蜻蛉・莞爾の無責任漢字樂院

漢字に関する色々なことを発信して行きます。中国語も有りますよ!

「ふね」「ぶね」~Vol..1

2009年11月14日 | 今回の題材
【「ふね」「ぶね」】 Vol.1

≪「ふね・ぶね」と訓読みする≫


シュウ/シュ zhou1
ふね <うけだらい><おびる><あたえる>≪ふな≫
1086/09518
常用字解:280-3

<解字(常用字解)>
舟は古くは、大木をくり抜いて作る“刳り舟”“丸木舟”。
板を張り合わせた 舟 ではなかった。
舟の形は元は、食物や水などを入れる盤



セン/ゼン chuan2
ふね ふな~<接頭語として>
1087/09535
●船は本字 舩は俗字
常用字解:379-3

<解字(常用字解)>
エン[船-舟]は、“沿う”など、「そう」の意味がある。
水の流れに沿って上下する舟 ⇒ 船



セン/ゼン chuan2
ふね(ふな)~<接頭語として>
1086/09523
●船は本字 舩は俗字

<解字>
“船”参照
※「船」「舩」の旁の部分は、よく通用される。
 “口”と“ム”の違い



①コウ/* ②セン/ゼン ①xiang1 ②chuan2
ふね
1086/09520
●舡は船の俗字
 


テイ/ジョウ ting3
<こぶね>~<細い小舟(こぶね)><ボート>=ふね 
1088/09543
※競艇
常用字解:464-4

<解字(常用字解)>
“廷”は、廷直(テイチョク、まっすぐなこと)の意味で、細長い「ふね」の意味。
一人・二人乗りの小さな“くり舟” ⇒ 艇
モーターボートの競走 ⇒ 競艇




カ/* ge3
ふね(=大きな船)
1087/09530



ソウ/* sao1
ふね <ふねを数える量詞>
1088/09560
字統:568

<解字(字統)>
舟を数える為に用いる漢字 ⇒ 艘
※漢・魏以降の文献に出てくる漢字


≪意味合いが「ふね・ぶね」≫


コウ/ゴウ hang2
<ふね><ふなばし> わたる
1086/09522
常用字解:198-1

<解字(常用字解)>
亢は、咽喉(インコウ、のど)の形で、直線的な状態。
直線的に川を渡る「ふね」⇒ 航



ホウ/* fang3
(ふね)もやい ≪もやう≫
1087/09526



ロ/ル lu2
(へさき)<みよし> とも <舟(ふね)>
1087/09527・09528
●艫は本字 舮(09527)・舮(09528)は俗字

 

①キュウ/グ ②コウ/グ ①qiong2 ②hong2
<こぶね><ふね>
1087/09540



ホウ/ボウ pang1
<舟(ふね)~呉の方言>
1087/09541



ロウ/* lang2
<ふね、大海を行く大船(おおぶね)><ふなばた>
1088/09547



シュウ/シュ shou3
<ふね><熟語:艗艏:へさき>
1088/09554



ソウ/ゾウ cao2
<ふね=小舟(こぶね)>
1088/09561




ワク/* huo4
<船(ふね)、船の名>
1089/09572



ロ/ル lu2
(へさき)<みよし><とも><舟(ふね)>
1089/09576
● 艫は本字 舮(09527)・舮(09528)は俗字



ホウ/* 慣用:ボウ pang1
<水のみなぎり流れるさま><水流の音のさま>
<舟(ふね)>
0793/06453
●霶(12991)・滂(6453)は同字

 

ソウ/ゾウ cao2
<はこぶ><ふね> こぐ
0797/06494
●?(06686)は本字 漕は俗字
 



ホウ/ボウ peng2
とま=<船・車の覆い> <ふね、小舟(こぶね)>
0995/08686


翼 翼
ヨク/イキ yi4
つばさ(たすける)<すすめる><つつしむ><いただく>
<舟(ふね)><星のな:たすき星><あくるひ>
<きままなさま><身軽なさま><かり出す>≪たすく≫
1063/09357・09358
常用字解:637-1
●翼・?(09324:[羽戈])は同字


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