また豚コレラ…7500頭、一度に殺処分へ
2018年12月25日 09時30分 読売新聞
岐阜県内で家畜伝染病の豚(とん)コレラが発生した問題で、岐阜県は25日、同県関市の養豚場で豚コレラの感染が確認されたと発表した。県は、養豚場で飼育されている豚計約7500頭を殺処分する。同県内では、今年9月以降、養豚場などで飼育されていた豚やイノシシの感染は6例目で、一度に殺処分する頭数は今回が最多。
県によると、23~24日にかけて出荷時に行った遺伝子検査で、1頭に異常を確認。県がさらに詳しく調べた上で、国との協議も経て陽性が確定した。
豚コレラを巡っては、岐阜市の養豚場で9月、国内で26年ぶりに豚への感染が確認され、これまでに県内の5施設で感染が確認された。野生イノシシへの感染も広がっており、岐阜県では今月24日までに計79頭に上ったほか、同県と隣接する愛知県犬山市でも感染が確認された。
◎上記事は[@niftyニュース]からの転載・引用です
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〈来栖の独白 2018.12.25 Tue〉
胸、痛む記事。人間ほど罪深い残酷な生きものはいない。
本年は、佐藤愛子さんの著書を幾冊か読んだ。この世ならぬ「霊界」との交信を書かれたものも。それに付随して、佐藤さんは「あの世」についても言及しておられる。自殺や殺人をした者は「間違いなく地獄へ行く」(文春文庫『冥途のお客』p180)と。
私はうっかり、そうだろうな、などと了解したが、しかし考えてみると、変だ。佐藤さんの言い分は、あくまでも人類中心(至上)の考え方ではないか。
人類は己が命を養うために、その生涯に於いて数多の生きものの命を奪う。上記の豚の命も然り。食べるだけでなく、その豚がコレラに罹患すれば殺処分とする。
先日テレビで、競馬馬の目を見た。罪のない目。食に供されずとも、彼らは人類の楽しみとカネ儲けのために生かされている。
私は佐藤さんの著書が好きで、読み、多くを教わってきた。が、死後については、了解できない。人類以外の動物、人類の食肉となって命を絶たれる罪なき生きものを思うとき、胸痛んでどうしようもなくなる。
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