GW前半の土曜日、オットさんと滋賀県は琵琶湖の北に位置する
「山門水源の森」に行ってきました。
この日は天気予報によるとぽかぽか陽気でとっても暖かい
いや、暑いくらいの陽気になるとか。
でも奥滋賀だし、山の中だしちょっとは気温が低いかもと思いつつ
ヤッケまではいらないだろうと行ったらば・・・
寒い。。
寒すぎるやん!!
外気温10度って!!
地元の人ってばまだダウン着てる人もいてる。
で、他所から来た人たちはほぼ春から初夏の装い・・・
天気予報、ぜんぜんあてにならへんやん!!
もう、汗かいた時の着替えを全部着込み、
さらにコンビニでストッキングを買い、
合羽を上からはおったよ(泣)
で、集合場所は「永原駅」
60名のツアーでここからバスで10分ほど離れたところへGO!
「山門水源の森」はミズゴケが堆積した泥炭層からなる高層湿原で貴重な生物が生息する森。
入るときには外来種の侵入を防ぐために靴のそこを水で洗い流します。
そして14~5人に分かれてガイドさんが案内してくれました。
この花は「ミツガシワ」
高山の沼沢地に生える水生植物で、尾瀬沼や東北・北海道などの寒冷な湿地帯でみられる花です。
つまり、西日本ではとっても珍しいってことですね。
また、こんな岩に根を下ろした「ど根性」な木も(笑)
この木は岩を割るくらい大きく成長してくれるのかなぁ
さあ、ここからいよいよ軽登山に出発。
私たちの班は沢登りコースで頂上を目指します。
ちょっとわかりにくいですが
花が船の碇に似ている「トキワイカリソウ」が咲いていました。
そしてこのスミレは「シハイスミレ」
西日本でよく見られるスミレです。
そして湿原地帯へ。
今日のお目当てはこの付近に咲いてるはずの「かすみ桜」
本来ならは今頃が満開のはず。。
そう、本来ならば・・・
今年は寒すぎで、桜、まだつぼみ固しだよ(泣)
いつもより2週間は遅れてるんだって・・・
おまけにこのあたりから雨がぽつぽつ。。
いや、雷までなり始めどんどん近づいてるやん~~~
でもガイドの人は動じることもなくどんどん進んでいくし・・・
で、進んでいくと次第に雨も小降りになってきました(ほっ)^^
さて、尾根の北斜面にあるこの明るい木々はブナです。
そして南斜面にある暗い木はアカガシ。
そう、南方系のアカガシの北方系のブナの生育地がぶつかる所がこの場所。
ブナとアカガシがきっちりすみ分けをしてるんです。
そうこうしているうちに休憩地点の守護岩(510m地点)です。
ここでやっとお昼ご飯。
ほっと一息です。
山の間からちょっとだけ見える琵琶湖。
お天気がよかったらなぁ。。
ちょっと残念な眺望でした。
さて、後半はくだり道。
がんばって歩きますよ~
「トクワカソウ」が咲いてました。
この辺一帯に群生してるんですが、写真じゃかなりわかりにくいですね^^;
真っ赤な椿は「雪端椿」(ユキバタツバキ)です。
ヤブ椿と雪椿との中間雑種で樹高はあまり大きくならないんだって。
この地味~な花は「クロモジ」です。
そう、和菓子なんかの高級楊枝に使われてる香りのいい木。
「ショウジョウバカマ」もあちこちに咲いてました。
これは「イワナシ」(岩梨)。
夏に実がなり、その味は梨に似てるそうです。
そして最後に出会ったのは「シュンラン」。
雑木林などで早春に咲く蘭です。
この日歩いた歩数は「13052歩」
高低差も考えればけっこうな運動量でした。
お目当てのカスミザクラは残念ながら見れなかったけど、
たくさんの花たちにあえて楽しいハイキングになりました♪