産経WEST 2015.9.8 11:25更新
元少年A「絶歌」を“R18指定” 大阪市教委
神戸市の連続児童殺傷事件の加害者が執筆した手記「絶歌」(太田出版)の取り扱いについて、大阪市教育委員会は8日の教育委員会議で、市立図書館では閲覧に手続きが必要となる閉架書庫に配置し、18歳未満の閲覧や貸し出しを禁止することを決めた。閲覧制限は「必要最小限の特例的な取り扱い」との意見を盛り込んだ付帯決議も採択した。
市教委がまとめた見解では、手記は「大きな社会問題になった事件の関係資料で市民の関心も高い」が、閲覧については「少年の育成に及ぼす影響を考慮する」として年齢制限を加える必要性を認めた。
絶歌の閲覧に関する公立図書館の対応は自治体によって分かれ、神戸市などの公立図書館が購入しない方針を示す一方、滋賀県立図書館(大津市)は成人に限定して貸し出しを認めている。
◎上記事は[産経新聞]からの引用です
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「絶歌」閲覧・貸し出し、18歳未満禁止 大阪市図書館
朝日新聞デジタル 2015年9月8日12時01分
大阪市教育委員会は8日、1997年に起きた神戸連続児童殺傷事件の加害男性の手記「絶歌」について、市立24図書館で18歳未満への閲覧・貸し出しを禁止することを決めた。同書の取り扱いを巡っては、日本図書館協会(東京)が取り扱いを制限すべき事例には当たらないとの見解を示しているが、各地の図書館で判断が割れている。
市教委は年齢制限の設定について「大きな社会問題になった少年犯罪の加害者の手記が、人格形成期にある青少年の健全な育成に及ぼす影響を考慮する必要がある」と説明した。
男性が「元少年A」としてつづった「絶歌」は6月10日に太田出版(東京)から出版。増刷分を含め25万部が発行されている。
大阪府立中央図書館は「幅広い資料を集めて府民に届けるのが図書館の役割」として、年齢制限を設けず貸し出す。事件の現場となった神戸市は「地元の図書館として遺族の人権を擁護する」と所蔵自体を見送った。兵庫県立図書館は館内の学術目的の閲覧のみに利用制限している。滋賀県立図書館は20歳未満の未成年の閲覧・貸し出しを禁じている。(長野佑介)
◎上記事は[朝日新聞デジタル]からの引用です
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◇ 元少年Aの手記『絶歌』…「制限事例にあたらず」日本図書館協会
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◇ 『絶歌』元少年A著 2015年6月 初版発行 太田出版 (神戸連続児童殺傷事件 酒鬼薔薇聖斗)
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