10回のおけいこ

年間10回の茶道のおけいこ

今年度の小学校の茶道クラブのボランティアが終了しました。

茶道は奥が深いと言うとおり、私が一通りのお点前ができるようになったと思うまでは10年くらいはかかりました。

それに、お茶の心や歴史や建築や花や書や陶芸や料理やとなると、私には一生かかっても極められないと思います。

そんな茶道を、子供達にたった10回で何が教えられるのか？

母と毎度（けんかごしの？笑)議論をしながらの指導計画になります。

最初は、母の意見で「せめて略盆点前が出来るように」を目標としていましたが、たとえ略でも子供達にとっていくつもの難しい事があります。
出来ないと、自然とこちらの言葉づかいが荒くなり、子供達も困惑します。

それよりも、きちんと子供達にも出来る事をさせたい。

という私の強い願いで、今年は「挨拶」「茶を点てる（のみ）」「お運び」「心」をメインにやってきました。

10回目の今日、子供達の春の頃と比べて見ていると、ほとんどの子供が落ち着いて行動出来るようになりました。

ピョンピョン飛び跳ねるor走るように移動する？子供達に（汗・汗・汗）となっていた最初のおけいことくらべるととても成長したと感じます。
もちろん、まだまだな部分ばかりですが、私が見て、この子供達はどこに行っても落ち着いて挨拶（だけ？汗）が出来ると自信がああります。

そして、私でも、子供達の成長の手助けになっていると思うと感慨無量です。

また、母も子供達と一緒にお茶をしたいという強い思いで、子供達から元気をもらっているようです。


10回目のおけいこを終えて、お茶を好きになってくれて、また来年も茶道クラブに入りたいと言ってくれる子がいて、嬉しいです。