1966年6月に静岡県のみそ製造会社専務一家4人が殺害された事件で死刑が確定した袴田巌さん(88)の再審で、専務の遺族が意見陳述を申し出たことが17日、分かった。検察側は既に静岡地裁に伝えたという。関係者が明らかにした。結審が予定される5月22日の第15回公判で、検察側の論告・求刑を前に袴田さんへの処罰感情などを伝えるとみられる。
無罪を主張している袴田さんの弁護団は、被害者遺族の意見陳述採用に反対する意見書を地裁に提出する方針。
関係者によると、遺族は口頭での陳述ではなく、書面の提出を望んでいる。第15回公判では、袴田さんの姉ひで子さん(91)の意見陳述も予定されている。
最終更新:共同通信
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