加藤被告に判決へ=秋葉原無差別殺傷、求刑死刑―東京地裁
時事通信 3月24日(木)6時1分配信
東京・秋葉原の無差別殺傷事件で7人を殺害し、10人を負傷させたとして殺人罪などに問われた元派遣社員加藤智大被告(28)の判決が24日、東京地裁(村山浩昭裁判長)である。
検察側は「史上まれに見る凶悪犯罪」として死刑を求刑。弁護側は刑事責任能力を争うとともに、死刑回避を訴えていた。
検察側は鑑定結果を基に、完全責任能力があったのは明らかだと主張。自分を無視したり、まともに扱わなかったりした者に存在を認めさせ、復讐(ふくしゅう)することが事件の動機だったと訴えていた。
弁護側は、加藤被告には事件当時の記憶がなく、心神耗弱などの疑いがあるとした。動機はインターネット掲示板での嫌がらせをやめてほしいと伝えるためで、背景には母親の不適切な養育があったと主張した。 *リンクは来栖
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◇ 「秋葉原殺傷事件」加藤智大被告 初公判 2010年1月28日 東京地裁 村山浩昭裁判長 2010-01-28
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関連; <袴田巌さん釈放> 村山浩昭裁判長…死刑だけでなく、拘置の停止まで命じる決定~法務・検察に動揺 2014-03-27
【袴田事件再審】裁判長は秋葉原無差別殺傷事件も担当のベテラン
産経ニュース 2014.3.27 12:10
今回の決定を出した静岡地裁の村山浩昭裁判長(57)は、東京・秋葉原の無差別殺傷事件などを担当したベテラン裁判官だ。
村山裁判長は昭和58年に任官し、福島地家裁いわき支部長、東京地裁部総括判事などを務めた。
平成20年、秋葉原で7人を殺害するなどして殺人罪などに問われた元派遣社員、加藤智大被告(31)=上告中=の公判を担当。「多くの生命を奪って刑事責任が最大級に重いことは明らか」として、求刑通り死刑を言い渡した。
また、覚せい剤取締法違反罪に問われた女優、酒井法子さん(43)に執行猶予付き有罪判決を言い渡した際、「あなたはドラマなどでさまざまな役をこなしてきましたが、残念ながらこれは現実です。今後、その重みを実感すると思うが、負けずに薬物とは手を切って更生することを望みます」と語りかけた。
静岡地裁であった覚せい剤取締法違反事件の公判では、警察官による暴行など違法捜査があったと認定。男性に無罪を言い渡した。
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◇ 秋葉原殺傷事件 弟の告白 『週刊現代』 平成20年6月28日号(前編) 7月5日号(後編) 2010-01-28
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◇ 「秋葉原無差別殺傷事件」加藤智大被告 母親との関係〈母親に対する証人尋問 2010.7.8.要旨〉 2010-07-28
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◇ 「秋葉原無差別殺傷事件」/宮崎勤死刑囚に死刑執行命令 鳩山邦夫法相/ 麻原氏逮捕にみる死刑執行の予感 2008-06-21
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◇ 秋葉原通り魔事件と安田好弘著『死刑弁護人』 2008-06-09