「兌」に関する漢字~「説」
≪先ず≫
【 兌 】
兄+八 の形
兄は、神への祈り文である祝詞を入れた器を頭上にのせて祈る人の形。
神に祈る『祝(ハフリ)』のことである。
兄:口(サイ)+儿(人、歩く人)
八は、神気が微かに降ることを示す形。
兌は、巫祝(兄、神に仕える人)の上に神気が微かに降り、気が抜けてぼんやりした状態のこと。
≪本題≫
【 説 】
神に訴え祈り、神がかりの状態となった巫祝(兌)に神からの言葉が降りる ⇒ 説
人々に「とく、のべる」の意味
●一方的に話す・伝えること 中文では「しかる・おこる」にも用いる
【 悦 】
祈りに対して神が反応して乗り移り、
うっとりした状態の祝(ハフリ)の心 ⇒ 悦
【 脱 】
肉(月)の消えること・抜け落ちること ⇒ 脱 脱
【 税 】
<字統>
▲説明不足
<漢語林>
自分の収穫した一年分の中から抜け落ちる・抜き取る穀物 ⇒ 税
「租税」の意味
【 鋭 】
元の字は、[[厂炎]刂](エイ)につくる
炉の中に刀(刂)を入れて鍛えること ⇒ 鋭
それによって刀の刃は切れ易くなるので、「するどい、つよい」の意味
“鋭”は、会意文字の[[厂炎]刂](エイ)の形声の文字
篆文2も[[厂炎]刂]になっている
【 閲 】
門は、軍門。
戦いが終わって、その手柄を示す捕獲物の数を実地に検分すること ⇒ 閲
「かぞえる、しらべる、けみする」の意味
∴けみする;よく調べること~軍事に用いる
●なぜ“兌”が「手柄を示す捕獲物の数」になるのか
<推測ですがそれは>
兵士が死ぬと魂が抜け出て “魂が身体を脱ぐ”“蛻(もぬけ)”の状態になることによる。
◎“兌”の原義をご覧下さい
<兌>色々
兌:/人名 ●
帨:ぬぐう、てふき
・悦:よろこぶ ● 恱
脱・脱:ぬげる、ぬぐ
梲:うだつ、うだち ◆卯建
税:みつぎ
蛻:もぬけ、ぬけがら ▲躻(うつけ)・空け虚け・間抜け
説:つく ● [言]
鋭:するどい
閲:けみする
侻:<かなう><たやすい><醜い><ちょうど><軽々しい>
哾:<なめる>
娧:<うつくしい><いとしい>
挩:(脱の古字)
涗:<ぬるまゆ><あく>(したむ=酒をこす)<すむ=澄>
裞:<死者に贈る衣服>
駾:<馬の突き進むさま><つっぱしる>
兗:<中国国名>
(日本では扱えない漢字)
祱 綐 鮵 敓 痥 莌
捝 涚 棁 蜕
<兗>
(日本では扱えない漢字)
萒
≪先ず≫
【 兌 】
兄+八 の形
兄は、神への祈り文である祝詞を入れた器を頭上にのせて祈る人の形。
神に祈る『祝(ハフリ)』のことである。
兄:口(サイ)+儿(人、歩く人)
八は、神気が微かに降ることを示す形。
兌は、巫祝(兄、神に仕える人)の上に神気が微かに降り、気が抜けてぼんやりした状態のこと。
≪本題≫
【 説 】
神に訴え祈り、神がかりの状態となった巫祝(兌)に神からの言葉が降りる ⇒ 説
人々に「とく、のべる」の意味
●一方的に話す・伝えること 中文では「しかる・おこる」にも用いる
【 悦 】
祈りに対して神が反応して乗り移り、
うっとりした状態の祝(ハフリ)の心 ⇒ 悦
【 脱 】
肉(月)の消えること・抜け落ちること ⇒ 脱 脱
【 税 】
<字統>
▲説明不足
<漢語林>
自分の収穫した一年分の中から抜け落ちる・抜き取る穀物 ⇒ 税
「租税」の意味
【 鋭 】
元の字は、[[厂炎]刂](エイ)につくる
炉の中に刀(刂)を入れて鍛えること ⇒ 鋭
それによって刀の刃は切れ易くなるので、「するどい、つよい」の意味
“鋭”は、会意文字の[[厂炎]刂](エイ)の形声の文字
篆文2も[[厂炎]刂]になっている
【 閲 】
門は、軍門。
戦いが終わって、その手柄を示す捕獲物の数を実地に検分すること ⇒ 閲
「かぞえる、しらべる、けみする」の意味
∴けみする;よく調べること~軍事に用いる
●なぜ“兌”が「手柄を示す捕獲物の数」になるのか
<推測ですがそれは>
兵士が死ぬと魂が抜け出て “魂が身体を脱ぐ”“蛻(もぬけ)”の状態になることによる。
◎“兌”の原義をご覧下さい
<兌>色々
兌:/人名 ●
帨:ぬぐう、てふき
・悦:よろこぶ ● 恱
脱・脱:ぬげる、ぬぐ
梲:うだつ、うだち ◆卯建
税:みつぎ
蛻:もぬけ、ぬけがら ▲躻(うつけ)・空け虚け・間抜け
説:つく ● [言]
鋭:するどい
閲:けみする
侻:<かなう><たやすい><醜い><ちょうど><軽々しい>
哾:<なめる>
娧:<うつくしい><いとしい>
挩:(脱の古字)
涗:<ぬるまゆ><あく>(したむ=酒をこす)<すむ=澄>
裞:<死者に贈る衣服>
駾:<馬の突き進むさま><つっぱしる>
兗:<中国国名>
(日本では扱えない漢字)
祱 綐 鮵 敓 痥 莌
捝 涚 棁 蜕
<兗>
(日本では扱えない漢字)
萒