>そもそもロックフェラー3世がダレス特使の文化問題顧問として日本に派遣されたのは、トルーマン大統領が1951年に 「心理戦略本部」(PSB:Psychological Strategy Board)を創設したことに由来しています。
>ですからロックフェラーの機密報告書「英語教育プログラム」も、日本にたいする心理戦すなわち「いかにして日本を『半永久的な米国依存の国』にするか」という戦略の一部として提案されたものでした。
日本は根っから甘えの国ですからね。米国依存はお似合いですね。
>松田武『戦後日本におけるアメリカのソフト・パワー、半永久的依存の起源』(岩波書店)は、1951年1月に日本政府と対日講和条件を協議するために東京を訪問した時のダレス国務長官を次のように描写しています。
>「ダレスは公衆の面前では、日本のことを『戦勝国によって指図される国』ではなく『相談される当事国』と表現し、雅量のある調子で語った。しかし私的な場所では、解決すべき主たる重要な問題は『我々の好きな場所に我々の好きなだけの期間、我々の好きなだけの軍隊を駐留させる権利を手に入れることではないのかね』と側近に語った。…そして実際にアメリカ政府は、日本の領土内に合衆国の基地システムを保持することに成功した。」(126頁)
自己の意思を表明すれば、当事者・関係者となる。意思を表明しなければ、傍観者にとどまる。
日本人には、意思がない。意思は未来時制の文章内容であるが、日本語文法には時制というものがない。だから、日本人には意思がない。我が国は、世界の中にあって、世界に属していない。
>こうして日本は、沖縄の基地問題に象徴されるように、アメリカ兵が犯罪を犯しても、垂直離着陸機オスプレイが事故を起こしても、政府が独自に調査し処罰できない軍事的従属国になっています。そして軍事的に従属しているだけでなく文化的にも従属するようになり、「アメリカのものは優れているが日本のものは劣っている」と思考形態をいつのまにか身につけてしまいました。
日本語には階称 (言葉遣い) というものがある。我が国は伝統的な上下思考の国ですね。自分の身体と子供は自分自身で護る。これは、アニマルの鉄則です。我々はアニマルに劣るのか。
>というよりも軍事的従属は、英語教育などを通じた文化工作の結果として生まれた文化的従属の結果でもありました。あるいは軍事的従属は文化的従属と手を携えながら進行したと言うべきでしょう。
人類の知的財産の大半は英語の文献として蓄えられています。この知的財産を我々日本人は自由に活用できるようにするのが最善の道でしょう。軍事的従属は、他力本願・神頼みです。文化的従属は、井の中の蛙の立場に起因するものです。
>その典型例がカタカナ語の氾濫です。明治の知識人は外来語を何とか日本語に移し替えようとして悪戦苦闘しながら新しい語彙・新しい日本語を創造する努力を積み重ねて来ましたが最近はそのような努力を放棄して、英語教師でさえ意味のとりづらい「コンプライアンス」などという語を、NHKでさえ平気で使うようになってきました。
‘compliance’ とすべきですね。カタカナ語はローマ字 (alphabet) で綴るべきです。そうでなければ、英語を知っているつもりになっていても原書が読めない。外国人にも、カタカナ語を英単語で書いて示せない。
>これは老人や子どもにとって生活上の障害になるだけでなく、明治の知識人が外国語と格闘するなかで日本語を磨き、それを土台にして創造力を鍛えてきた先達の遺産を放棄するという意味で、知的退廃につながっていきます。
二千年前の漢字を使えば、その数は限られ、意味も限られてくる。我が国に押し寄せる非漢字圏の言語を漢字で処理することはできませんね。漢字は本来、中国人の考えを表すために造られたものです。外国人の考えを表すために造られたものではない。
>日本のノーベル賞受賞者の多さも、このような先達の知的努力が生み出したものの成果だとも考えられるからです。
日本のノーベル賞受賞者も英語のおかげで受賞にこぎつけたのでしょうね。
>このような知的努力を放棄しているかぎり、小学校から英語を導入しても、そのような世代からはノーベル賞受賞者は決して生まれないでしょう。
日本語圏から日本のノーベル賞受賞者が出るのではなくて、英語圏から日本のノーベル賞受賞者が出ているのでしょう。
>それどころか、日本の進路を大きく左右しかねないTPP(環太平洋経済連携協定)という協定文書は、正式な交換文書であるにもかかわらず、政府はその日本語版を要求しなかったばかりか、全文の翻訳すらもおこなおうとしませんでした。
これは政府の怠慢によるものですか。
>こうして、国会議員は内容もよく分からないままTPPへの賛成を強いられることになりました。
国会議員もよくTPPの勉強しなくてはなりませんね。
>カナダが、英語国であるにもかかわらず、ケベック州の公用語が仏語であるという理由だけで、協定文書の仏語版をも要求したのと、なんという大きな違いでしょう。
我が国は、英語に弱い国ですから、英語版が入手できると国会議員も助かりますね。
>これはまさに知的退廃の極みです。これでどうして国益を守ることができるのでしょうか。これでどうして安倍首相の言う「美しい国」を築くことができるのでしょうか。
貴方は、知的退廃から逃れる術を何かお持ちですか。
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>ですからロックフェラーの機密報告書「英語教育プログラム」も、日本にたいする心理戦すなわち「いかにして日本を『半永久的な米国依存の国』にするか」という戦略の一部として提案されたものでした。
日本は根っから甘えの国ですからね。米国依存はお似合いですね。
>松田武『戦後日本におけるアメリカのソフト・パワー、半永久的依存の起源』(岩波書店)は、1951年1月に日本政府と対日講和条件を協議するために東京を訪問した時のダレス国務長官を次のように描写しています。
>「ダレスは公衆の面前では、日本のことを『戦勝国によって指図される国』ではなく『相談される当事国』と表現し、雅量のある調子で語った。しかし私的な場所では、解決すべき主たる重要な問題は『我々の好きな場所に我々の好きなだけの期間、我々の好きなだけの軍隊を駐留させる権利を手に入れることではないのかね』と側近に語った。…そして実際にアメリカ政府は、日本の領土内に合衆国の基地システムを保持することに成功した。」(126頁)
自己の意思を表明すれば、当事者・関係者となる。意思を表明しなければ、傍観者にとどまる。
日本人には、意思がない。意思は未来時制の文章内容であるが、日本語文法には時制というものがない。だから、日本人には意思がない。我が国は、世界の中にあって、世界に属していない。
>こうして日本は、沖縄の基地問題に象徴されるように、アメリカ兵が犯罪を犯しても、垂直離着陸機オスプレイが事故を起こしても、政府が独自に調査し処罰できない軍事的従属国になっています。そして軍事的に従属しているだけでなく文化的にも従属するようになり、「アメリカのものは優れているが日本のものは劣っている」と思考形態をいつのまにか身につけてしまいました。
日本語には階称 (言葉遣い) というものがある。我が国は伝統的な上下思考の国ですね。自分の身体と子供は自分自身で護る。これは、アニマルの鉄則です。我々はアニマルに劣るのか。
>というよりも軍事的従属は、英語教育などを通じた文化工作の結果として生まれた文化的従属の結果でもありました。あるいは軍事的従属は文化的従属と手を携えながら進行したと言うべきでしょう。
人類の知的財産の大半は英語の文献として蓄えられています。この知的財産を我々日本人は自由に活用できるようにするのが最善の道でしょう。軍事的従属は、他力本願・神頼みです。文化的従属は、井の中の蛙の立場に起因するものです。
>その典型例がカタカナ語の氾濫です。明治の知識人は外来語を何とか日本語に移し替えようとして悪戦苦闘しながら新しい語彙・新しい日本語を創造する努力を積み重ねて来ましたが最近はそのような努力を放棄して、英語教師でさえ意味のとりづらい「コンプライアンス」などという語を、NHKでさえ平気で使うようになってきました。
‘compliance’ とすべきですね。カタカナ語はローマ字 (alphabet) で綴るべきです。そうでなければ、英語を知っているつもりになっていても原書が読めない。外国人にも、カタカナ語を英単語で書いて示せない。
>これは老人や子どもにとって生活上の障害になるだけでなく、明治の知識人が外国語と格闘するなかで日本語を磨き、それを土台にして創造力を鍛えてきた先達の遺産を放棄するという意味で、知的退廃につながっていきます。
二千年前の漢字を使えば、その数は限られ、意味も限られてくる。我が国に押し寄せる非漢字圏の言語を漢字で処理することはできませんね。漢字は本来、中国人の考えを表すために造られたものです。外国人の考えを表すために造られたものではない。
>日本のノーベル賞受賞者の多さも、このような先達の知的努力が生み出したものの成果だとも考えられるからです。
日本のノーベル賞受賞者も英語のおかげで受賞にこぎつけたのでしょうね。
>このような知的努力を放棄しているかぎり、小学校から英語を導入しても、そのような世代からはノーベル賞受賞者は決して生まれないでしょう。
日本語圏から日本のノーベル賞受賞者が出るのではなくて、英語圏から日本のノーベル賞受賞者が出ているのでしょう。
>それどころか、日本の進路を大きく左右しかねないTPP(環太平洋経済連携協定)という協定文書は、正式な交換文書であるにもかかわらず、政府はその日本語版を要求しなかったばかりか、全文の翻訳すらもおこなおうとしませんでした。
これは政府の怠慢によるものですか。
>こうして、国会議員は内容もよく分からないままTPPへの賛成を強いられることになりました。
国会議員もよくTPPの勉強しなくてはなりませんね。
>カナダが、英語国であるにもかかわらず、ケベック州の公用語が仏語であるという理由だけで、協定文書の仏語版をも要求したのと、なんという大きな違いでしょう。
我が国は、英語に弱い国ですから、英語版が入手できると国会議員も助かりますね。
>これはまさに知的退廃の極みです。これでどうして国益を守ることができるのでしょうか。これでどうして安倍首相の言う「美しい国」を築くことができるのでしょうか。
貴方は、知的退廃から逃れる術を何かお持ちですか。
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