花咲あさひ の 心神とともに。古神道と和の仕組の復活への道

感謝・反省・謙虚・奉仕・素直・勇気・結び・歓び・怒りあと1つの心柱は?
観世音菩薩は裸足で山を飛び出して行きました。

狙われる私たちの郷土 ~美しきかな水の国~ 11

2018年01月27日 00時40分10秒 | 美しき水の国

こんにちは。

このブログでもお馴染みの京都に御鎮座され,平安京が出来る以前から日本の国体「祭祀」の裏を司ってきた上賀茂神社です。

安倍晴明さんも役行者さんもこの上賀茂神社から輩出され,陰陽道の総本山でもあり,過去数千年,天皇家を陰から支え続けた古神道の神社で,上賀茂神社と下鴨神社は,ざっくり言ってしまうと八咫烏の聖地です。今上天皇も譲位を巡り上賀茂神社と下鴨神社へ行幸されました。神武東征の際に道を先導した八咫烏です。伊勢神宮を除く,神社神道では上賀茂神社は筆頭社各になっています。

御神体は「神山」で,御神水は「ならの小川」であります。

今日の狙われる私たちの郷土シリーズ~美しきかな水の国~11は「水の神への感謝参詣 上賀茂神社 前編」です。

以下の記事は「2016.9.17」に掲載したものです。

こんにちは。

さて,出雲大神宮の参拝を終えて,次に向かった先が山城國一之宮でもある賀茂別雷神社「通称:上賀茂神社」です。

国家の重大事には朝廷から特別な奉幣を賜る神社です。

この上賀茂神社は,現在の神社界の頂点に君臨している神社であります。もちろん伊勢神宮は除きますが,日本の国体及び国史を語る際に上賀茂神社を抜きには語れないと言われるほどの神社であります。そして,陰陽道の総本山・総元締めでもあるのです。主に平安時代に登場する過去の偉人のほとんどは上賀茂神社から輩出されています。

上賀茂神社がどれほど凄いのかを語りつくすには多分,本一冊分くらいになってしまうと思われるので興味のある御方はインターネットなどで検索されてみて下さい。いろいろと面白くもあり,大変勉強になると思います。

そして,これは余談ですが,アメリカの日本大使であるケネディーさんも家族で御忍び参拝を伊勢神宮とこの上賀茂神社へされています。わざわざ上賀茂神社を選ばれた理由にはそれなりの理由があってのことだと思います。日本で執務を行う上で,日本人の伝統や文化を知ることはとても良いことでもあると思います。それ以前に,アメリカ合衆国の要人は上賀茂神社に秘められている事を知っているのかもしれません。過去数千年の間,天皇家を陰から支え続けて来た上賀茂神社を一度でも自分の眼で確かめたいと考えられてのことであるように思います。以前,日本史を勉強しているときに講師の先生が,興味深い話をされておりました。それは,外国の要人が日本と云う国を知ろうと思う時,一番困ることがある。それは,日本人が日本の文化や伝統を知らないことだと云われていると話されていました。外国の要人が知りたいのは,日本と云う国の文化と伝統がどういうもので,日本人と云う民族を調査しに来ているわけであるのです。この国は本当に信用できる国なのか?我々が信頼するに値する国であるのか?文化や伝統,そしてそこで暮らす日本民族を知ろうとしに来ていると話されていておりました。

私にとっては,大変興味深い話でもあり勉強させて頂くことが出来ました。日本人の多くは,自分たちが外国の要人にそのような感覚で観られているとは考えないと思います。それよりも,世界の人々が平和で豊かに暮らせることを素朴に願っていると考えて暮らしていると思います。そのことが外国の要人には疑わしいことであるようです。信じられない程の平和を望む民族は日本人以外にはいません。それは,縄文人から受け継いでいる遺伝子(DNA)に記憶されているからです。私個人的には,日本民族を知りたければ,縄文人の研究をされた方が理解が進むと思っています。いつものように話が逸れてしまいましたので,本題に戻します。

上の2枚目の写真が,上賀茂神社の神域にある伊勢神宮の遥拝所です。少し解りにくい場所にあるせいか,ほとんど参拝されている方はいらっしゃいませんが,私はいつもこの場所で伊勢神宮へ遥拝させて頂いています。ちょうど,楼門を通り過ぎ緩やかな階段を上った右側にひっそりとあります。参拝に行かれる際には意識してみて下さい。そして,ここ上賀茂神社も御神体は後方にそびえる神山(こうやま)と云う聖域です。もちろん禁足地になっておりますので,入山することは出来ませんが,上賀茂神社の2つ並んだ本殿の間には御神体である神山が観える設計になっています。適切な云い方かは分かりませんが,庭園などの借景と云う考えは上賀茂神社の設計が元ではないかと私は考えています。広く立派な庭園には借景と云う技法が用いられているのも日本独特の文化です。

御神体の神山を含めやはり,もう一つ上賀茂神社の重要な場所があります。それは,神域に流れる御神水である「ならの小川」です。この小川に流れる御水は御神体から来ています。ここでも御水を意識せざるを得ないようでした。毎回,参拝させて頂くと必ず立ち寄る場所が「ならの小川」沿いにあるベンチです。神域唯一の休息場所となっているのですが,上賀茂神社では一番エネルギーが強い場所の様に私は感じます。ちょうど,川の織り成すところが御水のエネルギーが最も強く働き,ここでしばらく休息していると誰でも自然と祓いの作用が得られると感じています。御鎮座されます神様は神道の大祓詞にも登場される祓戸大神の内,瀬織津姫と云う祓いの神さまであります。少し長文になって参りましたので,明日この続きから書きたいと思います。拝


 

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太古の昔から日本人の性質は互いに支え,助け合い,足りないところを補い続けた民族でした。

私たちの祖先は,それを相互扶助とし和の仕組みとしました。

又,人はそれぞれ違いがあり,その違いを認め合い,尊重し合うことを大切にして来ました。

それが祈りの民族と云われる大和の民。大和民族です。

そしてまた日本人の本当の性質を勇気を以て再び伝え広めて行きたいです。

そのことが日本を取り戻し,日本人としての誇りを取り戻す真の意味だと考えます。

観世音菩薩とともに。花咲 あさひ 拝 



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