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広島食い道楽雑記
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五皿目 グルメとは part2

2007-12-12 | 食雑記

五皿目 グルメとは part2

 

先日、グルメを調べた後の追加情報があったのでpart2を書いてみます。

 

まず一つ、グルマン(gourmand)は美食家というよりも大食漢というイメージの方が強いみたいです。

ただフランスではグルメとグルマンの違いはほとんど意識されないみたいですが。

 

なぜなら美食家なら当然たくさん食べる人というのが前提だからです。

 

他にグルメやグルマンとは語源も両者の関係もはっきりとはわからないのですが、 同じような意味で『胃』に由来するガストロノム(gastronome)という言葉もあります。

少しややこしいのでまとめて書いてみます。

 

美食   ガストロノミー(gastronomy) 英語

      ガストロノミ(gasuronomie) 仏語

 

美食家  ガストロノミスト(gastronomist) 英語

      ガストロノム(gastronome) 仏語

 

と、なるのですが、先に書いたようにこの語も美食や美食家を表しているのに グルメとの両者の関係がどれだけ調べてもわかりませんでした(涙)

 

 ただ、辞書の注釈にわざわざ『ガストロノムは必ずしも美食家とは限りません』と書いてあってますます混乱。

 

だれか教えて下さい(涙)

 

ちなみにその辞書にはGastronome(ガストロノム)の本来の意味は「良い身体を作ること」と書いてあり ますますますます混乱。

 

 語源は『胃』で本来の意味は『良い身体を作ること』

 

これを受験勉強のように意味を考えず丸暗記するべきでしょうか??

 

 ただ日本ではあまり知名度の無いガストロノムですが、フランスでは一般的らしく少し調べるだけでいろんな所で使われています。

フランス最大手の農協組合は「ガストロノム」といいますし、1928年に設立され現在の5大白ワインを選定したといわれるアカデミー・デ・ガストロノムは美食アカデミーとか食通アカデミーと訳されています。

 

脱線ですが、その5大白ワインとは

シャトー・ディケム

ル・モンラッシェ

シャトー・グリエ

クーレ・ド・セラン

シャトー・シャロン

の事を指しています。

 

と、グルメとはpart2を書き始めましたがガストロノム一つでこれだけ混乱しているので、ある別の辞書に書いてあるのを羅列しておきますので、皆さんは自分自身がどれに当てはまるのか、どれが相応しいのか考えてみるのも楽しいのでは?

 

※フランス語では個人の食の程度を以下のように表わす

 

1.ゴワンフル(goirfre)=貪欲な人・ガツガツ食べる人

2.グリュ(goulu)=大食漢

3.グルマン(gourmand)=食いしん坊

4.フリアン(friand)=食道楽・美食好み・甘党

5.グルメ(gourmet)=食通

6.ガストロノム(gastronome)=美食家・食通

ラルース・ガストロノミック料理辞典

 

どうですか?ご自分にあった名称が決まりましたか?

 

 

それでは最後にこの辞書に書いてあった注釈を書いておきます。

 

食べる人を表わすこれらの言葉は、その洗練の度合いによって数字の順に高まる。 

(洗練度低い)1<2<3<4<5<6(洗練度高い)

 

では、また

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