異形の者達は北米を代表する自然神であった。
長老神が王子に近寄ってきて言った。
「この地で再び地球防衛軍の出動式が行われることは
光栄であるとともにまことにめでたい。お祝い申し上げます。
皆獅子奮迅の働きをする覚悟です。」
「ひさびさとはいえ、いざ出動を迎えると前回の事が思い出され
て感慨深い。」王子は犬の姿で背のびしながら答えた。
「地球の神が、薬師如来様が太陽系守護のためにたてた誓願
に感激して協力を誓い、始まった軍隊です。
そこで役割を果たすことはこのうえない喜びです。」
「そうなんだなあ。軍参加は義務をとうに超え、己の存在
証明に等しい。だからみなめらめらと燃えるんだ。」
「封印がとかれ薬師様が地球にもたらした時の姿に戻った虫と
合体してちからを100%開放しているときは、太陽系創造時、
地球がまだ熱かったときに開拓のために忙しく働いていた
時代を思い出します。」
カノンは祈りの座にすわり、地球をとりまく諸仏、
とりわけ東方の薬師如来と脇侍の日光、月光菩薩と
の交信を高めていた。
その周囲を集まってきた神々が囲む。その数はどんどん
増えていき草原を埋め尽くすかと思われるほどとなった。
しばらくしてのちカノンは皆に伝えた。
「十二神将が地球をとり囲む所定位置に鎮座し、東方との
パワーリンクが完成して薬師如来の力が満ちるまであと
6時間はかかる。
さきの思惟にて、地上および地球近辺に潜む
敵宇宙船とおぼしき存在を確認した。各大陸および
各大洋の地球軍は今から示す座標のまわりに集まり
待機せよ。
王子よ、虫たちの覚醒までまだ時がある。シスコの
下街にある今からいう店を調べるのだ。何か情報が
得られるかもしれない。」
「わかりました。地球防衛隊地上部隊の精鋭と地球北米
空軍の虫たちをつれて行きます。」
王子は長老神に声をかけた。
「ここはは地球防衛軍の指令塔となります。
情報担当としてかけつける神々の面倒を頼みます。」
「王子様、ここの守りは北米の衆におまかせください。」
王子は太陽の照りつける街頭へ向かった。
長老神が王子に近寄ってきて言った。
「この地で再び地球防衛軍の出動式が行われることは
光栄であるとともにまことにめでたい。お祝い申し上げます。
皆獅子奮迅の働きをする覚悟です。」
「ひさびさとはいえ、いざ出動を迎えると前回の事が思い出され
て感慨深い。」王子は犬の姿で背のびしながら答えた。
「地球の神が、薬師如来様が太陽系守護のためにたてた誓願
に感激して協力を誓い、始まった軍隊です。
そこで役割を果たすことはこのうえない喜びです。」
「そうなんだなあ。軍参加は義務をとうに超え、己の存在
証明に等しい。だからみなめらめらと燃えるんだ。」
「封印がとかれ薬師様が地球にもたらした時の姿に戻った虫と
合体してちからを100%開放しているときは、太陽系創造時、
地球がまだ熱かったときに開拓のために忙しく働いていた
時代を思い出します。」
カノンは祈りの座にすわり、地球をとりまく諸仏、
とりわけ東方の薬師如来と脇侍の日光、月光菩薩と
の交信を高めていた。
その周囲を集まってきた神々が囲む。その数はどんどん
増えていき草原を埋め尽くすかと思われるほどとなった。
しばらくしてのちカノンは皆に伝えた。
「十二神将が地球をとり囲む所定位置に鎮座し、東方との
パワーリンクが完成して薬師如来の力が満ちるまであと
6時間はかかる。
さきの思惟にて、地上および地球近辺に潜む
敵宇宙船とおぼしき存在を確認した。各大陸および
各大洋の地球軍は今から示す座標のまわりに集まり
待機せよ。
王子よ、虫たちの覚醒までまだ時がある。シスコの
下街にある今からいう店を調べるのだ。何か情報が
得られるかもしれない。」
「わかりました。地球防衛隊地上部隊の精鋭と地球北米
空軍の虫たちをつれて行きます。」
王子は長老神に声をかけた。
「ここはは地球防衛軍の指令塔となります。
情報担当としてかけつける神々の面倒を頼みます。」
「王子様、ここの守りは北米の衆におまかせください。」
王子は太陽の照りつける街頭へ向かった。
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