人間が旧いのでしょうか?友人と会話をしている時でも、飛びだす言葉「あげつらう」、現代社会では、あまりというか全く出てきません。ニュースを読み上げるアナウンサーの口からは、出てきませんが、傍らに鎮座されている博識のコメンテーターの口からは、よく飛び出してきます。 「議論する」という意味で用いる言葉ですが、「あげつらう」は何処か旧き善き趣きがあります。 両方ともそう読み「評論」がごく一般的な使い方で、「評論家」と呼ばれる方々も少なくありません。でも、文字の持っている本来の意味合いを忘れている族がたくさんいます。 ここら辺りで「あげつらう=評論」の意味を捉えなおしましょう!
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「くるしい、くるしい」と寝ていても呼吸がスムーズに出来なくて、ついつい起こされたりします。悪い夢を見ていたのでしょか!? 小生の場合、腎機能が不完全なため、排出すべき水分が処理されず、胸に溜まり「胸水」となり、肺臓を圧迫して呼吸がしにくくなっているようです。医者が言うから間違えないようです。 “生活がくるしい””仕事上の立場がくるしい”など、何かしらの力で締め付けられ狭くなる状態のことのようです。 現代日本語では、「苦しい」の文字でほとんどと言っていいほどカバーしていますが、それで良いのでしょうか??? 「せまい」の文字を用いる場合もあるように思います。 狭・隘・阨・陜、なども「くるしい」の意味で使ってゆきたいと思います。 訓読みできる文字3ケを出しました。 思ってもみないものが有ったりします。 お時間がございましたら、覗いてみてください。
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「悔しさの余り涙がにじむ」とは、青春の1ページに飾るスポーツ選手を表する言葉です。「しみて出る・うっすらと流れる」ことを意味しています。 おもしろいもので、“滲”は、双方の訓読=「にじむ」「しみる」と読ませます。ほとんど意味合いが同じです。 人体でも不本意ながら尿が漏れ出すことを「泌尿」といい、専門科目「泌尿器科」があるほどです。 過去に一度それにを患い、それはもう大変な状態でした。コントロールが利かず、自家用車の中で漏らすなど、情けないやら・悔しいやらで、もう厭です。そんな昔話はされ置き、今回は「にじむ」を取り上げます。 透析を目前に控えた方には、羨ましいかもしれません。なぜなら、小便が膀胱から出なくなるからです。 . . . 本文を読む
個人的なことで更新期間が開いてしまって申し訳ありません、 近々おもしろい興味のあるモノを新たにUPいたしますが、こちらの「語句」のほうでもお楽しみください。 人為的要素で「かくす」ことによって「かくれる」と考えた方が、自然のようです。 果たして誰が何のためにそうするのでしょうか? その疑問を解くカギになれば幸いです。 どうぞ立ち寄って入ってみてください。 . . . 本文を読む
「さわる」と言っても2通りあります。 実際に「手にふれる」場合は、「触れる(觸れる)」で、「ふれる」と同じような意味で、それらを合わせて熟語で「抵触・牴触・觝触」などと書きます。 もう一つは、都合が悪くなる意味での「さしさわる」ことです。「差し障る」と書きます。 本来的にどのように違うのか、解き明かしてゆきたいと思います。 昔、今もそうかもしれませんが、坂東に活動拠点を置いているが、関西出身の落語家=笑福亭つるこう氏がエロエロ話のストリップを題材に鶯谷ミュージックホールのことで「踊り子さんには絶対に手をフレナイでください。電気が消えてしまいますから~」などと面白おかしく話芸を繰り広げていました。 果たしてどの漢字を使えば良いのでしょうか? . . . 本文を読む
毎年4月上旬になると、新入学生を飾るかのように、桜が咲き誇ります。春爛漫。 「天真爛漫」のような言葉があるように、自由奔放に咲き乱れる様子を表します。 酒鬼の方なら小料理屋の女将に向かって一度は言った言葉がこれでしょうか?!「熱燗を一本頼むわ!」 “爛”も“燗”も「ただれる」と読ますようです。もう一つこれも「糜」のそう読むようです。 今回は「ただれる」を取り上げます。 赤ちゃんのオムツかぶれで「ただれる」は、どの字を用いればよいのでしょうか? . . . 本文を読む
子供たちが元気に公園で「遊ぶ」光景は微笑ましいものがあります。飛び跳ねたり友達に悪さをしたりとブラブラしている様子が伺えます。 「一球あそべ!」と野球の試合などでも使いますが、「球を真中に集めずに、散らすか若しくは、相手にしないこと。」を言うようです。 漢字の“斿(はたあし)”からいって目印の旗竿をブラブラされたところについて行く姿が見えます。 それに進む・行く意味の“辵(シンニョウ)”が付くものだから、運動を表しています。 てなことで、今日は「あそぶ」を取り上げます。 本来の意味は、もっと深い所に有りそうですが・・・ . . . 本文を読む
「誓いのしるしに血判状を拵えて云々・・・」江戸時代ならこんな約束する方法もありましたが、現代の政治家たちでは、言葉だけの“血盟”を結ぶ族が大半です。 裁判で「宣誓」というのは、神に対すること、「血盟」は、仲間同士で交すものです。 本来は使い分けするはずだったのに、常用漢字体系では、「誓う」の文字だけが漢字表の「くん」に残りました。 成り立ちを考えてみたいと思います。 (時も時、高校野児の「ちかいのことば」の時、血を垂らしながら“フェアープレー”をちかうのは、見たくありませんネ) . . . 本文を読む
勤め人を辞めて久しいが、その当時給料明細に「勤怠」の文字が見えるのを覚えている。 「勤」は「いそしむ」、「怠」は「おこたる」=「お仕事を一所懸命にしたか、サボってばかりいたか?」の判定の通知書だ。 会社として給料を出すからには、するべき仕事をしてもらわなくてはならないのに、個人のかってな理由でやらなかったこと・サボっていたことに給料を減らすという“罰”を加えようということだ。 営業職をしていたので、息抜きも必要だが、度が過ぎると大変なことになる。橋の陰で車中で昼寝しているぐらいなら辛うじて免れるが、ジャラジャラ音の出る遊技場に趣いたものなら、時間の経過も何もかも忘れてしまう。全く仕事にならない。 仕事が終わってからの4人で囲む「ジャラジャラ音の出る遊技場」は、わいわい言いながら愉しかった記憶がある。 いずれにせよ、本来するべきことをやらずに済ますことが「おこたる」の定義のようだ。 「怠惰」の言葉が示すとおり、いい響きはしない。 てなことで今回は「おこたる」を取り上げます。 そこでサボってこのブログを読んでいるあなた、どの文字があなたに該当するのか確かめてみてください、くれぐれも。
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小生は、“歹”が入る漢字が大嫌いです。 なぜなら、骨の意味を表わすからです。 譬えば、“死=しぬ”“歿≒没~消えてなくなる”“殖=ふえる”“殊=ことに”“列=レツ”“例=レイ”など、残骨の意味を留めた文字たちです。(「たとえば」という言葉も当然取り替えています。) 今回取り上げる“殘・残”にもちゃんとくっ付いています。 ここまで書き進めると勘の良い読者なら何が残るかピンと来ているでしょう。 いやはや厭な気分です。 とりあえずチラッとだけ覗いてみてください。気分が悪くなったら直ぐに別のものに切り替えてください。 よろしくお願いいたします。 . . . 本文を読む
「扶助」「援助」「佑助」など「たすける」という意味があります。 「たすけかた」も色々あって、悪事の手助けするのも「たすける」になります。方法・状態をきちんと判っている必要が有ります。 今回は、「たすける」を取り上げます。 分量の関係で全表記しているものが、“訓読みできるもの”に限定してしまい残念ですが、しかたありません。載っているものだけでも充分に参考になるだろうと思います。 どうぞよろしくお願いいたします。 . . . 本文を読む
同じ「おそれる」でも「おそれいる」は、こわがっているのではありません。 畏敬の念を持っている意味です。訓読みできる漢字の多くは「心・忄(リッシンベン)」が付くきます。 将に「気持ち・心持ち」の事です。 日本漢字体系の内で手元に留めているものが、「34ケ」有ります。 それらがスラスラと書けるようにする為に解字を考えながら覚えて行きましょう! さぁ、ハジマリ・はじまりです。 (字数制限の為に2部構成となっています。)
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「とむらう」は、厭な響きの言葉です。 死んだ人を丁重に葬る事を意味します。 でも一部、生きた人の苦労を「とむらう」時にも使ったりします。 何れにせよ、マイナスイメージの言葉です。 自身の本名に「とむらう」という言葉の要素の「彦」が関わっているのには、頭にきます。 でもめげずに、今回は「とむらう」を取り上げます。 . . . 本文を読む