時効見直し案

2009-12-22 | 死刑/重刑/生命犯
時効見直し4具体案、法制審提示
 法制審議会(法相の諮問機関)の刑事法部会は21日、公訴時効の見直しについてこれまでの検討を基にした4種類の案を提示した。時効廃止や延長のほか、一定の手続きで時効を停止・中断する仕組みの導入などを盛り込んだ。今後、さらに議論を詰めて答申をまとめる。法務省は答申後に法改正などに着手し、早ければ来春の通常国会での実現を目指す。
 同部会が今回提示したのは、(1)殺人罪など一部の罪の時効を廃止する「A案」、(2)大幅に延長する「B案」、(3)対象犯罪によって時効を廃止したり延長したりする「AB組み合わせ案」、(4)一定の手続きで時効を中断・停止する仕組みを導入する「C案」の4つ。
 見直し対象はいずれも「人を死亡させた重い罪」と想定。一部の罪について時効を廃止するA案では、殺人など法定刑の上限が死刑の罪に限定する場合と、強姦致死など無期刑のものも含む場合の2つを併記した。(日経新聞2009/12/22)

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