花咲あさひ の 心神とともに。古神道と和の仕組の復活への道

感謝・反省・謙虚・奉仕・素直・勇気・結び・歓び・怒りあと1つの心柱は?
観世音菩薩は裸足で山を飛び出して行きました。

忘れ去られた御霊の供養 再掲載

2019年03月18日 07時31分25秒 | 祭祀と和の国

 

こんにちは。何年か前に仏教に倣って御経文を短いものですが作成したことがありました。

我子孫 祖霊飲食 祖霊衣服 祖霊住居 祖霊薬薬 祖霊安寧 祖霊平穏 一心観世音菩薩 祈

我祖先 子孫飲食 子孫衣服 子孫住居 子孫薬薬 子孫安寧 子孫平穏 一心観世音菩薩 祈

子孫は,祖霊の飲食,祖霊の衣服,祖霊の住居,病気の祖霊に薬を,祖霊の安寧,祖霊の平穏を一心に観世音菩薩へ祈ります。

祖先は,子孫の飲食,子孫の衣服,子孫の住居,病気の子孫に薬を,子孫の安寧,子孫の平穏を一心に観世音菩薩へ祈ります。

きっと,わたしたち子孫が先祖を想う気持ちも,先祖が子孫を想う気持ちもあまり変わらないのではないかと感じたので,ただ感じるままに作成してみました。わたし達の先祖の中には,食べるモノも着るモノも無く,そして住むところもなかった先祖がたくさん居たはずです。日本史の勉強をしているとき,平安時代と鎌倉時代が一般庶民に取ってどう云った時代であったのかを学んでいるとき大変な時代を生き抜いた先祖に,どうかあの世で楽になってもらいたいと祈るばかりでした。それで,日本の仏教各宗各派が平安時代と鎌倉時代に集中的に誕生したのもよく理解出来ました。あの世に帰ってまで不憫な思いをさせる訳にはまいりません。

その時に降りて来たのが,自ら手を挙げ名乗り出よと云う「勇気の心柱」でした。

昨日から始まった春の祖霊感謝祭「春のお彼岸」ですが,日曜日と云うこともあってたくさんの人が,お墓参りに行かれたことだと思います。日中は天候にも恵まれ,丁度良いくらいの気温で過ごしやすかったと思います。わたしは,無事に春の祖霊感謝祭を迎えることができたことを地域の氏神さまへ報告に参拝に行かせて頂きました。それから御先祖さまにお供えする御供物の買い出しに出掛けたのですが,お寺の近くにあるお墓を見るとほとんどのお墓に供えられてる御花が綺麗な御花に交換されておりました。

春・夏・秋と日本には伝統的な祭祀文化という独特な祭祀形態が存在します。これは,世界的に見てもおそらく日本だけではないかと思います。祭祀継承者であることの証である菊の紋章を戴く国「菊紋章とは世界祭祀の継承者と云う意味」ですからそれもそのはずなのですが,わたし達の先祖は,私たちがお墓参りする先祖だけではありません。これは近年,特にお寺でも話題になっている事柄ですが少子化の影響で墓守がいない又は,いなくなるケースが増えて来ているのです。お寺の経営は難しくなるばかりです。

たとえば,両親の間に生まれた子供が1人で,その1人が女の子であった場合,将来はお嫁さんとして他家に嫁いでしまいます。そうなるとお墓を御守りする人が居なくなってしまう為,今の内にお寺に離檀「檀家を抜ける」の申し出をする家が増えて来ていたり,そもそも子供がいない夫婦もおりますので増々,墓終いするケースが多くなって来るのではないかと想定されて来てもいます。

わたし達がお墓に御参りに行く先祖と云うのは大抵,何代か前の自分から少しだけ遡った先祖だけですが,わたし達の先祖の中には当然,お墓にいない先祖もいるのです。むしろ,そう云った先祖の方が多いと言った方が正確であります。たとえば,この世に肉体を持てなかった水子さんであったり,今は無縁仏として合祀されていたりとどんな家系にも膨大な祖先がいます。子孫に直接,供養してもらえる先祖もいれば,供養どころかお墓もない先祖もたくさんいるのです。つまり,忘れ去られた先祖の存在です。そう云った膨大な先祖の御霊は,何とか自分の存在を知らせようと生きている子孫へ様々な形で自分の存在意思を示そうとするものです。

本来は,そう云った所謂,寺院関係者などの間で呼称されている無縁さまは,お寺の住職さんが子孫に代わり全身全霊で御霊供養をして行くのですが,真に残念なことにそう云った本物の宗教家が少なくなっているのが現状であります。その理由は様々ですが,一番大きな理由は宗教家が宗教屋に成り下がってしまったことではないでしょうか。つまり,大きな観念で言うと政体事に宗教家が関与するようになって来てしまったのです。その政体の最たるものが「寺院運営における制度整備」と「お金の取り扱い」です。

この辺のことは書き出したら切がないので,この辺りで留めて置きます。

今日は,無縁仏も大切な私たちの先祖であると云うことを書きたくなりました。拝

  

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太古の昔から日本人の性質は互いに支え,助け合い,足りないところを補い続けた民族でした。

私たちの祖先は,それを相互扶助とし和の仕組みとしました。日本が和の国と呼ばれる所以です。

又,人にはそれぞれ違いがあり,その違いを認め合い,尊重し合うことを大切にして来ました。

それが祈りの民族と云われる大和の民。大和民族です。

菊の紋章は世界祭祀の継承者としての証であり,世界で唯一,太陽を国旗にする国でもあるのです。

わたし達の心の中には根源神の分魂が内在しています。高天原は,わたし達の心の中に存在します。

心柱神社 心神とともに。花咲あさひ 拝


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