≪ビトロス8世の日記23-こたつ日記「星になる」-≫
「俺に今なにができる。」
「うわぁ」
突然、隕石の重力が増して数千もの犬族の霊は次々と
地中に吸い込まれて消えていった。
侵略者が隕石に作った基地も重力に押しつぶされて
あとかたもなくなった。
「こたつとらいぞうは俺の作るフィールドにはいれ。
これは自然現象ではない。警戒しろ。
くそ。俺の制御空間でこれほどの現象を起こすとは上等だ。」
-ついに星が誕生を始めました-
-星の出現をくいとめる方法がひとつだけあります-
-あなたも星化して彼の星化の進行を止めるのです-
「俺はつい今しがた初めてレベル4になったばかりなのに、
いきなりレベル5(星化)だなんて。
さすがの俺も心の準備がない。」
-太陽系の星々はあなたの星化を認めました-
-皆応援しています。自分の使命と受け取り前に進みなさい-
「くぅ-。腹を決めるか。
平和な状態での星化を夢みていたのにな。
風神と雷神よ今までありがとな。ここでお別れだ。」
「王子。私たちはずっと王子にお供します。
どうぞ連れて行ってください。」
「わかった。じゃ俺の腕に宿れ。
右に風神、左に雷神。
三人でビトロスを助けにいくぞ。」
「アマテラス。神剣をあずかってくれ。危険なので
防衛軍を率いて地球まで下がっておくように。」
王子は神剣を投げ、アマテラスの手に渡った。
「ふっ。防衛隊全員に告ぐ。我がフィールド内に非難せよ。
これから神剣を使って我が最大のシールドをはり地球を守る。」
隕石上に巨大な輝きが出現し、まぶしくきらめいたかと思うと
その輝きは隕石のなかに消えていった。
まもなくして隕石表面は崩壊し、黒く極小化したあと
まぶしく輝きはじめた。
「ふっ、ここで消え行くのが定めならば。
最後にひと花咲かせてからまいりましょう。」
アマテラスは星からの強力な放射に対抗すべくシールドに
ありったけの力を込めた。
(初稿 2007-03-18 10:58:20)
「俺に今なにができる。」
「うわぁ」
突然、隕石の重力が増して数千もの犬族の霊は次々と
地中に吸い込まれて消えていった。
侵略者が隕石に作った基地も重力に押しつぶされて
あとかたもなくなった。
「こたつとらいぞうは俺の作るフィールドにはいれ。
これは自然現象ではない。警戒しろ。
くそ。俺の制御空間でこれほどの現象を起こすとは上等だ。」
-ついに星が誕生を始めました-
-星の出現をくいとめる方法がひとつだけあります-
-あなたも星化して彼の星化の進行を止めるのです-
「俺はつい今しがた初めてレベル4になったばかりなのに、
いきなりレベル5(星化)だなんて。
さすがの俺も心の準備がない。」
-太陽系の星々はあなたの星化を認めました-
-皆応援しています。自分の使命と受け取り前に進みなさい-
「くぅ-。腹を決めるか。
平和な状態での星化を夢みていたのにな。
風神と雷神よ今までありがとな。ここでお別れだ。」
「王子。私たちはずっと王子にお供します。
どうぞ連れて行ってください。」
「わかった。じゃ俺の腕に宿れ。
右に風神、左に雷神。
三人でビトロスを助けにいくぞ。」
「アマテラス。神剣をあずかってくれ。危険なので
防衛軍を率いて地球まで下がっておくように。」
王子は神剣を投げ、アマテラスの手に渡った。
「ふっ。防衛隊全員に告ぐ。我がフィールド内に非難せよ。
これから神剣を使って我が最大のシールドをはり地球を守る。」
隕石上に巨大な輝きが出現し、まぶしくきらめいたかと思うと
その輝きは隕石のなかに消えていった。
まもなくして隕石表面は崩壊し、黒く極小化したあと
まぶしく輝きはじめた。
「ふっ、ここで消え行くのが定めならば。
最後にひと花咲かせてからまいりましょう。」
アマテラスは星からの強力な放射に対抗すべくシールドに
ありったけの力を込めた。
(初稿 2007-03-18 10:58:20)