うさぎとかえるの里

鳥獣戯画をこよなく愛する自分の日本文化や日常に関する想いをつづります。

再び花見。

2013-04-14 14:36:37 | つれづれ


東京での桜は見たけれど、信州や越後は今がお花の季節で、
私は2回も楽しめてラッキーでした。

杏のお花、あんまり見慣れないのですが、一面杏畑なのでなかなかすごかったです。



でもやっぱり桜かな。
お寺と枝垂桜はやっぱり絵になります。
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歴史を感じるお宿。

2013-04-14 13:50:48 | 旅行・参拝


温泉好きの両親にすっかり甘えて、信州の田沢温泉に行って来ました。
宿泊したのはとっても歴史漂う、ますや旅館さん。

かなりの文化財ぶりに、温泉よりも建物に興味が尽きない家族。



土蔵があります。
残念ながら建物全貌のお写真ありませんが、これも「千と千尋…」の湯屋のような
楼状の建築。
木造なので、色合いに歴史を重ねた風格が漂う…。

お部屋の写真はないのですが(薄暗くて断念)、二間続きのゆったりしたお座敷、
お部屋の周りを廊下が取り巻くつくりで、趣があるものの、古さゆえに立て付けが悪く、
障子や襖が閉まりにくい…。
ちなみに、作家の島崎藤村も宿泊したことがあるお部屋は上の階でした。

いたるところが扉で仕切られ、なんだか忍者屋敷のような複雑な造り。
ちなみにコレも古さゆえか、お部屋には鍵もないのですが(入り口は襖…)
防犯を心配するよりも「こんな歴史ある温泉旅館に来る人に悪い人はイナイ!」と
信じる心が大切かと。



とにかく建物が広大なため、肝心のお風呂までも遠いです。
ぐるりとまるで回廊のような細い廊下をひたすら進むべし。
こんなレトロな感じの階段もありました。



途中、土蔵を通過したり、こんな長い廊下を進んだり。



窓越しに振り返ると、はるかかなたに私たちが宿泊しているお部屋が。
ずいぶん遠くまで来たもんだ…。



そして辿り着いた温泉。
昼間から温泉とはゼイタクです。
かなり温めの温泉なので、アツアツのお湯が好きな方には物足りないかもしれません。
私も普段熱過ぎる位のお風呂に入っているので、なんだかあったまった気がしなくて
寒かったです。
でもお湯はちょっと硫黄の香りがするマイルド系でした。



温泉といったらやっぱりお風呂とゴハンなので、まったりとお部屋食。

それにしても、チェックインからお部屋のご案内、お料理の配膳と、
すべて女将と見られるおばあさんがこなしているのにも驚きかつ脱帽。

歩けばギシギシとまるで鴬張りの廊下を、両手でお盆を捧げながら
各部屋をこの女将が何往復もして…と思うと、味付けしっかり目の郷土料理が
ひどくありがたく感じられました。

ありがとう、おばあちゃん…。



お料理はすべて写真とっていませんが、揚げたお蕎麦と餡かけの乗った茶碗蒸しが
美味しかったです。



そして蓼科牛が…やわらかくて美味しかったです。
女将も美味しいでしょ!と自慢の一品。

鯉料理が苦手でも、お肉で十分感動できました。

なかなか味のある建物に宿泊できて面白かったです。
歴史ある貴重な建物と温泉だと思うので、これからも護り続けていって欲しいと思いました。

いまどきの若い人たちも、設備重視だけでなく日本の古いものをもっと楽しめるようになればいいのになぁ。
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