花咲あさひ の 心神とともに。古神道と和の仕組の復活への道

感謝・反省・謙虚・奉仕・素直・勇気・結び・歓び・怒りあと1つの心柱は?
観世音菩薩は裸足で山を飛び出して行きました。

知って下さい天河神社。行って見ようよ天川村へ。3

2019年10月05日 05時52分39秒 | 美しき水の国

上の動画は,現在の神社神道 筆頭社格 上賀茂神社です。

 

こんにちは。いにしえより水の神に守られし天川村。水の神への感謝の地と定められし天河大弁財天社。

昨日は,記事のタイトルと全然関係のない前書きだけで終わってしまいましたので,今日は,記事のタイトルに沿って書かせて戴きます。奈良県吉野郡天川村に御鎮座される天河大弁財天社「通称:天河神社」ですが,芸能人や有名企業の経営者にも崇敬者が多い神社です。そう云った神社であっても神社を運営して行くには運営資金が必要になって来ます。そして,一昨日にブログで具体的に神社を護持「御守り」するには,総代会の組織改革と日本の神道の歴史をはじめから学びなおすことが必要ですと書かせて戴きました。こんなこと書いてしまって良いのか解かりませんが,神社の神職さんでもあまり神道の成り立ちや歴史を御存知の方は少ないのです。そもそも祖霊の御霊を供養するのは,神社の役割ではなく,お寺の役割であると平気な顔で言われるのを聞くと残念です。

これは,とんでもない大間違いです。

わたしも宗教家の方と話をするとき,宗教家の方から「あさひちゃんはどんな信仰をしているの?」と聞かれることがあります。わたしは古神道ですと答えるのですが,ほとんどの宗教家の方がポカンとしています。お寺の住職さんに云うのですが,お釈迦さまも最澄さんも日蓮さんも古神道家ですよと云うと笑っています。そもそもお釈迦さまが太陽信仰の祭祀一族の家系ですから古神道家ですし,日蓮さんに至っては,伊勢神宮の外宮で3つの誓いの言葉を外宮の太神さまに奉納して宗教家になることを決意しました。

又,日蓮さんほど氏神(千葉県内に御鎮座)さまを大切に感じていた宗祖は居ませんでした。

神道「神社」と云うのは,時代によって変わって来たのです。大自然(神さま)と自然(精霊)を崇拝し,自分たちの祖先の御霊を供養する古神道が元にあって,その後,天皇を祭祀の中心とした国家神道や現在の神社神道に変わり時代と共に神社の在り方も変化して来たのであります。神社とお寺つまり,寺院の歴史から言えば寺院の方が古い時代から存在していました。飛鳥時代には法隆寺のような立派な伽藍建築がありましたが,神道と云うのは先ほども申しましたとおり古神道即ち,自然崇拝が主体であったのです。ですから,その当時は,神さまをお祀りする御宮ではなく,磐座「巨大な岩」や御神木「巨木」を祈りの対象としていたのです。

天河神社においても同様で,天河神社のある天川村は,古神道の重要な神域として縄文時代には人が住めるような場所ではなかったのです。つまり,信仰的側面において人間が容易く入ってはいけない土地と云うことでした。後に,役行者さんや弘法大師「空海」さんの最大の修行場所となって行ったのです。その天河神社がどうやら神社を運営するに必要となる資金を確保するために氏子さんと知恵を出し合い厳しい経済環境で奮闘しております。微力ながら私も何かお役に立てないかブログを通じて思案しております。

その為には先ず,先ほどのとおり神社を護持する中核組織「総代会」の組織を根本から改革し,総代会の会長には引き続き地元の氏子さんから代表者を選出して,副会長には全国にいる崇敬者の中から選出して行くことが必要と考えます。一昨日の記事でもこの崇敬者さんが会の副会長となる意味が重要なのですと書かせて戴きました。これまでの神社内部にあった護持組織「総代会」は,地元の氏子さんだけで構成されて来た神社がほとんどです。全国的に見てもそう言えると思いますし,それが氏神信仰でもあります。

しかしながら,天河神社の運営を多面的に見据えた場合,天川村で暮らす地元の氏子さんだけでこれからも天河神社の運営が出来るかと云うとハッキリと申し上げて「無理」です。なぜならば,これから猛烈な勢いで人口が減少して行きます。人口減少は待ったなしで到来します。観光地に立地する都市部の神社は未だ良いですが天川村のような地方の山間部に行くと解かりますが若い人が急激に少なくなっています。天川村でも住民を増やそうとさまざまな計画を立案し,特別村民と云うこれまでには考えて来なかったような政策も施行しています。奈良県の観光地は市街地だけではないですよ~。水の聖地で,自然がたくさんのどうか吉野郡天川村に立ち寄ってみて下さいと云う切実な思いが伝わってきます。天川村にとっては,いかに市街地の観光地から人を山間部に入れるかを考えているのではないかと思っています。奈良の市街地にはたくさんの人が観光旅行に来られています。山間行政の挑戦は続きます。

こうなると5年後,10年後さらに15年後の天河神社の神社運営「護持」を考えた場合どうでしょうか。地元の伝統的なお祭りはもしかすると,地元の氏子さんだけでも出来るかも知れません。しかしながら,神社を運営するためには,どうしても運転資金が必要となるのです。それだけではありません。神社とお寺で最もお金がかかるのは何かと申しますと,それは建築物即ち,建物であります。新築・修繕・補修に改修と云った場合,とてつもない資金が必要になって来ます。昨日の記事でも書かせて戴いた通りです。その資金「建築予算」の積立も何年も前からしなければなりません。しかし,そればかりではないのが現状なのであります。

続きは,またあした。拝



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