川の果ての更に果てに

Svensk,Danmark,Norges,Suomen応援ブログ

検査告発

2005-12-10 20:42:47 | 日々のニュース
やっぱり色々やっているということなんでしょうね。
マンションなどの耐震強度偽装問題で、全国の弁護士や建築士らでつくる「欠陥住宅全国ネット」が10日、構造計算や確認検査などの不正にかかわる情報提供を電話、メールで受け付ける「構造計算偽造・ずさん検査告発110番」を全国11か所で行った。各地から約200件の情報が寄せられ、建設業関係者からの内部情報とみられるものも約20件あった。内容は、「構造計算書で示された量よりも鉄筋やコンクリートを減らした」(ゼネコン元社員)、「検査会社の中間検査はあいさつ程度だった」(工事監理の1級建築士)など、施工段階の手抜き工事や民間確認検査機関の甘い検査ぶりに関するものが多かった。同ネット事務局長の谷合周三弁護士は、「今後も実施し、継続的に不正を監視したい」と話している。[読売新聞]
ただ、こういう検査の告発って中々他所からはできないですし、建築のことをよく知らない人には鉄筋の数がどれくらいあればいいのかなんていうこともよく分からないわけですし。
また、宣伝を広くやっているわけでもないでしょうから、どのくらい実効性があるかも疑問です。

むしろ、2ちゃんねるとかに専用の建築告発スレッドでも作って、一般の人からの疑問なんか受け付けた方がいいんじゃないですかね。以前書いたことがありますが、私は大工が梁を奇麗に折って、それを釘で止めているような様子を見たことあるわけですし、建築現場の近くを通りかかって、あるいは施主として疑問に感じたら携帯電話ででも写真撮影して、スレに画像を貼り付けて「これはどうなの?」と聞いてみたりできるところを作ればいいのではと思いますが。明らかに変だった場合はどこの建物か出せば、かなり問題にもなるでしょうし。以前盗作を指摘されて追放されてしまった漫画家さんとかもいましたし。

ひょっとしたら、もうあるのかもしれませんけれどね。
その場合は私が無知なだけということで。

講師が殺意を抱く時

2005-12-10 19:56:19 | 犯罪・刑事関係
生徒が教師を刺す、という事件はありましたし、生徒が生徒を殺害する事件もありました。
しかし、まさか教師が生徒を殺害するというのは…

京都の学習塾で講師の大学生が小学6年の女の子を刺して死亡させました。アンケートを取ると称して被害者と二人きりになったり、モニターの電源を切っていたりしていたことからすると計画的な犯行の可能性が高いようです。

最近はこういう事件も多いので、もう「何でこんな凶行を」などという議論は不毛な感さえあります。ので、それはやめましょう。
それでも理解できないのは、何故殺害するまでの恨みを抱くような職場にい続けたのかということです。この講師、大学生である以上は当然アルバイトでやっていたのでしょうし、バイトなら合わなければやめてしまえばいいだけのこと。塾もわざわざ配慮しなければならないくらい険悪な関係の児童がいるというのであれば、やめたいと言えば無理に続けさせることもなかったでしょう。よしんば続けさせるとしましても、京進は結構あちこちにありますから、別のところで教えさせれば良かっただけのことです。
そういう選択肢が取れず、何故殺人事件に発展するまでに至ったのか。その部分が分からない。たかだか小学生とうまくやれない、ということで講師は講師なりに悩み、どんどん闇に嵌りこんでいったということなのでしょうか。他の講師との間で色々情報交換や相談などができていたのか、そのあたりも気になります。

今回のような殺意を抱く講師は論外にしましても、妙な体罰を課したり、自殺したりする教師も多いわけで、教育現場で悩みを抱えている人が多いのは事実なのでしょう。
何か事件があれば生徒にばかりカウンセラーをあてていますが、今後は教える側にもカウンセラーが必要なのかもしれません。定期的に診断させた方がいいのではないでしょうか。もちろん学校・塾問わず。

さて、この講師は強盗致傷の前歴があるそうで、事件云々とは別に、何故こういう前歴の人物を教師にしたのかという疑問がでてきます(個人的な印象ですが、この講師の前歴と今回の殺人は全く質の違う犯罪であり、同一経緯で括ることは誤っているのではと思います)。
もちろん、雇う塾側にしてみましても、たかだかバイトなわけですから、興信所などに頼んで素性を洗わせる、というところまでは無理かと思いますが、せめて大学にどういう生徒か確認してみてもよかったのではないでしょうか。
一方の大学、停学処分ではなく退学処分でもよかったのでは、と思う部分もありますが、逮捕日時と停学期間を見る限り、起訴猶予か何かしてもらったようですので将来を考えたのかもしれません。退学にすべきだったというのは結果論なのかもしれず、こちらは仕方ないのかなとも思います。

ともあれ、遺族のみならず、塾の他の生徒、他の講師にもしっかりとした支援が行き渡るよう祈りたいところです。

おめでとう甲府

2005-12-10 18:51:49 | サッカー
何か、この圧倒的なスコアを見ると、判官贔屓からの甲府応援がちょっと引いてしまいかねません。
W杯のドローのことで一杯でしたが、J1・J2入れ替え戦の第二ラウンドが行われ、何とアウェーの甲府が6-2で勝利してしまいました。トータル8-3で甲府がJ1昇格。
実はこの試合も見ていないのですが、甲府はバレー選手が全得点を挙げたそうです。彼の獲得は大ヒットだった、ということでしょうね。
彼は確かかなり若い時から日本にいたはず、と思って調べてみましたら大宮に数年前、10代の頃からいたようです。ただ、そのあと、デンマークとかウルグアイとかブラジルのクラブを行き来しており、若くしてあちこち放浪した後、また大宮に戻ってきていたようです。
大宮もいい選手を手放してしまったなぁという印象がします。もちろん、置いておいたからといって、甲府並の活躍をしてくれたという保証はどこにもありませんけどね。

バレーはさておき、年間予算5億円のクラブ、ましてやかつては存続さえ危ぶまれたことのあるクラブです。そんなクラブがJ1昇格。苦難を知る人達には一際感慨深いものがあるでしょう。おめでとうございます。
甲府といえば、何といっても閑散とした感じのスタジアム。昔、仙台戦を観たことがありますが、FKの時に「建二さ~ん! 建二さ~ん」とけたたましい一サポーターが必死に仲田建二選手に声援を送っていたのが思い出されます。本人のプレーと全然関係ないそのことで、私は仲田選手が好きになってしまいました。
来季のJ2降格候補筆頭ではあるでしょうが、J1でできる喜びを存分に味わってください。

しかし、甲府を褒めるよりも、J1の意地はどこに行ったと柏に呆れる部分の方が大きいのも事実です。
まあ、柏も先に降格を決めた2チームに負けず劣らず、チームがバラバラだった印象がありますので、当然といえば当然なのでしょうけれど、あまりにも情けない。
素質ある若手は多いのですが、どうも中途半端なところで伸び悩んでいる選手が多い印象があります。選手を取り巻く環境にも問題があるのかもしれません。
サポーターが過激な横断幕を出すなど、ピッチ以外でも問題があったりするクラブですし、J2から出直せ、というところでしょう。

それにしましても、日立で育ち、レイソルを初タイトル(ナビスコ)に導いた西野監督は、自分を追い出したレイソルの迷走ぶりをどういう風に見ていたのでしょうか? 
確か西野では優勝できない、ということで彼を切ったんですよね。
その西野監督が胴上げされたシーズンに降格というのも、何となく業のようなものを感じさせる話です。

グループF+α

2005-12-10 06:48:30 | サッカー
FIFA単純すぎ。
参考:シード決定

C:アルゼンチン、コートジボアール、オランダ、セルビア・モンテネグロ
死のグループ、ズバリ当たりました。ズバリ賞をくれとFIFAに主張したいですね。
やっぱりアルゼンチンが嫌いらしいです。
巻き添えにされたオランダ、セルビア・モンテネグロが気の毒っていえば気の毒。
まあ、98年の時は甘かったんですけどね。クロアチアはともかく、あとは日本とジャマイカでしたし。
あれ以降急速に嫌われたんですかねぇ。何があったんだろう。
とにかく、これが偶然だったと言われても私は信じません。

で、当初版では分析を忘れていました。
まず、FIFAや一般の人々が期待しているほどコートジボアールは強くないと思います。前回大会のナイジェリア同様、いいところなく去るような気がします。
なので、残る3チームの争いになるはずですが、アルゼンチンはやはり一枚上。結局、オランダとセル・モンの対決でしょう。ダークホースと目していたセル・モンですが、オランダには勝てまい。
案外すんなりとアルゼンチン、オランダと行くのではないかという気がします。

F:ブラジル、オーストラリア、クロアチア、日本
ぬるい方ではあるでしょう。オーストラリアは戦力比較で勝ちを計算できる相手。アンゴラの方がより弱かったかもしれませんが、贅沢はいえません。
もちろん、計算できるだけで本当に勝てるかというと別、何せウルグアイに勝ったわけですし、久々の出場で国中意気が上がっているでしょうし、監督がヒディンクですし…
クロアチアはどうでしょうか。
多分、クロアチアに勝つよりはブラジルと引き分ける方が簡単だと思います。
守備力が高い上に現在のクロアチアはまず取られないことに主眼を置いていますから、日本の攻撃で崩すのはまず無理でしょう。
ただし、攻撃パターンが少ないので、日本ディフェンスが守りきることも不可能ではないでしょう。実際クロアチアは予選でハンガリーやマルタを崩せずドローというパターンがありましたし。プルソが右サイドに流れて起点になられた時にどうすんの、というところがありますけど、そこさえ何とかすれば。
98の時ではありませんが、1勝1敗1分を狙える組ですね。というか、それを狙うしかないでしょう。
ブラジルについては言うことはないでしょう。彼らの立場に立ってみれば前回同様、組み合わせに恵まれましたといいますか、恵んでもらったのかもね。

B:イングランド、パラグアイ、スウェーデン、トリニダード・トバゴ
まあ、予想の範囲内。OKでしょう。
予選で二敗したクロアチアと似たタイプのパラグアイが若干鬱陶しいですが、ドローでOK、あとは得失点差でという心意気で望めば問題ないでしょう。連中得点力がないですからね。
トリニダードトバゴは大勝が臨めますし、イングランドはチーム力比較はともかくとしまして、最近分のいい相手です(直近の親善試合では負けていますが)。ユーロ2000のことがあるので、彼らはスウェーデンに頭も上がらないはずですし。
注:ユーロ2000の予選最終節の話。
イングランドは当時不振でグループ3位、最終節はグループ1,2位の直接対決で1位のスウェーデンは既に1位通過が決定していた。アウェーのポーランド戦で地の利もモチベーション的にも上がらず、ポーランドに譲るのではと思われたが、真面目に試合をして勝利。イングランドの2位をアシストした。

それは冗談にしましても、スウェーデンのユニを見るのは心理的に嫌なはず。
なので、1勝2分で通過してしまいましょう。

A:ドイツ、エクアドル、ポーランド、コスタリカ
ドイツは随分優遇してもらいましたね。エクアドルは低地では普通のチームでしょうし、ポーランドも力的には一段劣ります。コスタリカも同様。このグループで予選敗退なんてやらかしてしまえば、クリンシーとドイツ代表はバルト海に身投げしなければいけないかも(笑)。
逆に2位争いが面白いかもしれないですね。欧州では一番弱いと見越されたポーランドですが、このグループなら勝ち抜ける公算大です。

D:メキシコ、アンゴラ、ポルトガル、イラン
ニ強ニ弱という感じですね。組織で丁寧なサッカーのできるメヒコ、守備力の高いポルトガルが順当勝ちをおさめそうです。

E:イタリア、ガーナ、チェコ、アメリカ
ここも何気に厳しいグループですね。チェコやアメリカはベスト8まで進む力があるといわれていますし、中盤に怪物を揃えたガーナも侮れない相手です。個人的にはユーロ2004以降、上積みの少ないチェコが脱落しそうな印象がありますが、さてどうでしょうか。

G:フランス、トーゴ、スイス、韓国
スイスを決勝トーナメントに行かせてやろうじゃないか。そういう印象のグループですね。ただ、スイスにさえ勝てればトーゴ、韓国にもチャンスありでしょうか。
また、最近の調子ではフランスも磐石といえないでしょう。このグループで勝てなければまた暴動が起こりかねないとも思いますが(不謹慎ですみません)。

H:スペイン、チュニジア、ウクライナ、サウジアラビア
欧州の二つが有利でしょうかね。チュニジアもまあまあやりそうではありますが、地の利がないし厳しいでしょう。サウジはさすがに無理でしょう。