交野市立第3中学校 卒業生のブログ

中高年の

皆さ~ん  お元気ですか~?

ブレない信念が必要

2012-06-15 22:19:14 | 建て直し

┌───きょうの名言────────────────────────┐


  私は、自我を捨て、他者のために存在しよう
    という思いに支えられています。
それによって私は、自己を超えた存在となるのです。



        ロブサン・センゲ(チベット亡命政府首相)

                『致知』2012年7月号
                  特集「将の資格」より
   http://www.chichi.co.jp/monthly/201207_pickup.html#pick2

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チベットはいま、中国内のチベット自治区と、
ダライ・ラマ法王の樹立した亡命政府に
二分化を余儀なくされています。

ロブサン・センゲ氏は、
昨年の選挙でチベット亡命政府の首相に就任。
不当な弾圧支配からの解放と自治という
難題に取り組んでいます。

もともとは手違いから首相の候補者に
名前が挙がったというセンゲ氏。

誰一人頼る人もなく、多くの重大な決断を
次々と下さなければならない将の条件として、
まず、ブレない信念が必要だと主張。
チベットの人民とチベットの大義のために
最善を尽くしていると確信を持って言えることが
大事だと力説しています。

そしてもう1つ、センゲ氏を支えているのが、
上掲の思いです。
これは身近な仕事の体験に照らしてみると
非常に共感を覚えます。

いくら抽象的なお題目や体裁のいい言葉を並べ立てても、
そこに具体的な行動が伴わなければ、
仲間の信頼も成果も得ることができないでしょう。
また、1つひとつの行動も、
自分本位のエゴにもとづいて行っているうちは
たいしたことは成せないものです。

センゲ氏の言葉は、
自我を捨て、目の前の仕事に無心で取り組むことの大切さを、
教えてくれます。
その姿勢を貫いていると、天は思いもよらぬプレゼントを
与えてくれるのかもしれません。

センゲ氏のご健闘と、チベットの皆さんの幸せを、
願ってやみません。