「透析しない」学会が提言 2020.4.17 福生病院で自ら希望して人工透析をやめた腎臓病の女性が死亡した問題

2020-04-18 | Life 死と隣合わせ

「透析しない」学会が提言 意思尊重を 福生病院
 2020.4.18 Sat 中日新聞

 東京都の公立福生病院で2018年、自ら希望して人工透析をやめた腎臓病の女性が死亡した問題を受け、日本透析医学会(理事長・中元秀友埼玉医大教授)は17日、数カ月で亡くなる「人生の最終段階」でなくても、患者の意思を尊重しなければならないとする提言をウェブサイトで公表した。
 名称は「透析の開始と継続に関する意思決定プロセスについての提言」。患者に必要な情報を医療側が提供して最良の選択ができるように支援することを前提に、希望による透析中止といった「医療を拒否する権利がある」と明記。その時点での最終意思決定として尊重するよう求めた。ただし、その後に患者の意思が変わることも意識して、透析の再開などにも備えるとした。
 必要な透析をしなければ尿毒症となって、全身に異常が出る。残り2~3か月と予測される段階には至っていなくても、透析をやめてしまえば数日~数週間で死亡する可能性が高い。こうした状況では、呼吸困難の苦痛を和らげるため、鎮静剤などを持続的に用いることがあるといった説明を医師が事前にしておき、患者の意思を確かめることが重要としている。

 ◎上記事は[中日新聞]からの書き写し(=来栖)


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