう理由で偏ったジャッジが下されることは多々ある。 サッカーの試合でアウェイに行けばこちらの反則はすぐ取られ、向こうの反則は見逃される。 小さな町に行けば審判がお金で買収されていることもある。 それはもちろん不公平だ。 でも、それはどこに行ってもある事なのだ。 世界というのは'''「平等に不平等なもの」'''なのである。 大体小学校の頃から可愛い子や頭の良い子は先生に贔屓されてたじゃないか。 カッコいい子や足の速い子はそれだけで女の子にモテてたじゃあないか そこで理不尽や不平等なんてとっくに学ぶべきなのだ。 不平等なこの世の中でどう生きるか。 その不平等な世界の中でどう咲くのか。 その力を持っている者だけが残っていくのだという事である。 咲くものはどんな条件の中でも必ず咲く。 環境やジャッジに文句を言っている人というのは一生文句を言い続ける。 この短い人生において、そんな無駄な時間を生きるのは勿体なさすぎる。 だいたい真央ちゃんやキムヨナがジャッジに文句を言っているのを見たことが無い。 いつも自分の演技への悔しさは語るけれど、その目はもう次に向いている。 でなければ一晩寝ただけであんな演技はできないだろう。 僕たちの世界だってそうだ。 コンクールで負けました、オーディションに落ちました、それをジャッジのせいにしている人はずーっとそこから抜け出せない。 たとえそこに不正があったとしてもだ。 僕の周りにも、「日本はさー」「二期会はさー」といつでもぶちぶち言ってる人がいるけどそういう人はたいてい売れない。 次を向く事、明日を見る事、不正があるのならその世の中でどうやったら力を出せるのかを考える事。文句の前に動くこと、努力を続けること。 それができる人だけが残っていくのだと思う。 あのオリンピックの氷上にいる人たちはそういう人たちだと思う。 それは良い人とか悪い人とかではなく、生きて行く力の問題だと思う。 だからネガティブキャンペーンをする人たちに僕が嫌な気持ちになるのは、そういう人たちの生きて行く力の弱さを見たくも無いのに見せられているからだな、と思う。 人の事を言っていても自分の事を言っていても同じ。 その場所で生きて行こうと決めたなら文句を言う間に進むこと。 世界を輝かせるのは自分なのだという事。 改めてそんな事を考えさせられたオリンピックフィギュアだった。 (※この文章は特定の記事や特定の個人に向けて書いたものではありません。この期間の様々な記事、ツイッター、メディア全てに対し思ったことです)
出典:うたうひとDACHONの人生奮闘記
自分のブログでこのコメントを引用させて頂いたら、いろいろな反応があった。否定的なコメントをされていた人もいる。多くは「不正をそのままにしていいのか」的なものだった。

しかし、考えたらわかる

フィギィア、ハーフパイプ、フリースタイルスキーのように、審判の主観が入る競技はそもそも完全に公平にしようが無いわけだ。A国の審判だからA国の選手に高い点をつけるという主張も、そもそもその審判の目には「本当に美しく」見えているだけなんじゃないか。

だって人間の先入観ってそんなものだし、物を見ているのは脳だから、人は1人ずつ見ている物が違うんです。ある人には幽霊やお化けが見えるけど他の人には見えないなんて普通でしょ。気分が明るいときには景色も明るく見えるし逆の時は暗く見えるじゃ無いですか。

韓国人ファンの目には我々とは逆で、キムヨナの演技のほうが真央ちゃんよりもずっと美しく見えていると思いますよ。だってそれが人間というものだから。

では機械が診断して技の難易度レベルだけで競わせようとなったらそれはもうフィギィアではないです

偏ってても不平等でも、それでも世界は美しいということを高田氏はおっしゃっている。人にあれほどの感動を与えたのであれば、メダルなんてどうでもいいことだ。自分は真央ちゃんの演技を一生忘れないよ。

高田氏は以下の公演の初日と最終日に出演される予定です。クラシックとかオペラには全く縁が無い私ですが、思わず調べて行ってみようかなくらいに思ってしまいました。

http://www.nikikai21.net/concert/week_2014.html


永江一石
WEB系マーケター&コンサルタント


新卒でリクルート → スプートニク設立 → ホリエモンのライブドア(現LINE)にM&Aされる→ 3年奉公してランダーブルー設立 3.11までのほほんとしていたが、震災を気に再起動。苦節2年半でブログが月間100万PVになったのでがんばって更新中。ネットの商品開発からサイトビュー設計、構築、集客、ソーシャルの本気活用までが得意のコンサルタント。灘中を退学になったトラウマで勉強が苦手。「金が無いなら頭を使え。頭が無いなら手を動かせ」が口癖です(イヤだわ〜) 著書6冊(PHP、マガジンハウスなど)

女子フリー

2014年02月21日 21時23分27秒 | スポーツ・健康
ウルトラスーパーハイパーでーじ面白かった!

メダリストの3人は3人とも凄かった!感動です。

それぞれの点数は妥当だと思います。
(もちろん真央ちゃんの点数も)

この時期特に彼女らの点数をあーだこーだいう輩がネットなどに現れますが(笑)、鼻で笑って『そういう見方もあるかもしれませんね(笑)』ぐらいの広い心で見守ることにします。

テレビ放映の為の国際映像のスローを素人が見て『回転不足!』とか『エッジエラー!』とか『スカスカのステップ』とか言うな。
恥かくだけだからやめておけばいいのに。
こういう人は100パーセント自国の選手を贔屓してます。

自分の応援している選手の為にそのライバルを攻撃するのはやめましょう。人としての品格を疑われてもしょうがない…です。

そして真央ちゃん、やっぱり凄い(涙) 久しぶりに泣きました。
メダリスト+真央ちゃんの演技は歴史に残る名演技だったと思います。

その2

2014年02月19日 18時01分21秒 | スポーツ・健康
でもほんとうはジャンプとか点数とかどうでもいいんです(笑)

おいしいワインとチーズを楽しむように純粋にフィギュア観戦してもいいと思います。
それぞれいろいろな音楽を使って表現しています。
それを楽しんでください。
理解しようとせずに、感じてください。

たぶん選手もそれを望んでいます。

いつも思うのですが、実況アナウンサーうるさい!

だいたいアナウンサーになるような人はもともとおしゃべりだからしょうがないか・・・。
しゃべるより無言のほうが伝わることだってあるのです!
緊張感や余韻を感じたいときに、どんな名セリフも邪魔!!!!!!!
頼むから黙っててくれ!

ちなみに中国の李子君選手は大阪教室の恵理子に似ている(笑)
スウェーデンのビクトリアヘルゲジョン選手はIKKOに似ている(笑)



女子シングルをさらに面白く見るために・・・その1(点数)

2014年02月19日 05時09分52秒 | スポーツ・健康
まずは前置きです(長いです)


男子シングルの報道を見ていると、
「ショートプログラムを終えた段階で11位の町田選手と3位の選手との点差はわずか3.5点。これは十分メダルを狙える点差です!」
みたいな解説しかしてなかったような・・・・。
でもさ、だいたいどういう点数のつけ方をしているのかを知らないと(点数の重み)イマイチぴんと来ないのでは?と思いました。

「転倒すると1点減点」
これはわりと知られています。
それと3.5点を比べるとなんか3.5点はかなり厳しいようにも思えてしまいますよね。


というわけで点数についてかんたんにかんたんに説明します。
とりあえず、ジャンプについてだけ説明しますね。

フィギュアはそれぞれの要素に点数がつきます。
ジャンプも種類・回転数・出来映えによって点数がつきます。
点数の幅は、女子で一番点数の高いジャンプであるトリプルルッツ(3Lz)を例にとるとルール上は8.1点~2.1点もの開きがあります。

この3Lzをごくごく普通に跳んだとすると
6.0点(基礎点)で出来映え点(GOE)は0点で合計6.0点のジャンプになります。

で、この3Lz回転数がちょっと足りないと判定されて(アンダーローテーション)さらに転倒したとします。
7割の基礎点4.2点と出来映え点がマイナス2.1点で合計2.1点になってしまいます。

さらに完全に少ないと2回転としてみなされてたら(ダウングレード)さらに点数は開いてしまいます。
基礎点は2.1点で、GOEはマイナス0.9となり合計1.2点になります。

だから演技後のスローで「回ったか回ってないか」を気にするわけです。

この出来映え点についてですが、上記は最低の出来映えである転倒を例にしました。
実際には高さ、飛距離、姿勢、着地、着地後の流れ、正しい跳び方などで判定されます。

みなさんは、回転数が足りてるかどうかと、高さや飛距離や流れなどを比べてみるとわかりやすいかもしれません。



おまけです

高橋選手のフリーの4回転トーループは転倒そしませんでしたが、3回転とみなされさらにGOEでもマイナスとなり2.1点でした
(基礎点4.1点、GOEマイナス2点)
町田選手のフリーの4回転トーループは転倒でしたが、4回転とみなされました。GOEはマイナス3点で合計7.3点でした
(基礎点10.3点、GOEマイナス3点)

つまり、「最悪転倒しても回り切れ!」これがひとつのポイントになりました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・前置き終わり



さて本題です。

女子では大技の4回転はありません。
3回転ジャンプの点数の幅は基礎点だけでいうと6.0点から4.1点となります。

ではどこで点差がつくかというと2つあります。
ひとつは前置きで述べた「出来映え点}(GOE)

そしてもうひとつはコンビネーションジャンプ

です

特にショートプログラムはジャンプは3回だけです(女子のショートでは4回転は跳んではいけません)。

1、単独の3回転
2、3+3もしくは3+2のコンビネーション
3、3アクセルか2アクセル

です

なぜコンビネーションジャンプで差がつくかというと、

一番高得点のジャンプに2回転ジャンプをつけた点数(3Lz+2Tは6+1.3)は7.3点ですが、
3Lz+3Tは6+4.で10.1になります。

キム選手やリプニツカヤ選手は
3Lz(トリプルルッツ)+3T(トリプルトーループ)のコンビネーションを跳んできます(基礎点だけで10.1点)

村上選手や鈴木選手やコストナー選手は3T+3T(8.2点)です
もしかしたら浅田選手は3F+3Lo(5.3+5.1=10.4点)か3Lo+3Lo(5.1+5.1=10.2)をやるかもしれません。


そしてみなさんご存知トリプルアクセルです。
団体での3アクセルは最悪の結果でした。
2アクセル(3.3点)と認定され、さらに転倒でGOEはマイナス1.5となり合計1.8点しかとれませんでした。

もしこれが、3アクセルと認定されていれば転倒しても8.5マイナス3点で5.5点もらえました。
浅田選手以外は全員2アクセル(3.3点)なので、最高の出来映えで演技後半(点数が1.1倍になる)に跳んだとしても4点ぐらいにしかならないのです。



すべての武器を楽器に

2014年02月07日 11時43分38秒 | 三線・沖縄
「すべての武器を楽器に」
この言葉はみなさんもご存知ですよね。
「花~すべての心に花を」の作者である喜納昌吉さんの言葉です。
それと似た言葉に最近出会ったので紹介します。

「タイのケシ畑を梅林に」

まずはサンシンおじさんからのメールを紹介します

2月4日から一週間タイのチェンマイへ桜の植樹に行ってきます。 2月1日はそのための桜苗の準備(輸出の検疫対応)をせねばなりません。 その経緯は、 昨年11月に大学のOB会があり、恩師がこの計画を話され有志を募られました。 自称桜の専門家としては一肌脱ぐしかないと応募しました。 この先生は、東南アジアのケシ栽培地に梅の木を植え続けて有名な先生です。名前が何と梅林先生です。

すばらしい取り組みですね!

タイのケシを梅林に

梅林先生のブログ

タイチェンマイ植林活動

コンサートのお知らせ

2014年02月03日 19時19分43秒 | お知らせ
日時:2月11日(火・祝) 1時ごろ

集合時間 11時半

場所:光徳寺(富山県高岡市細池425 0766-22-4527)

プログラム

1、オープニング 肝がなさ(1~3)
2、あいさつ 「はいさーい!」
3、一緒に唄いましょう 安里屋ゆんた(遅3、早2)
4、楽器紹介 三線と三板
5、三板体験 ゆんた(早2)
6、てぃんさぐぬ花(1~3)
7、衣装紹介
8、試着タイム
9、芭蕉布(1~3)
10、十九の春(全)
11、童神
12、エイサー(本調子のみ)
13、カチャーシー体験(唐船ドーイ)
  涙そうそう

進行状況により変更の可能性あり

*三板体験で三板を配る係りと試着タイムで着物を着せる係りはエイサー隊で
*てぃんさぐでは北山センター、その両端に佐々木と舟崎、さらに立浪長田
*芭蕉布が終わったらエイサースタンバイ
*会場入りしてもすぐに着替えないでください

以上よろしくお願いします