行くならどっち?『旨い店』と『美味い店』

広島食い道楽雑記
食も出会いじゃけぇ、出会った限りは知らんとね!
『食』って人を良くするって書くんよ

七皿目 幸せを呼ぶ食べ物

2007-12-20 | 食雑記
七皿目 幸せを呼ぶ食べ物

これは何かわかりますか?


ならこれは?




これは「チョロギ」

先日、テレビで少し紹介されていたので見た方も多いのではないでしょうか。

少しグロテスクな形をしていますね。

う~む、見方によってはかわいく・・見えない!
1000歩ほど譲ってキモカワイイでしょうか。

存在自体は知っていましたが、テレビで広島県東広島市福富町は、千葉と並び
日本最大の産地と聞き俄然興味が湧きました。

チョロギとはなんでしょう。


チョロギが気になります。

まずは辞書で調べてみます。

草石蚕(ちょろぎ)とはシソ科の多年草。中国原産
晩夏に地下に生じる巻貝に似た塊茎は食用で、
赤く染めて料理に用いる「広辞苑より」

「長老喜」・「千代呂木」とも書く縁起物で、おせちで黒豆の上に彩として
のせられていることがある。

やはり見る機会はあまりまりませんが、縁起物のようです。


ちなみに今回は「ひろしま夢プラザ」で福富町の福福ちょろぎを買いました
広島市中区本通8-28 「ひろしま夢プラザ」

福福ちょろぎ  367円  

食感はレンコンのような感じです。
しかし、今回調べてチョロギで一番ビックリしたのが、チョロギとフランス料理の関係です。


※たとえばフランスの肉料理でジャポネーズ(日本風)とある場合、特にチョロギを付け合せに
含んでいるのが特徴とされる。
チョロギは新年の季語として歳時記にも載ってはいるが、日本を代表する食物とはとうていいえまい。
なにも地味な根菜をジャポネーズの特徴としなくてもよさそうなものだが、
日本からもたらされたチョロギはアーティチョークのような淡い風味が好まれフランス中で栽培されているという。
ちなみにフランス語でチョロギの事をいうクローヌという名は、19世紀後半にパリ南方の同名の地で、
それがはじめて栽培されたことに由来する
文春新書「食の世界地図」より引用

どこが日本風なのかさっぱりわかりませんが、おフランス人のお口には合ったようです。

とにかく姿といい、経歴といい、ジャポネーズの地位にちゃっかり居座っている所といい不思議な野菜です。

しかし、広島県民なら縁起物チョロギを食べよう!

少し、キモカワイイですけどね(笑)

広島ブログ
広島ブログ参加しています。
クリックしてもらえると励みになります。