浅田真央選手のトリノ行きについて、連盟に多くの抗議メールが寄せられたそうです。
それを受けて、さすがにスケート連盟も緊急会議を開き、今後どうするかを考えたのだそう。彼らにとっては何とも気の毒な話です。
ただ、賢明にも浅田真央選手出場を訴えかけるようなことはしないそうです。改めて今回の経緯を説明すること、加えて次回以降の五輪で年齢制限を撤廃してもらうよう働きかけをすることについて主に話し合われたのだとか。
この件については、朝日新聞が社説で取り上げています。彼らも賛成という立場のようですが…
朝日新聞に問いたい。
天下の大朝日である以上、当然ウインタースポーツについての専門記者などがいるでしょう。
その人は今回のルール改正について、どういう態度を取ったのでしょうか?
「このような規定を作れば、一日生まれるのが遅れただけで五輪に出られなくなるかもしれない。女子選手とフィギュアの関係は非常に複雑なものがあるから、年齢制限は競技のよりよい活動のために妥当とはいえない」と反対するようなことを言っていたのでしょうか?
多分言っていないでしょう。
ルール規定については、別に秘密裏にしていたわけでもなく、こういう事態が起こりうることは容易に想像がつくのであり、もっと早くから問題にすることができたわけです。
当時問題にせず、今になって社説という形まで使って不満を言うのはどういう了見なのか。それとも、「今年の7月1日の時点で15歳になっていなければトリノ五輪に出場できない」というルールが難しくて理解できず、実際に9月生まれの浅田選手が優勝して初めて理解できたということなのでしょうか?
正直、マスコミが先陣を切って規定を批判しているのは、自分達の先見性の無さとご都合主義を誇らしげに誇示しているだけのように思えてなりません。
あと、医学的な根拠がさほどないという論調ですが、逆に言えばあるかもしれないわけで、GPに合わせて五輪の年齢制限を撤廃するというのが絶対に正しいという保証もない。むしろ五輪に合わせてGPにも年齢制限を課すべきなのかもしれません。
このあたりもご都合主義です。
また、ルールを変えさせてまで参加させるとなると当然恐ろしいばかりのプレッシャーがかかることは前にも述べました。
はっきり言って、ルールを変えて出場した場合は「当然に絶対に勝てるだけの選手だから敢えて参加させた」ということになり、金メダルだけが成功であり、それ以外は失敗というくらいの立場です。
もちろん、成功する可能性もあります。が、重圧につぶれて失敗する可能性だってあります。
そうなった場合、どうやって彼女の今後を支えてあげるのでしょうか?
せめてそのあたりについて少しでも配慮しているのであれば、私も多少はご都合主義に乗っかれましょうが、「仮に失敗したとしてもスケート協会はこういうやり方で彼女を支えてあげるべきだ。だから参加には何の問題もない」という話の類は全くありません。
勝てそうだから使うけど、失敗したら知らないよ。
そういう態度がアリアリで話になりません。
問題提起は少なくとも夏のうちに起こすべきでした。
今更大きな話題になっても、多分浅田選手に不安を与えるだけでしょう。
惜しいとは思います。でも、今回は諦めるべきでしょう。
なるほど、次回の時には体格的な部分で多少落ちているかもしれません。でも、表現力などを身につけているかもしれません。
前にも言いましたが一寸先は闇なわけです。
「何か勝てそうだから」という理由だけで失敗した場合を考えられずに絶対に出たいというわけでもない五輪に参加させられるよりかは、当初の予定通り、先を見据えて行くべきだと私は考えます。
最後に。
日本が提起しなくても、良心的などこかの国が第二の真央ちゃんを出さないためにということで年齢制限を撤廃するような提案をしてくれる可能性は高いでしょう。で、おそらく通ると思います。
浅田選手が実証したことで、フィギュアは若い方ができるかもしれない、という印象が強くなりましたが、間違っても旧共産圏(中国とか北朝鮮は今も)のような選手の人格すら認めないような科学的トレーニングを子供に課してメダルを取りにいく真似だけはしてほしくないものです。
それを受けて、さすがにスケート連盟も緊急会議を開き、今後どうするかを考えたのだそう。彼らにとっては何とも気の毒な話です。
ただ、賢明にも浅田真央選手出場を訴えかけるようなことはしないそうです。改めて今回の経緯を説明すること、加えて次回以降の五輪で年齢制限を撤廃してもらうよう働きかけをすることについて主に話し合われたのだとか。
この件については、朝日新聞が社説で取り上げています。彼らも賛成という立場のようですが…
朝日新聞に問いたい。
天下の大朝日である以上、当然ウインタースポーツについての専門記者などがいるでしょう。
その人は今回のルール改正について、どういう態度を取ったのでしょうか?
「このような規定を作れば、一日生まれるのが遅れただけで五輪に出られなくなるかもしれない。女子選手とフィギュアの関係は非常に複雑なものがあるから、年齢制限は競技のよりよい活動のために妥当とはいえない」と反対するようなことを言っていたのでしょうか?
多分言っていないでしょう。
ルール規定については、別に秘密裏にしていたわけでもなく、こういう事態が起こりうることは容易に想像がつくのであり、もっと早くから問題にすることができたわけです。
当時問題にせず、今になって社説という形まで使って不満を言うのはどういう了見なのか。それとも、「今年の7月1日の時点で15歳になっていなければトリノ五輪に出場できない」というルールが難しくて理解できず、実際に9月生まれの浅田選手が優勝して初めて理解できたということなのでしょうか?
正直、マスコミが先陣を切って規定を批判しているのは、自分達の先見性の無さとご都合主義を誇らしげに誇示しているだけのように思えてなりません。
あと、医学的な根拠がさほどないという論調ですが、逆に言えばあるかもしれないわけで、GPに合わせて五輪の年齢制限を撤廃するというのが絶対に正しいという保証もない。むしろ五輪に合わせてGPにも年齢制限を課すべきなのかもしれません。
このあたりもご都合主義です。
また、ルールを変えさせてまで参加させるとなると当然恐ろしいばかりのプレッシャーがかかることは前にも述べました。
はっきり言って、ルールを変えて出場した場合は「当然に絶対に勝てるだけの選手だから敢えて参加させた」ということになり、金メダルだけが成功であり、それ以外は失敗というくらいの立場です。
もちろん、成功する可能性もあります。が、重圧につぶれて失敗する可能性だってあります。
そうなった場合、どうやって彼女の今後を支えてあげるのでしょうか?
せめてそのあたりについて少しでも配慮しているのであれば、私も多少はご都合主義に乗っかれましょうが、「仮に失敗したとしてもスケート協会はこういうやり方で彼女を支えてあげるべきだ。だから参加には何の問題もない」という話の類は全くありません。
勝てそうだから使うけど、失敗したら知らないよ。
そういう態度がアリアリで話になりません。
問題提起は少なくとも夏のうちに起こすべきでした。
今更大きな話題になっても、多分浅田選手に不安を与えるだけでしょう。
惜しいとは思います。でも、今回は諦めるべきでしょう。
なるほど、次回の時には体格的な部分で多少落ちているかもしれません。でも、表現力などを身につけているかもしれません。
前にも言いましたが一寸先は闇なわけです。
「何か勝てそうだから」という理由だけで失敗した場合を考えられずに絶対に出たいというわけでもない五輪に参加させられるよりかは、当初の予定通り、先を見据えて行くべきだと私は考えます。
最後に。
日本が提起しなくても、良心的などこかの国が第二の真央ちゃんを出さないためにということで年齢制限を撤廃するような提案をしてくれる可能性は高いでしょう。で、おそらく通ると思います。
浅田選手が実証したことで、フィギュアは若い方ができるかもしれない、という印象が強くなりましたが、間違っても旧共産圏(中国とか北朝鮮は今も)のような選手の人格すら認めないような科学的トレーニングを子供に課してメダルを取りにいく真似だけはしてほしくないものです。