富山長野連続誘拐殺人事件 宮崎知子死刑囚 3回目の再審請求 2014.3.21. 富山地裁

2014-04-05 | 死刑/重刑/生命犯

連続誘拐殺人:宮崎死刑囚、3回目の再審請求 富山地裁
  毎日新聞 2014年04月07日 19時19分
 1980年に起きた「富山・長野連続誘拐殺人事件」で身代金目的誘拐、殺人などの罪に問われ、98年に死刑判決が確定した宮崎知子死刑囚(68)が、富山地裁に3回目の再審請求を行っていたことが7日、地裁への取材で分かった。請求は3月21日付。
 宮崎死刑囚は「判決は証拠に基づくものではない」などと主張し、2003年と11年に同地裁に再審請求をしたが、いずれも棄却。最高裁への2回目の特別抗告も、先月18日に棄却されている。【大東祐紀】

 ◎上記事は[毎日新聞]からの転載・引用です
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 KNB NEWS 2014 年04月04日 18:02 現在  
宮崎死刑囚、3回目の再審請求  
 昭和55年に富山と長野で起きた連続誘拐殺人事件で、死刑が確定している宮崎知子死刑囚が、今月中にも3回目の再審請求をすることが分かりました。
 この事件は昭和55年、旧八尾町の女子高校生と長野市の女性会社員の2人が相次いで誘拐され、殺害されたものです。
 この事件で死刑判決が確定した名古屋拘置所に収監中の宮崎知子死刑囚(68)の弁護人によりますと、3回目の再審請求に向けて現在、準備を進めているということです。
 弁護人は、去年2月、2回目の再審請求が棄却された後、即時抗告しましたが、今年1月に棄却され、その後、最高裁に特別抗告しましたがこれも先月18日に棄却されました。
 このため、宮崎死刑囚が3回目の再審請求をしたいと申し出たということです。
 今月中に書類を準備して富山地方裁判所に提出するということです。
 最高裁で死刑判決が確定したのが平成10年、その後、宮崎死刑囚は「判決に事実誤認がある」として2回、再審請求しましたが、いずれも棄却されています。

 ◎上記事は[KNB NEWS]からの転載・引用です 
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 〈来栖の独白 2014/4/5 Sat. 〉
 袴田さんの静岡地裁再審決定の一方で、私の脳裏に浮かんだのが宮崎知子さんだった。再審請求している死刑囚は他にもいるが、宮崎さんの場合は、弁護人が「死刑執行回避のため」と明言している・・・・・。
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「富山・長野連続女性誘拐殺人事件」宮崎知子死刑囚 2回目の再審請求を棄却 富山地裁/弁護側 即時抗告 2013-03-07 

富山長野連続誘拐殺人事件 宮崎知子死刑囚 2回目の再審請求/「延命の企図も」弁護人    
 宮崎知子死刑囚が2回目の再審請求 KNB NEWS 2011年11月25日18:15
 昭和55年に富山と長野で起きた連続誘拐殺人事件で、死刑が確定している宮崎知子死刑囚が、今年8月、富山地方裁判所に2回目の再審請求をしていたことが分かりました。
 名古屋拘置所に収監中の宮崎知子死刑囚(65)の弁護人によりますと、「警察の一連の捜査には、容疑者への誘導があった」などとしていて、確定判決には事実と異なる部分があり再度審議するよう、今年8月、富山地方裁判所に請求しました。
 2回目の再審請求です。
 この事件は、昭和55年、旧八尾町の高校生、長岡陽子さん(当時18歳)と、長野市の当時20歳の女性会社員が相次いで誘拐され殺害されたものです。
 昭和63年に富山地裁は、宮崎知子被告に死刑、知人の男性には無罪の1審判決を言い渡し、平成10年、最高裁で判決が確定しました。
 宮崎死刑囚は、平成15年に富山地裁に再審請求して19年に棄却され、これを不服だとして即時抗告していましたが、今年7月、最高裁が棄却したことから2度目の再審請求をしたものです。
 弁護人はKNBの取材に対し、「死刑執行を遅らせて延命する意図もある」とコメントしました。
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宮崎死刑囚が再び再審請求 長野・富山連続誘拐殺人
日本経済新聞2011/11/26 10:35
 長野、富山両県で1980年、女性2人が誘拐、殺害された「富山・長野連続誘拐殺人事件」で、身代金目的誘拐や殺人などの罪に問われ、死刑が確定した宮崎知子死刑囚(65)が富山地裁に2度目の再審請求をしていたことが26日、分かった。
 同地裁によると受理は8月15日付。
 宮崎死刑囚は98年に最高裁が上告を棄却、死刑が確定した。2003年に富山地裁に再審請求したが、07年に棄却。これを不服とした即時抗告が08年、名古屋高裁金沢支部に棄却され、その後、最高裁に特別抗告したが今年7月に棄却された。
 事件は、富山県の高校3年の女子生徒(当時18)と長野市の女性会社員(同20)が相次いで行方不明になり、他殺体で見つかった。会社員宅には身代金を要求する電話があり、富山市で贈答品販売会社を経営していた宮崎死刑囚と知人男性が逮捕された。宮崎死刑囚の単独犯行として男性は無罪が確定した。〔共同〕
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〈来栖の独白 2011/11/26〉
 再審は、事件の真実を明らかにするためのものだ。それが往々にして死刑囚の延命のために利用される。純粋に真実を訴えている人びと(冤罪)にとっては、やりきれない仕業だろう。
 東海テレビ『死刑囚弁護人』のなかで安田好弘弁護士も、故木村修治死刑囚のことに関連して、「延命ということでは一段弱い『恩赦出願』をした。再審請求すべきだったと後悔している」と言っていた。木村さんが死刑執行されたときにも、そう語った。
 今回、「延命の手段としての再審請求」と、あっけらかんと言う弁護人。正義と真実に対する冒涜ではないか。私が「再審請求」という言葉に古くから眉唾、胡散臭いものを感じてしまうのは、正に宮崎氏のようなケースがあるからだ。
 死刑囚の出す再審請求については、いま一つ問題があると思われる。A死刑囚が再審請求中ということでガードがかかり、身代わりのように他のB死刑囚が選ばれる(執行が回ってくる)のでは、ということだ。無残な世界だ。
 附けたりを2つ。宮崎死刑囚との名前を聞けば、反射的に北野宏氏を思い出さずにはいられない。北野氏も、宮崎死刑囚に翻弄された一人だが、冤罪と認定されてよかった。知子死刑囚には、藤波姓となった時期があった。藤波芳夫死刑囚は2006年12月25日、東京拘置所で執行された。
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関連: 法務省:死刑執行方法を議論へ/2006年、執行された藤波芳夫死刑囚はリウマチで歩けず/刑務官が身体を・・・  
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富山長野連続誘拐殺人事件 宮崎知子死刑囚 殺害への関与を全面否定する意見書を富山地裁に提出
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再審準備中にもかかわらず死刑(リスト)に / 宮崎知子死刑囚に「再審の理由はない」=富山地検 
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富山地裁、4度目の再審請求棄却 2017/3/23付け 「富山・長野連続誘拐殺人事件」宮崎知子死刑囚 27日、即時抗告
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