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はやしんばんぱくの、めげてめけめけ、言論の不自由ブログ

全国各地へ飛び回り、めげてめけめけめげまくり、色々書いていましたが、ブログ終わりました。過去を読めばいい!サラバじゃ~!

厳しさあまって我が身にコバエ集る。ギスギス…。

2009年09月25日 18時29分04秒 | 会社天国編・地獄編
連休も終わり昨日よりまたいつもの毎日が始まっている。
昨日は夕方、今日は午前中と営業回りをし
他の時間は会社事務所にて雑務やら会議やら出張アポとりやら
多少バタバタとした日を過ごした。
しかしそんなバタバタも空回りか気休めか
アポとりや営業回りからかなりな不景気具合が顔を覗かせていた。

あくまで僕個人の感触であるが
このシルバーウィークとやらの連休前と後の僅かな時間で
より一層不景気の溝が深まったような気がする。
どっしり重厚な不景気が僕らの行く手をふさぎ
世間的深刻さが増し増している様子だ。

来週より山陽四国出張なのだが
これほどアポとりに苦戦した事は無かった。
なんとか形になる程度
アポはとれるにゃとれたんだけど
電話にて皆さん必ず何かしら“おまけ”が付いた。
「景気悪いよ」「厳しいよ」「売れてないよ」「健康だけど元気ないよ」
「ギフトショー(展示会)でも仕入れてないくらいだからね」
「私“都合により”退社する事となりまして」「○○は倒産しました」
云々云々。。。

営業回りだって大変だった。
とにかく“余計な物”を仕入れようとしない。
“余計な物”とはつまり“プロパー”や“こちらのお勧め”や“セール品”の事である。
新商品+客注=確実に無駄なき堅い仕入れ
それすらアイテムを絞り込む。
それでは営業が仕事を成さない。
まさに空回り、無駄に忙しくするだけだ。

うちみたいなメーカーは扱う物が細かいだけに
ある程度の“余計な物”プラスアルファの幅をどれだけ作るかが
非常に重要となってくる。
先方にとって“余計な物”=うちにとって“大切で重要な物”
なのだ。

もちろん新商品も大事だ。
こんなに厳しい時代だもの
新しい商品をどんどん出してゆくのは良い事だし
そんな新商品のみでも仕入れていただけるだけありがたい。
ただそれだけではキツい。
お店側だって単純に新しいからといってそればかり仕入れて
信頼度の高いプロパー等を追いかけずにいたら
一見新鮮味ある店には見えるが
中身はガチガチに固まった遊びと余裕と信頼性のない方向に傾いちゃって
結果お客さんを逃してたみたいな状況になりかねない。
良い無駄が無い店はつまらないし売れない。
そんなカッコばっかな店が崩れる姿をたくさん見て来た。

それを言っちゃうならメーカー側だって
十分無駄無く悪循環を作っちゃってるじゃんかって言われそうである。
それもそうだなぁ。
商品の開発や生産をかなり絞っちゃってるのは事実だし
質を下げちゃってる会社もあるだろう。
その結果販売店に迷惑をかけてしまってる事も多々あるに違いない。

んな事言ったら消費者だって!
不況不況ってお金使わんから回らんではないか!
…っとまぁ不景気は不景気を呼んで
世の中にどんより暗雲を立ち込めさせるのだ。
誰もが悪いし誰もが悪くない。
どうなる事かも分からない。
これ以上悪くなったらどうなっちゃうか
良くなるってどうなる事か
まるで想像もつかない。
今、景気はもっとも不安定で気持ちの悪い状態である。

まぁそれもこれも雑貨店の話でして
当社ペット部門は結構元気が良い。
理由は分からん。
人間同様生き物に関係した分野だからであろうか。
何かが良ければ何かが悪しで上手くはいかないものである。
まぁ悪くないものが1つでもあるだけ良いか。
そうは言ってもペットショップさんだって
消耗品以外の物販の消費は伸び悩んでいたり
生体が売れにくくなっていたりするのかもしれないが
今ん所当社はそちらの部門のが元気良い事は確かだ。

雑貨は贅沢品である。
特にうちの場合はその中でも尚贅沢度の高い商品だ。
究極な事を言ってしまえばあってもなくても良い物
ひとつあればそれで良い物である。
しかし多少のゆとりがあればそれは
あって良い物、あって欲しい物に変わる。
そんな雑貨は心に楽しみをもたらしてくれ
気持ちが豊かになり余裕をもって余計に明るい生活を築かしてくれる。
心をキレイに循環させてくれる。
雑貨ってそういう物のような気がする。
潤滑油か。

自分に楽しさとゆとりをもたらす物が我慢に変わったら
ギスギスしてゆくだろう。
全てがギスギスしちゃっているのが今だ。
ギスギスして脱線して狂ってガタガタ。
全ての分野全ての人々がそうかどうかは分からないが
ダラダラした連休で出来上がった腐れ頭で
そんなん事を考えてみた。
考えてみちゃう程不景気に殺られたのだった。

そんな矢先に当社内も景気同様にガタガタだ。
社長、上司、元上司と
老人特有の痴呆と頑固となんやかやが如実に現れ入り乱れている。
こちらも連休前と後でヒドさが増した様に思う。

僕が受けた電話での僕の話の件で討論してるのに殆ど話させてもらえず
勝手に自分らの都合で話を作り上げ
いつの間にやらバーチャルな議題の会議と化す。
「あのですね、そもそもそういう事じゃなく」
と話し正そう思えば
「違う!
私たちの方が正しい!」
と人の話聞かず怒鳴りちらす始末。
あんたら話してないだろうが!
僕の仕事の話だろうが!
「んなもん大体想像つくわよ!
私たちどれだけ経験積んでると思ってんのよ!」
だって。
それにこの会議3度目だ。
その時の決定事項にのっとってこちらは動いてるのに
それら全て“忘れてる”!
しかも会議は“やってない”事になり
指示も“言ってない”そうだ!
だからして社長は
自分が出した指示で生じた問題に自分でいちゃもんつけるっちゅう
極めてナンセンスな状況を生み出し
更に現実を否定し自分の都合で作り上げた架空世界の話について
物事を片付けようとする理解不能な事態に陥っていた。

言った言わないの繰り返し。
自分の都合の押し付けばかりだから本質から反れてゆく。
意見をするとバカにされ
結論を見失う程堂々巡り。
だから会議はいつまでたっても平行線。
本質は全てお取引先さん側に向いていなければならぬべきなのに。
最終的には
一旦婆さん達の言う事を僕が全て聞き
ご機嫌伺いつつなんとなく良い結果に結びつけ終了。

あぁ、こっちのちぐはぐな老害がもたらす会社潤滑不景気は
一体いつまで続くのだろうか。
メーカーがこんなんじゃ
頭痛くて何も言えないよね。

日本の未来と我が社の明日は、暗い!?
なにをっ!
そんな事させてたまるか!
ちっぽけな1個人が
ちっぽけに叫んでみるのだった。

めけめけ~。

写真。八王子駅にあった鶴ヶ城の模型。
不景気の城も崩せ!

うちの社長のゆかいな小ボケ達。

2009年08月12日 15時35分56秒 | 会社天国編・地獄編
うぎゃーっ!
今日も仕事である。

さて冒頭の写真はうちの社内に吊られた『のれん』である。
豪華なレースの『洋のれん』だ。
事務所とトイレ&給湯小キッチンスペースとを間仕切りしている。

先日社内にて事務仕事をしていた際
当社デザイナー達がトンテンカンテン取り付けていた。
何事!?
と思いこっそり訊いてみる。
社長が作れと言ったらしい。
突然『のれん』を作って間仕切りに吊るしてくれと頼まれたそうだ。
「どうせ作るならうちの会社らしく
エレガントでかわいいの作ってちょうだいねだって!
春の新商品デザインでクソ忙しい時に!もう!」
とボヤキながらせっせとテグスで吊るしていた。
いや、その、
何故に突然『のれん』作らされたのかの経緯と理由が知りたいんだけど。

自社ビル建てて以来十数年間
特におかしく思う部分は無かったから普通に今日まで来たんだろうし
僕の場合入社して9年間
特にその箇所に違和感を感じた事は無かったし
何の不自然さも使いにくさも無かった。
っつうかそんな普通な当たり前にあるスペースに対して何も感じる事がない!
“無”だよ!“無”!
そのスペースに対する感情“無”!
そこへ何故急に『のれん』?
何故今『のれん』?
無茶苦茶行き来しにくくなって余計に不便だわ!
迷惑の極み!ありえない!

何故だ!?何故こんなもん作らせ吊るさせた!?
何故なんだぁ!?
デザイナー達は言う。
「エアコンの冷気とキッチンIHの熱気とが交わり
乱気流が起こる恐れがあるから
交わりを無くすのよ!
とかなんとか言っていましたよ」
なんじゃそりゃっ!

その後社長に
「良いでしょ!この『のれん』」
とか言われたが
「良いっすね」
と答えたのみで
気味悪いので関わらず
真意には敢えて触れずに流してしまった。
多分エアコンの冷たい風が
あちこち散らないよう遮断したかったのだろうが
本当の所は謎のままだ。

全く“乱気流”って!
“交わり”って!
意味不明!
摩訶不思議!

社長のそんな奇怪な行動や発言は以前からの事なのだが
特にここ最近は酷く
ぐんぐんおかしさを増して目立ちだしてきた。

お取引先さんから事務所移転の重要なFAXがあった時も
気付くとそのFAXがゴミ箱ん中にあって
慌てて拾い注意すると
「つい捨ててた」
と自分で自分に大爆笑してるし
「今日は銀行行かなくっちゃ!
絶対に銀行行かなくっちゃ!」
と朝から“銀行銀行”と念仏の様に唱えていたのに
昼に
「行ってきます!」
と出て行った途端帰って来て
「私どこに行くんだっけ」
とまた自分で大爆笑。
お取引先さんからの電話を受けて
ハイハイ了解分かりましたぁ!って調子良く話してガチャンと切って
「えっと私誰と話してたのかしら?」
とか僕に訊いて来たり。
知らね~よ!
話してたの自分だろ!
みたいな事言ったらば
「あなたの念力で私の記憶から取引先の名前を探り出しなさいよ!」
とか言い出す始末。
念力なんて力ねーし!
理解に苦しむ!
いい加減にしろ!

こんな事もあった。
先日デジタルのテレビ『AQUOS』を買った社長。
業者が取り付けて帰ったのだがどうも映りがおかしい。
仕事中にもかかわらず『お客様センター』に電話して
「何が液晶よ!
前のブラウン管テレビより映り悪いじゃないのよ!」
と怒鳴っている。
関わると面倒なのでそのまま放っておいた。
すると翌日
「何で映りが悪かったか分かったわ!
ブルーレイという機械を買わなきゃ駄目なのよ!」
とか凄い発見したかの如く大喜びの大騒ぎ!
食事中にあまりにもちんぷんかんぷんで
ナンセンスなギャグを言い出すものだから
味噌汁をブーーーッ!と吐き出してしまった。
おいおい!
「社長、何故そんな発想になっちゃうか意味分かりませんが
そういう問題じゃなくて
単純に、その、
せっかくのデジタルテレビでアナログ見ているんじゃないすか?」
と指摘したらば
「デジタルにはブースターがいるでしょう!
だからブルーレイが必要なのよ!」
と怒りだしたので
これ以上言っても無駄だ
もう知らんと婆さんを放置。
で翌週
やっぱりブルーレイ買っちゃったようで
「業者に言われちゃった。
私アナログで見てたんだって」
チャンチャン♪みたいな。
だから僕がそう言ったでしょうと言うと
「聞いてない!」
だと。
ホトホト呆れてしまった。

昨日は昨日で
仕事報告メールを夕方したらば夜中に
仕事情報ゼロの
“釜飯とコーヒーについて”延々と書かれた返信メールが届く。
何これ?
夜に釜飯食いに行って美味い喫茶店でコーヒー飲んだか何かしらんが
それって仕事と全く関係ねーし!

大体お盆の夏休みだって
13日の木曜日から16日の日曜日まで4日間なのに
「実際は13日14日が夏休みだからね。
15日16日は普通の土日だから。
うちの夏休みは2日よ。
宜しくって?」
と社長。
だから何なのよ!
真意が読み取れない得も損もない意味不明な事言ってるし!

こないだも
「酒井法子が自宅で孤独死でしょう!」
とか大原麗子とのりピー事件混ざってるし!

完全に婆さん頭イッちゃってるわ!
ん?もしや社長!
ヤバい薬でヤバい幻覚見えちゃってるとか!?

しゃちょピー!?

ただの老人痴呆です。

めけめけ~。

写真。『レースのれん』。

蘇れ勤労!

2009年06月26日 18時27分16秒 | 会社天国編・地獄編
関西北陸出張から東京へ戻る。
意外と都会はジリジリ晴れてジメジメしていた。

疲れを癒す暇もなく
本日久方ぶりに会社出勤。
相変わらず“ギャー!ギャー!”
老人サファリ施設さながらの大騒ぎだ。

恐ろしく眼をギラギラさせながら
僕の失敗や失言を狙う高齢獣ども。
ヨダレを垂らしながら日銭を貪り喰う毒ババア。
そんな中をビクビクしながら
出張後処理や整理、フォローや留守中に溜まった仕事をさばく僕。
疲労はMax
ギミギミシェイクである。

昔はこんくらいでバテる様な奴じゃなかった。
長期出張、連続無休出勤なんて屁のカッパタヌキDCカード中井喜一だった。
ほぼ1ヶ月出張に出てた頃だって
頭はおかしくなりそうだったが
身体はすこぶる調子良かった。
しかし今は何故か辛い。
体調もよろしくない。
じっと手を見る。
疲れた手だなぁ。
随分と短い生命線だ。
手がデカイから余計短く見える。
髪の毛にも白髪が目立つ。
先日鼻毛を抜いたら3本ALL白鼻毛だった。
モミアゲにも白髪。
白モミ。

はぁ~。

僕も随分年老いたなぁ。
“まだ”35歳かと思ってたらば“もう”35歳なのだ。
社長主催のアホ企画
『○○さん(僕の名前)ウェルカム30(サーティ)パーティー』
っちゅう食事会とやらに参加したのが
つい先日の様な気がするくらいの早さだ。
あ、『ウェルカムサーティパーティー』とは
僕と当時のデザイナーが30歳になったから
あんたらも三十路のじじばばだっちゅう意味を込めて
というのは取って付けな口実で
ただ単に皆で飯食いたかっただけの社長の気まぐれ企画である。
その食事会で当社おば様お婆様方々が言っていた。
「ここから先がもっともっと早いわよ」
と。
「美味しい食事があと何回食べられるか
この間おおよそで予測計算しちゃった。
それが意外と少ないのよ」
部長が冗談めいて話す。
僕にはあまりにも遠い別の星の話に聞こえたが
それから5年
正確にはもうじき6年
確かにリニア的スピードで早かった。
部長の冗談もなんとなく分かるような気がする。

とにかくいつまでも
♪若いだなんて思ったら大間違いよおっさんよ♪
魔女っこメグよろしく
♪親父化デブは体の老化は
あなたの心に忍び込む
忍び込むシャランラ♪
なのだ。

ユニコーンの復活アルバム『シャンブル』ん中に
『オッサンマーチ』というテッシーの曲がある。
おっさんユニコーン
おっさんテッシーは歌う。
♪気がつきゃほらしぶとく生きている
私はオッサン いつでもハッピー♪
僕もしぶとく生きてやる!
しんどいしんどい言いながらもね。

あ、写真は東京に戻りすぐ買ったユニコーンDVD
『UNICORN TOUR 2009 蘇る勤労』だ。
先日のツアーDVDだ。
僕は武道館で観た。
ついこの間ツアー終わったばかりなのにもうDVD化って
仕事早すぎ!
昨晩購入の今日なのでまだ観てはいない。
明日明後日は久々の休日。
ゆっくり観賞しようと思っている。

昨晩東京に帰って来て最寄り駅から自宅までトコトコ歩いていた。
たかだか11日間だが街は微妙に変化していた。
立体駐車場がさら地になってたり
空き地の雑草がきれいに刈られてたり
途中だった工事が完成されてたり。

時と共に変わり続ける町並み。
良き悪きどちらに進んでいるのかは分からない。
街も産まれては成長し歳をとりまた産まれ変わる。
繰り返し繰り返しだ。
人間もまた産まれたり死んだり
成長し
同時に死へ常に向かい続ける。
当たり前の事だが不思議な事実だ。

そんな事を考えながら
本日も会社にて猛獣妖怪糞社長の必死のわめきを聞いていたら
何故だかとてもシュールに思え
何故だかとても切なくなって
ちょっぴり笑けてしまった。
南無阿弥陀仏。
アーメン。

夕方6時過ぎ。
まだ明るい街並み。
会社からの帰り道に
何気なく想う。

あぁ
日が長くなったなぁと。

めけめけ~。

写真。ユニコーンDVD。

天才秀才馬鹿&阿呆。

2009年04月27日 19時14分51秒 | 会社天国編・地獄編
月曜日がやってきた。
会社に出社する月曜日と出張などで営業に直行する月曜日とで
何故こんなに気分が違うのだろう。
憂鬱だ。

しかも睡眠不足ときている。
今朝4時頃外でカラスの群れが一斉に鳴き出したのだ。
いきなりの騒音で目覚めてしまった。
眠りが浅かったのだろう。

群れは一定のリズムと間を保ちながら
“カーカー”
と遠ざかったり近づいたりを繰り返していた。
再びウトウト出来たかと思うと近づき
目が冴えてイラつくならば遠ざかり
まるで僕を挑発しているようだ。

何やってんだカラス!
魔の月曜日
鬼ヶ島へ鬼退治に出なならんのに
寝不足じゃかなわないよ!
眠らせてくれ!
“カーカー”
気持ち届かず。
カラス、聞く耳持たず。

そのうち
“カーカー”

“ア~ァ~”
に聞こえてきた。
まるで今の自分の心ん中を見透かしたかのように。

“ア~ァ~”
「あ~ぁ~」
な気分はこっちだカラス!
何だそのなえた鳴き声は!
朝っぱらからの間抜け声もいい加減にしろ!
もっとシャキッとせいシャキッと!
ほら!
“カーッ!カーッ!”
と気合い入れて鳴いてみぃ!
“カーカーア~ァ~…”
気合いだ!気合いだ!気合いだ!オイオイオイ!
“カーカーア~ァ~…”
いつの間にやら阿呆カラスの群れに自分を投影し
睡眠妨害だった奴らを心ん中であおっていた阿呆な自分。

何やってんだ…。
疲れて再びウトウト。
マドロミの中夢を見た。

僕は大学院生のようだ。
何かの研究会らしい。
目の前にどこぞやから呼ばれてやって来たっちゅう講師が
ズラリ横ならびに並んでいる。

呼び出された僕ら生徒は100人程だろうか。
就職活動でもあるまいに皆スーツを着ている。
僕だけ私服。
派手な出で立ちだ。
昔、僕のファッションを見た母が
「何だその“チンドン屋”みたいな格好は!」
と言ってた事があったのだが
まさにそんな体でブスゥと腰をおろしている。

教壇右端に座っていたおばさん講師が立ち上がりいきなり話を始めた。
天才は“尾てい骨”がどうとかこうとかなってるから天才で
阿呆は“骨盤”が歪んでどうたらだから阿呆。
見渡した限りではこの教室におられる皆さんは
天才の部類に入るようですね。

…何言ってるやらサッパリ分からん。

するとおばさん両手にチョークを握りしめ
クルリ後ろ向いて左右まったく違う文字を黒板に書きながら
口では全く違う事をペラペラ説明しだした。
脳が右手・左手・口とそれぞれにバラバラな指令を出しておるようで
おばさん講師は瞬時にそれに答えているのだ。

夢ん中でこれは夢だと分かっていながらも夢なのに意表をつかれ
僕はおばさん講師の芸当とも取れるその行動に
ただただ見とれるばかりだった。

やがておばさん講師が僕を指差し
「君は天才か?」
と問おてきた。
僕は答えた。
「阿呆です」

そこで目覚めた。

午前7時40分。
カラスは何処かへ消えたようだ。

パッとしない憂鬱を引きずり出社。
会社会議にて
雑貨というものをめぐり社長と討論バトルになる。
っつってもバトルとは名ばかりで最終的にはいつもの強制論破。

“私がそう言うんだからそうなのよ!”

その後のデザイン会議でも社長の時代錯誤な発案を他社員みんなが否定し
別な納得ゆくものを提案したのだが

“私がそう言うんだからそうなのよ!”

それならそれでかまわないが
失敗して在庫の山を築いても
お給料はきちんと支払ってくださいよ。
心の中で“阿呆”とぼやきながら
「ア~ァ~…分かりました~…」
とつぶやき肩をすぼめる。

昼ご飯を食べた後
午後3時に営業回りへ出掛けるまでずっと
「ヒック、ゲボッ…ヒック、ゲボッ…」
社長は気味悪い“しゃっくり”を僕の横で繰り返し
「あなたが阿呆な事ばかり言うからヒック
“しゃっくり”が止まらないじゃないのよゲボッ!」
と理不尽に切れていた。

おかしいすねぇ。
あまりの阿呆さにビックリして“しゃっくり”止まりそうなもんすけど
と言ったら、なおのこと切れられた。

“カーカー…ア~ァ~…”
カラス何故鳴くの
カラスの勝手でしょ♪

「阿呆ーーーッ!」

めけめけ~。

写真。西荻窪の街にある六童子像ん中の『花の童子』銅像。
象です。

イカウイルス。

2009年04月20日 19時00分27秒 | 会社天国編・地獄編
休めたんだかどうだか分からぬまんま
問答無用に朝はやって来て
本日からまた仕事の日々が始まる。
久々の会社出勤。
今朝見た夢のワードが頭ん中をぐるんぐるん回って気持ち悪い。

内容はあまり覚えていないのだが
僕は身体中を
“カイカイカイカイカイカイカイカイ”
かきむしっており終始痒くてつらそうだった。
「イカウイルス」
どうやらそんなふざけた病にかかってしまった様子。

夢から醒めて気付く。
“カイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイ”
イカイカ、イカ…
「イカウイルス…?」
しょーもなっ!
結局そんな単純なネーミングか!
夢見る頭も単細胞かっ!
ため息ひとつ。

部屋が乾燥していた為か寝ている間無意識にかきむしっていたようだ。
いや、夢の世界でなく現実界の話。
目覚めてしばらく痒みの余韻で多少身体をかく。
カイカイ、ポリポリ
イカウイルス…。
「はぁ…」
また、ため息ひとつ。

こちらもまたまたため息混じりの会社である。
最近の当社代表取締役は常に鬼状態。
“たけのこの里”みたいなツノが2本
頭からにょきっと生えていたりする。
“たけのこの里”は美味しいお菓子だけど
こっちのそれは食えないよ。
“猛毒たけのこの里”
うげ~。

しかも“きのこの山”を逆さにしたビスケット部分の出っ張りみたいに
調子こいた天狗の鼻がぐぅーんと伸びているもんだからややこしい。
権力振りかざして猛毒の怒りと鼻高々なプライドを撒き散らす。
迷惑千万だ。

本日もいつもながらの最強最低ウイルスを社内に撒き散らす鬼社長。
デザイン会議では自分の意見が通らないとまるで餓鬼の様にムクれ
営業会議ではこちらが情報を流しているにも関わらず
自分の知らない事を言われるとプライド剥き出しで
「そんなの知ってるわよ!ウガーッ!」
と吠えまくる。
世間話をしても自分の許容範囲を越えると逆に人を馬鹿呼ばわりでダダをこね
勝手に営業の大切な書類は捨ててるし
パソコンデータは破棄してるし
再度出張前の状態に再構築するのに苦労する僕を見て見ぬフリで
勝手ばかり毒の猛威を奮う。

ウイルスというもんは成長を繰り返すと言うがまさにそんな状態で
名古屋出張前に比べたら負のウイルスがかなりパワーアップしていた。
よく考えたら僕が入社した9年とちょい前から
長い年月をかけてぐんぐんと狂っているのだから
当時と比べたらそりゃもう恐ろしいモンスターウイルスに成り上がって…?
成り下がって?いるであろう。

昼食済んだ気だるい午後
パソコンいじりながら社長が
「久々に見てみようかしら」
と当社ペット部門商品の大ファンなお客様のブログを覗き始めた。
「うちの商品を大絶賛してくれてるから
私、この人大好き!
かわいいわ!ワンちゃんのかわいさを
うちの商品が引き立ててるんだわ!
うちの商品あってのこの子ね!」
褒めまくりな独り言ブツブツ言いながらマウスをカチカチ。
「あらやだ!
最近うちの服やカラー身につけさせてないじゃない!」
何やら雲行き怪しくなり
「憎ったらしい!どこの服よこれ!
こんなの全然かわいくない!
駄目だわこの人、センス無いわ。
うちの服だけ着せときゃ良いのよ」
ついに毒付き始め
「や~めた」
ブログを閉じた。
そして僕に向かいひと言

「大体毎日ブログ更新してるなんて
よっぽど暇でくだらない人なのよ。
ねぇ○○(僕の名前)さん」

え…えっと…
返答に困った。
社長の発言からすると
僕もまさに毎日更新の暇でくだらない人部類に属するからだ。
あはは。

すると唯一当社で僕のブログを知っているデザイナーが
「皆さん楽しんで書いてて良いじゃないですか」
とフォロー。
「そう?私はそんな呑気な生活出来ないわ」
フォローも通じず。
仕方ないので僕がひと言。

「社長、世の中社長みたいな人ばかりじゃないんです。
どちらかと言えば社長側の人種は少数派。
ブログを日々更新している人が何か社長に害を与えましたか?
皆それぞれ書きたいから勝手に書いているだけ。
見たけりゃ見れば良いし
そうでなければほっといてあげれば良い。
それだけの事じゃないすか?」

それを聞いて社長は
「ふんっ!」
とそっぽ向いちゃいまして
僕は
「はぁ…」
とため息ひとつ。

こんなんが日々繰り返されているわけで
これがいずれやって来るであろう現社長交代の日まで際限なく続き
そして多分ウイルスは益々進化を繰り返し
最強化してゆく事であろう。

だとすれば
僕が腕っぷしの強い猛獣使いになるか
その都度上質のワクチンを会社に打ち込むかしか
手は残されていないっちゅう事か。

あぁ!
“カイカイカイカイ!”

イカウイルスッ!

めけめけ~。

写真。鬼の居ぬ間に鬼専用パソコンデスクのイスをパシャ!

言うよねぇ。言われるよねぇ!

2009年04月06日 21時52分44秒 | 会社天国編・地獄編
昨日にくらべて幾分か体調が良い。
花見明けの日曜日である昨日
なんとか体調を整える事が出来たようだ。
しかしまだ体が重く喉痛し。
幾分かというのはそういう事である。

北朝鮮に睡眠を妨害されたりはしたが
外出も自転車でなくバスを使ったり
しっかり食べる物は食べ
サウナでたっぷり老廃物を流し水分を充分にとり
比較的ゆっくりできた成果が
多少体に現れてはいるのだろう。

しかし注意せねばなるまい。
気を抜いたら必ずぶり返す。
無理せぬように無理しよう。
なんじゃそりゃ。

本日よりまた仕事に追われる1週間が始まる。
出張以外の月曜日は毎週社内にて雑務。
実りの無い会議と資料整理
伝票整理と営業アポ取り等々
やらねばならぬ事は山の如し。
風邪など引きずっとる隙は無しなのである。
あぁ、何と会社思いな社員だ事。
お給金いただいてんだから当たり前だ。

本日、花見ん時に買ったTシャツを着て出勤。
『まけいぬさん』営むTシャツブランド『B+C』の新作だ。
新作と言っても非売品。
まけいぬさんが友人より頼まれて作った企画物である。

彼のブログ読んでたらそのTシャツの製作過程が数日に渡り書かれていて
そのデザインに気に入り頼んで1枚譲って頂いた。
企画物なのでと1500円でいただく。
安い!得した気分だ!
僕の『B+C』Tシャツはこれで7枚目になるか。
意外とあっさりした中にコミカルさのあるプリントは
なんとも着ていてしっくりくる。

気候もポカポカ暖かくなってきた。
めっちゃ暑がりな僕としては
そろそろTシャツで丁度良い季節。
『B+C』Tシャツが重宝してくる。
お気に入り着てぷらぷらしたいものだが
その前に、冬に溜まった脂肪タヌキっ腹をどうにかせねばなるまい。
『B+C』さん!
痩せるTシャツ作っておくれ!
バカ売れだぞ!
んなもん作れるかーっ!

さて昨日風邪っぴきの中
街に繰り出しマンガ単行本を2冊購入した。
『小田扉』の短編集『前夜祭』と
『菊池直恵』著『鉄子の旅』だ。

前者はビッグコミックスピリッツにて連載中の
『団地ともお』の著者の物で
ほのぼの痛快ギャグ漫画である。
触りを読んだがかなりおもろい。
まるでナンセンスコントだ。

僕は『小田扉』作品が大好きで
短編集からともおも全て持っているが
昨日買ったこの新刊『前夜祭』も
もうすでに表紙からイカシテいた。
早いトコ読破せねば。
楽しみで死にそうだ。

後者は『IKKI』という漫画雑誌にて連載されていた
鉄道ノンフィクション漫画である。
鉄道に全く興味のない漫画家『菊池氏』が
編集者の企画で無理矢理鉄道の旅に行かされ
その時の出来事を漫画にしたもの。
同行するのはトラベルライターの『横見さん』。
日本の全駅下車という偉業を成し遂げた方だ。
この『横見さん』がかなりの切れ者で
必ずどたばたはちゃめちゃになる訳で
それを嘘偽りなく漫画にしているらしい。

鉄道オタク、つまりは『テツ』という言葉をブランド化しようと試み
鉄道ブームの火付け役になった漫画だといっても
過言ではないだろう。

この漫画は連載完結していて
ちなみにその分は全巻持っている。
昨日買ったのは『鉄子の旅プラス』という
その後の活動などを取り上げたもの。
これまたなかなかおもろそうだ。
同じく死にそうなくらい楽しみ。

漫画や小説、音楽や映画
演劇、お笑い、絵画などに触れたり
買い物して楽しくなるような物を見つけたり
それを身に付けたり飾ったりすると
凝り固まってた頭やセンスが和らいで
とっ散らかった感情や感性が整理されたりする。
自分にとってとても有意義だ。

今日も会社にて叱られた。
居残りまでさせられお説教。
だからブログアップがこんな遅くなる。

あなたと私の考え方がやたらにすれ違うがそれは何故?
と聞かれ
それは僕は社長じゃないし社長は僕じゃない訳で
しかもここまで日本経済逼迫して状況が移り変わってゆくから
一緒に移り変わり過ぎちゃって
社長も多少とっ散らかっちゃって。
まぁ分かりますが
僕からするとそれはブレ過ぎで
しかも自分でも認めているくらいガッチガチな頑固頭になっちゃってるから
こちらの入り込める余地がないんす、窮屈す。
っちゅう事なんじゃないすか?
“すれ違い”じゃない
“受け入れない”なんすよね。
なんて答えたら
倍返しでお説教喰うはめに。

そしてまた“受け入れない”から“すれ違い”。
最後はいつも通り僕が“受け入れ”少しでも社長に近づく努力をする。

会社には会社のセンス
経営者には経営者の感性があるのは当然だ。
その箱庭の中ではそれが絶対となるのは分かっている。
が、やはり違うなぁ思うもんは違うんだなぁ。
僕は好かれたくて会社にいるんじゃない。
僕の考えが有意義なものかは結果がでなけりゃ分からない。
ちょっとは認めてくれれば
必ずや結果を出す自信はあるのになぁ。
失敗したらば責任とって尻拭いもやるぜよ。

文句を言ってんじゃなく
意見をのべているのだから
も少し僕や周りの発言を読み解く努力もして欲しいものだ。
その箱庭のセンスや感性だけでは苦しい世の中になっているのだから。
それで今でも大成功してたら
僕は社長に何も言いましぇんもん。

『B+C』Tシャツや『小田扉・前夜祭』
『菊池直恵・鉄子の旅』のように
死にそうなくらい楽しく会社を読み解く術が
必要なのだろうか。

なんて生意気言いまして。

めけめけ~。

写真。それら。
『B+C』はブックマークにリンクあり。
良かったら見て買って着てみてぇ。

洗脳せんのぅ?

2009年03月31日 18時56分15秒 | 会社天国編・地獄編
時は遡る事数日前の水曜日
僕は広島にいた。

仕事もとりあえずは終わり
見たいお店があった為路面電車で『袋町』へ。
下車し携帯を見る。
気付かぬうちに東京のペットショップのお取引先さんから着信があったようだ。
すぐさまリダイアル。
担当さんがおっしゃるには
無事荷物が届いたのだが僕が根回しして出してくれたのか?との事。
はい?
僕は今広島ですが。
荷物、出せませんが。
ちょっとちんぷんかんぷんな内容だなと思い詳しくきいてみる。

商品という物は新しい物が出る度に当然改良されてゆく。
いわゆる微調整だ。
お取引先さんやお客さんの声をききながらの機能面での改良は欠かせない。
当社今春の新商品も犬具の金具を少々改良。
より安心しての使用が可能となった。

実は今回のその金具変更決定を
僕は全く知らされていなかった。
当然何も知らずに先日お取引先さんへ新商品のご紹介に伺いご注文をいただく。
出荷し先方に荷物が届く。
中の一部は金具が改良された新商品だ。
お、何だか良くなってる。
お取引先さんはお客さんに薦め購入していただいたらしい。
後日そのお客さんが来店し
やっぱり以前の金具のが良いとおっしゃったので
当社に問い合わせの電話を入れたそうだ。

その様な経緯なのですが
金具を取り替えて頂くか
も1つ下の違うサイズの商品と変更しては頂けないものかと告げる。
すると当社の電話に出た人間に
逆ギレ気味に酷い対応されたようで
言い合いになってしまったらしい。

あ…対応したの社長だな…

とすぐ思った。
とりあえず僕も知らなかった事でして
全くなってなくてすみませんと謝罪をする。
逆に謝られ荷物の早期対応を感謝された。
電話をかけたのは担当さんではなかったようだ。
別のスタッフさんがうちの社長とやりあったのだな。
お互い謝り合いながらゲラゲラ笑って電話を切った。

がしかし
何にせよ先方の気分を害したり
逆撫でしてはならない。
マイナスな問い合わせはプラスに答えて差し上げなければと
基本的に僕は思う訳で
無理なものは無理で仕方ないのだが
今回の場合、たかだか金具の問題なんだから
淡々と処理してさしあげれば済むものを
きっと余計な事をグチグチ言ったのだろう。

はぁ~。
まったく嫌気がさす。
とりあえず、どのみち本日の報告をせねばならんので
会社に電話をかけた。

恐ろしい程のスピードで社長が出る。
お疲れさまですと報告を済ませ
さて本題に。
先程の電話の件を告げると一瞬社長が口ごもった。
おかしな空気。
すぐさま本人はそんな酷い言い方はしていないと怒鳴り出した。
ヒステリー!
しかし

ぬぬ?
何か完璧おかしい。
こりゃ“黒”だな。

まるで自分のした事を隠そう隠そうと必死な子供みたいに
まくし立てるかの如く僕への罵声が飛びまくる。
金具の件を聞いていなかった事も告げると
またまた罵声。
これまた逆ギレか。
何故僕が怒られる。
話しても話してもどこまでいっても平行線だ。
仕舞いにはそのお取引先さんが余計な事を僕に“チクった”と言う始末。
おいおい“チクった”て
“自分は黒だ”って言ってるようなもんでっせ。
先方は謝罪と感謝を込めてしてきた電話なのに
僕はただその事実をきいただけなのに
とんでもない大事になり
頭ガッチガチの糞頑固婆さんは
まっっったく聞く耳持たず。

最終的には営業のぶんざいでと罵られ
私に従う人間にするべく
東京に帰って来たらあなたを“洗脳”しなくちゃねっ!
とかなんとかわけわからん事言われる始末。
20分にも渡るバトル電話を一方的に切られた後
そんな会話を横で聞いていたのであろうスタッフから届いたメールには
『ウソつき社長ですよ!取引先さんにグチグチ言ってましたよ!』
との文字が。
にょにょっ!

広島の透き通った春空のもとで
僕は1人地団駄を踏んだのだった。

そして今日。
久々の会社出勤。
以前、演劇のセミナーだと騙されて受けさせられた
ハードな『自己啓発セミナー』ですら“洗脳”される事の無かった僕を
果たしてうちの社長はどう“洗脳”してくれるのか楽しみに出社するも
そんな“儀式”も“説法”もないまんま
今日が…終わった…。

今日社長とした会話は
北朝鮮は貧乏で技術も無いから
ミサイルが急に進路を曲げて
東京に飛んで来るかもしれない。
あ~怖いわ~。
っちゅうんと
『フランダースの犬』は泣ける!
っちゅう所を社長間違えて
『フラダンスの犬』は泣ける!
と何度も繰り返しほざいてたのと
僕が『桃太郎』は本当は桃から生まれたんじゃなく
きちんとお爺さんお婆さんから生まれたんですよ
2人が神様からもらった桃を食べたら若返り…
と言った瞬間
「何それ!“バイアグラ”!?」
とのたまわったのと
それくらい。

何だそりゃっ!
アホかっ!
アホばばあかっ!

まてよ。
この“アホ話”が“洗脳”だったりして。
僕をアホにしようと!?
大丈夫。
もうアホですから。

そして多分
社長は痴呆ですから。

めけめけ~。

写真。お土産の『讃岐うどん』&『ハタダの栗タルト』
このタルト、美味いんです!

口裂けぺらぺらお婆。

2009年03月18日 20時54分56秒 | 会社天国編・地獄編
いきなり
お土産『大分だんご汁』です。

『だんご汁』とは
太い太い麺のような『だんご』を
人参や里芋、大根や椎茸等々と一緒に味噌のダシで煮込んだものです。
大分県の郷土料理の1つですが、これが美味い。
本当は現地で食べるんが1番良いのですが
まぁ自宅ならね、
貝…
じゃなくて具
入れたい物を入れたい放題だしね。
今週中には食べようと思います。

ちなみに『だんご汁』と並び、もひとつ好きな大分の郷土料理に
『やせうま』っつうのがあります。
これは、簡単に言えば
『だんご汁』の『だんご』に、甘いきな粉等かけたお菓子。
単純ですが美味い。
しかもきな粉をスーパーで買って来りゃ
このお土産『だんご汁』から
『汁』&『やせうま』の2つを生み出す事が出来
一粒で二度美味しい訳。
画期的!
まず夕飯に『だんご汁』を食べ
デザートにスイーツとして『やせうま』を食す。
美味いものは上手い事できております。

そんなお土産引っさげて
久しぶりの東京です。
九州暑かったけど
東京もなかなかどうして
暑いではないかっ!
も少し涼しかったハズだぞ東京!
「暫く見ぬ間に大きくなったねぇ」
じゃないが
「暫く居ぬ間に暑くなったねぇ」
だ。
朝夕はまだ多少冷え込んでますが
まぁそれでも暑がりな僕からしたら温いくらいです。

土日も休み無く働き
体も脳も疲れも溜まっており
今朝
良く分からんが大きめの“カマ”で脳天かち割られる
…う~む、いや、自らかち割られに行く夢を見ちゃいました。
なんじゃそりゃ?

コンビニバイトの面接で
そこの店長と抗論になり
その場で不採用を言い渡された帰り
そこへ押し掛けて来たコンビニ強盗を
何故だか取り押さえてしまう。
そんな糞コンビニ放って置きゃいいのにね。
ただ捕らえるだけでは警察も動かんだろうと
意味不明な事考えて
強盗の持っていた“カマ”に自ら頭で突っ込む。
“カマ”に頭突き。
“カマ”にヘディング。
んなもん勝ち目無し。
肉がえぐれ、づ骸骨砕け
“カマ”の先端に脳味噌っぽい物が付着していた。
僕の体を張った捨て身の行動によって
コンビニ強盗は無事逮捕。
しかし店を救った僕は結局不採用。
損ばかり。

そんな夢を見た為に起きるのが辛い辛い。
しかし無理矢理に必死でベッドから這い出して
こちらも久しぶりの会社へ出社である。

出張後の会社はウザい。
何がって勿論仕事が溜まっているからなのだが
そんな事より何よりも
“社長”だ。
そして社長をとりまく空間と
繰り広げられるダルい会議。
たまらない。

本日も朝っぱらから会議。
いきなり社長VS上司連中で内紛勃発。
バトルの火花が散る。
“バーチバチバチバチバチィーッ!”
まるで懐かし『バクさんのカバン』の
“バークバクバクバクバクゥーッ!”
みたいな。
ビーバーが出てくるゾ!

僕は小さくなって触らぬ神に丹波哲郎。
ネタが古いっ!
お互い譲らず話まとまらず
結局社長が強引グマイウェイで押しきる形に。
だから古いって!

全体会議も終わり
続いて営業会議。
それにしても社長、よく喋る。
ぺらぺらぺらと
話があっち行ったり戻って来たり
飛んでったり落ちて来たり。
口に何かいるんじゃねえか?
又は
背後から『いっこく堂』が操ってんじゃねえか?
又は
ヨウシャベル星から来たペラペラ星人だったり。
うちの社長の事だ。
それらどれであっても不思議でないだろう。
人の話も聞かずぺらぺら
きっと耳が退化しているんだろう。

昼飯時。
またぺらぺら。
ここまで来たらもう得意技だ。
“キン肉マン・得意技 キン肉バスター”
的な
“ぺらぺら社長・得意技 ぺらぺら”
みたいな。
『パタパタママ』の“パタパタ”と
『ぺらぺら社長』の“ぺらぺら”で
是非対決してもらいたいものだ。

とにもかくにも飯食べてるハズなのだが
横から常にぺらぺら聞こえて来る。
もしかして話に夢中で食べる事を忘れているとか?
しっかしまぁ、いくらなんでも喋り過ぎなんじゃねぇの?
早く食わないと昼休み終わってしまいますよ社長。
ってな具合で横目でちらり見てみると
あらまぁびっくり!
食べながら喋ってる!?
いや、
喋りながら食べている!?
つまりは
“ぺらぱく、ぱくぺら”
だ!

喋りつつ次々と食べ物を口に投入!
勿論、投入動作中もお喋り。
喋り、ぱくぱく
ぱくぱく、喋り。
喋りにより動くアゴの反動を利用して
食べ物を噛み砕いている!
2つの動作を1度にこなしている!
“口を動かす”という動作により
“喋る”と“食べる”を生み出す
まさにお土産『即席だんご汁』から
『汁』と『やせうま』を生み出すみたいな!

長い年月をかけて編み出した技なのか
それともDNAに組み込まれ
先天的に持ってうまれた知恵なのか
そこらへんは謎なのだが
とにかく天才的な
“喋食べり”婆さんだ!

そんな姿を観察していたら
いつか僕や上司達まで“喋食べられ”てしまうのではないかと
なんだか恐ろしい気分になり
食欲が失せてご飯を少々残してしまった。
あぁ、ぺらぺら。

夕方、糸やリボン等扱う関西の素材屋さんが営業に来た。
営業で売り込みに来ている訳だから
先方はそりゃ必死に喋るだろう。
それも関西人の営業マンとなればなおさらだ。
しかし!
いくら関西人といえども
うちの“ぺらぺら社長”には勝てない!
売り込みに来ている側より
売り込まれている側のが喋り倒すといった
不思議な現象が巻き起こっていた。

まるで飢えた獣の如く相手を喋り倒し
喋噛み付き
喋引きちぎり
喋噛み砕いき
骨の髄まで喋吸いとって
へろへろ脱け殻になった営業マンを送り出す。

営業マン退散後
“ぺらぺら社長”は吐き捨てる様に一言。

「まったく、早く帰って欲しいのに
ぺらぺらと良く喋る関西営業マンだったわ!」

えぇ!?
どの口がそんな事言うかっ!

“私のこの“ぺらぺら口”よ!
私きれいぃっ!”

出たぁっ!
妖怪『口裂けぺらぺらお婆』!
恐ろしやっ!

そんな“ぺらぺら社長”から貰う
僕の給料袋は
まさに“ぺらぺら”です。

“カマ”で脳天かち割ったろかっ!
逆にかち割られまんがな。

めけめけ~。

おいおい!“毒”がすぎるんじゃねぇかぁっ!?

2009年01月06日 20時29分51秒 | 会社天国編・地獄編
猫発見!
“パチリッ”

今朝、会社へ出勤すると
事務所入口の壁に
まだ僕が出した『年賀状』が貼られてあった。
仕事はじめの昨日も貼られてあったものだ。

僕は毎年
新年を迎える年の干支になり
それを写真に撮って年賀状にしている。
この企画を始めたのは『申年』だから
今回で6回目
十二支だから折り返しだ。

“ドラゴンボール7つ集めたら願い事が”みたいに
一応、十二支全て集めた方には何か素敵なプレゼントを!
っつう企画もご用意しておりますので
もし、これ読んでて年賀状持ってる人は
捨てないでねっ!

まるで暗黒舞踏バリに白塗りして
牛の被り物をまとい
阿呆顔で牛乳飲んでる今年の年賀状。
そう
それが昨日からずっと
ちょー目立つトコに貼り出されている。

来客があるたびにそれはイジられ
そのたびにいちいち
「あはは…
僕っすけど…
いや、別に意味はありません…」
などと対応しなければならず
いちいち面倒だ。
送った自分が悪いのよ~♪
毎年送っているからよ~♪
うざったいから
早いとこ剥がしとくれよぉ!
もぉ~~~!
牛になってスネてみたり。

自分で送っといて何だが
あまりにも目障り
あまりにもしつこく貼り出してるので
今日こっそり剥がしておいたら
買い物から帰って来ると
ちゃっかり元に戻されていた!
社長の阿呆がっ!
一体いつまで貼り出しておくつもりですかっ!
「旧正月まで」
それいつだーーー!!

今回はちょこっと
うちの会社の社長っつう人間について
書いてみようと思う。
ちょこっとね。

うちの社長は
年齢不詳の女性である。
僕がまだ入社したばかりの恐れを知らない頃
1度年齢を聞いてみた事があった。
勿論、激怒の後
「私は20過ぎたら折り返すの。
だからいつまでも乙女よ」
と語っていたので
もう折り返してゴールしたのに
又スタート地点から走り出し
又々折り返してちょっとくらいの所だろう。
だからボディは
今日会社で貰って食った“干し柿”に類似していると思う。

顔は…う~ん…これと言って似てる有名著名人はいないか…
あっ!
おった、おった!
『水木しげる』漫画によく見る
ちょっと年配の村人女!
そんな感じ!
で、
全体のかもし出す容姿の雰囲気は
『ゴーストバスターズ』に登場して来た
緑色のスゲー食うドロッてるモンスターか
又は
デカい『ET』
みたいな。
性格は、ちょー自己チューで短気
わがままで気分屋。
プラスちょー痴呆。
まぁこんな感じか。

こんなブログ見られたら
激激激激!激怒して
この世から抹殺されてまうだろうなぁ。
怒って頬を“ぷるぷる”させて
口の両脇にカニみたく泡を“ぶくぶく”とばして
喚きちらす。
ただあまり怒りを引きずらない性格は良いとこなのだが
僕はそんな“ぷるぷる&ぶくぶく”見たさに
再度また怒らせたり。
僕もダメ社員だ。
ははは…

社長は基本的に中途半端なお嬢様育ちなのだろう
コンビニでの買い物の仕方がわからない。
しかも自販機で飲料等購入した事がないらしく
以前の展示会ん時に
行列の出来る自販機を発見して
お?何だありゃ?
と近づいて見るってぇと
先頭で自販機に向かって立たずむ社長の姿がっ!
どうしたのかと慌てて聞くと
お金は入れたが買い方が分からないと言う。
「さっきから機械に向かって
お茶!お茶!
って呼びかけてるのに
お茶が出てこないのよ!
どうすりゃ良いのよ!
ちょっと!やってよ!」
っつう始末。
ボタン押して買ってあげたら
“ガタゴンッ!”
「何!?
何今の!?
どこに出て来た!?」
まぁ片寄った世間知らずの天然だ。
だからそこの気質から来る
ヤバい発言やヤバい行動を頻繁にとる。

テレビは基本、NHKかCSしか見ない。
嫌いなタレント&嫌いなCMが数多く
それらを見ないで済むかららしい。
にしては
『おぼっちゃま君』や『クレヨンしんちゃん』
『ちびまる子』や『サザエさん』
といったアニメはよく見ていた(見ている)そうで
仕事中突然
「ともだちんこっ!」
と叫んだりもしばしば。
まぁ自分が小憎らしいから
なんか小憎らしい奴が出てくるアニメが好きなんだろう。

音楽はオペラやジャズなんかよく聴いているようだが
最近は『平井堅』や『ゴスペラーズ』
『山崎まさよし』『中島みゆき』
『大西ゆかりと新世界』等々を好んで聴いたりしてるようで
やれCD買って来いだの
コンサートのチケットが発売されるから
土曜日の朝10時に『チケットぴあ』に電話しろだの
俺は使いっぱの子分じゃねぇ!
っちゅうKYな事を平気の顔(ツラ)で言ってのける。
勿論、自分で買えと断る。
もち勿論その言葉に対しヘソをまげる。

趣味は多分
映画鑑賞
芝居、歌舞伎、落語、オペラ、バレー鑑賞
読書
料理
しかもそれら全てが
うざったいくらい徹底追求されており
腹立たしい程オタク化してて
鼻につく。
しかも
僕も演劇や落語なんか
ちょー好きなもんで
趣味の押し付けをしてくる。
趣味と好みはちゃうでぇ!
気を付けなはれやっ!
あっ!
あと究極の趣味は
“人イビリ”
“悪口”
“値切り”
しかもそれら全ても
うざったいくらい徹底追求されており
腹立たしい程ヤクザ化してて
板につく。
あれ?

ん?
いつも愚痴ばっかブログに書いてるうちの社長って
実際こんな良いとこも
おかしなとこもある人ざんすっての書こう思ったら
ただの人をも喰う
『地獄妖怪!鬼なまはげヤクザ婆』
になっちゃった。
まぁなっちゃっても構わないんだけど
実際そうだし。
違うか。

でもこんな事ばかり書いてきましたが
女1人上京し
バリバリ仕事しバリバリ学習して
会社を立ち上げ一線で業界三十数年!
ここまで会社を大きくした人間のデカさと
バイタリティーさは
ギザ尊敬しまス!
ギザ認めるス!
今まで社長の話を聞いていて
眠くなった…
いやいや!勉強になった事は多々!

「人生なんにも怖くはないのよ!
愛情とお金があれば
何だって解決出来るんだから!
だから堂々と生きなさい!」
よく社長が僕にそう言うが
社長!
僕がいつまでたってもボンクラで
堂々と生きてゆけないのは
愛情もお金も無いからですねっ!

さて
ここまで失礼な事を書き連ね
うちの社長を紹介してまいりましたが
うちの社長、独身でございます!
そこの貴方!
よろしければいかがでしょう!
本日はお日柄も良く…
お見合いなんてしてはみませんか?
あ。
喰われますけど。
このブログ…
知られない事を祈りつつ…
めけめけ~。

今回は皆さんとは全く関係もない人物についてのみ
長々書かせて頂きました。
こんなん最後まで読んでくださり
ありがとうございました!
にゃり~ん!

気持ちの着火に御用心。

2008年12月24日 20時19分37秒 | 会社天国編・地獄編
『火の用心!』
“カンッカンッ!”

声の通った威勢の良い呼び掛けと耳心地柔らかな拍子木の音。
DVDに録画した『M-1グランプリ2008』を見ていたら
町内を練り歩く『火の用心』の声が聞こえて来た。

僕の住む町は東京都とは言ってもビルが立ち並ぶ様な『THE TOKYO』ではなく
田んぼや畑があり秋には虫の音心地よく
夏にはアスファルトがセミの死骸の絨毯で埋め尽くされるよな
『かんとりー とーきょー』であり
ちょっぴり違うが
どことなく下町っぽい風情もあるような可笑しい町である。

ご近所付き合いが薄くなっている昨今の特に東京で
まだまだ地域住民の繋がりを大切にし
こうして交代制で『火の用心』の呼び掛けに回っているようだ。
治安の悪くなった今日この頃
その呼び声と“カンッカンッ!”の拍子木は
僕ら住民にとって心安らぐものだ。

え~と、そうそう
DVDで『M-1』見てたんだっけ。
拍子木の音色に気を取られてしもた。

先日の『M-1』はなかなかおもろかった。
おもろかったついでに再度おもろがろうと言う訳だ。
毎年こうして『M-1』をDVDに録画して繰り返し見ている。
2度3度と繰り返し見るたびにおもろさが深まり
再発見があるのも『お笑い』の凄さだ。

優勝した『NON STYLE』のネタをあらためて見て
やはり“うまいっ!”と納得させられた。
全体的におもろい。
再びきちんと見ると成る程笑えるものだ。
しかしやっぱ“パンチ”が無い。
ズルズル1本なんとなくおもろい感じだ。

『オードリー』には『NON STYLE』に無い“パンチ”がある。
しかも幾つも。
ひとつ目の“パンチ”をヒットさせると
休む間も無く次々に“カウンターパンチ”を浴びせてくる。
その重さは増して行き
気付くとノックアウトされてる感じ。
昨日の『内藤大助』のチャンピオン戦の様に。

言い方を変えると
『NON STYLE』は演芸場の手品師で
『オードリー』はスーパーイリュージョンをこなすマジシャン。
片や手のひらから色とりどりの造花を次々と出していく手品なのに対し
もう一方は“えぇ!?”っつう大仕掛けの不自然な事をドカドカ見せつけるイリュージョン。
一見ド派手で新しく斬新なパフォーマンスより
古典的だが古くから愛されているベタなもんのが
なんつうかブレがなく微笑ましく楽しいというこっちゃね。

まぁ彼ら2組はそんな感じだけでは片付けられん色々なニュアンスはあるとは思うが。
他のコンビの笑いも今の若手のお笑いの方々も。
受け手の好みも絶対的にあるしね。

そんなこんなで一夜明けて会社出勤。
案の定先日の忘年会前の
暴言って程でもないプチ暴言について
グチグチ言われた。
しかも何やら気味悪い含み笑顔で。

それから地獄のカタログ撮影開始。
何が地獄かって
以下の通り。

撮影中うちの社長は完璧プロのカメラマンになりきっちまう。
ただの小さなメーカーのわがままクソババァ社長に
切れ者『アラーキー』が憑依したかの如く。
で、アシスタントである僕をクソボロに罵る。
まるで超ドドドSな老婆のストレス解消劇だ。
とにかく自分の理想と僅かでも違う動きをしようものなら
鉄拳ナックルの如し罵声が飛び
その動きに対していちいち点数を付けてくる。

過去アシスタントを体験した上司や社員は皆
もう絶対やりたくないと
撮影の日は姿を眩ましたり他の仕事にかかりっきりになったりで
いつしか何故か僕が専属アシになっていた。

今日も数え切れぬ程の屈辱を受けつつも
『見ザル、言わザル、聞かザル』でなんとか乗り切り
社長に僕の本日のアシスタント点数、マイナス5万点を頂戴した。
ちょ~赤点落第よ、らしい。
出来る事ならアシスタントを落第したい気分だ。

それから色々自分の仕事をしていると
社長のデスクのパソコンから何やら聞き覚えのある音声が。

“皆さん、また会いましたね。ハッ!おい!”

んんん~?
おいおいこれって『オードリー』じゃねぇか!?
明らかに婆さん『M-1』見てるぅ!?

クスクス…クスクス…
と、まるで昔のラテン系イカ天バンドの名前みたいな笑い声。
「何見てんすか!」
「この気持ち悪い方の人
あなたに似てるわ」
「はぁ!?
だから何見てんすか!」
「ん?
YouTube。
M-1グランプリっての?
この人達何てグループ?」
「オードリーすか?」
「そうそう!似てるわこの気持ち悪い…」
「カスガっすよね!
似てないっすよ!
っつうかそんなもん仕事中横で見ないで下さいよ!」
「クスクス…
これこれ、『アイツ』って言うんだっけ?
さすが優勝しただけあって面白いわ」
「え!?」

“バネのストラップがボヨ~ン”

「それは『NON STYLE』っつうんすよ!
しかも間違えてる方の名前は『アイツ』じゃなくて『ナイツ』!」
「名前なんて面白きゃ何でもいいのよ。
私この子達好きだわ。
さっきの気持ち悪いのは
何ていうか
ほらあのグーグー言ってるくだらない女芸人みたいなもんで
インパクトだけの一発屋っぽい感じ?」

ヤバい!
ヤバいヤバい!
なんだかイラッと来て
『M-1』やらなんやら笑いについておもいっきし語ってしもたら
それを聞いてた社長が一言。

「それくらい熱入れて仕事しろ」

ってかお前が仕事しろ!

会社にいると色々あって
まったくもってストレス溜まって
本日僕はクリスマスイブクロに穴開きそう!
その瞬間
今にも怒りの炎がメラメラ燃えそうな僕の耳の奥で
なだめるようなあの音色が

『火の用心!』
“カンッカンッ!”

そうね。
冷静にいきまっしょい!
本日の僕のクリスマスイブニングニュースでした。

『火の用心!』
“カンッカンッ!”

めけめけ~。

写真。なんの意図でこんな絵を!?
デパート屋上に貼り出してあった
血を流す『トーマス』
謎のイラスト。

あんまし怒ると、こんなんなっちゃうよ。

ブービー!ウッキーーー!反省忘年会。

2008年12月23日 12時44分59秒 | 会社天国編・地獄編
♪会社とは何だ!人生とはなんだ~!♪
懐かしの『ユニコーン』の名曲『ヒゲとボイン』でやんす。

昨日は会社の忘年会。
昼間は社内で事務仕事やら会議やら
夕方1店お得意先さんに営業へ。
そんで夜会社へ戻りまして…。

うちの会社は某雑貨メーカーでして
本社より全国のお店等に荷物を出荷しております。
僕はそこの営業。

会社は定時6時まで。
忘年会なもんで、6時ちょい過ぎには皆で会場である『焼肉屋』へ出かけたい。
が、まだ運送業者が荷物を取りに来ない。
時間は6時10分を越えまして。
『焼肉屋』の予約は6時30分で入れてあるそうで。

実は僕、定時を越えたり営業仕事が完全に完了してしまったり
休日だったりすると
プッツリ仕事の緊張感切れてまう人間でして。
『ON』『OFF』がはっきりしてるっつうか
「わたくし、不器用な人間でして、使い分けられんけん」っつうか
その辺うまく要領良く立ち回れなかったりする。
しかも自虐的な性格ときているから
「どーにでもなれ!」感があったりで仕方のない人間でやんして。

で、問題なのはその『ON』『OFF』でして
誰もが皆、多少はそうだと思うのですが
『仕事上の私』と『プライベートの本性な私』とを
使い分けているでしょう。
僕は仕事上では
自分で言うのもなんだが結構きちんとしている。
しかし、本当はめっちゃくちゃチャランポランでテキトウ。
言葉づかいも砕けすぎて、毒づくわ、下ネタ多いわ。
困ったもんだが、昨日もそれが下手に作用して
自分で自分に困ったもんでした。

そう。
定時を越えていてすぐに忘年会に突入してさえいれば
自分の緊張感は持続されていたのに
運送業者待ちの時間でぽっかり空いた『仕事』と『忘年会』との『悪』のスペースが
僕の『善玉緊張感』を飲み込んで
プッツリ途切れさせてしまったのです。
そこで上司や社長が
仕事の話で「あーだ、こーだ」「アホだクソだ」僕に悪態つき始め
いかん!ダメだ!押さえきれん!
プッツリ緊張感の切れた僕は
本性をチラリズムさせてしまったのです。
そう、思わず出た1言

「なんつーか、めんどくせーなー」

一瞬、場が凍りつく。
僕は思う。
“やばっ、出ちゃった…本音”
社長、多少怒りだす。

「普通に思ってる事をただギャグとして言っただけっすよ
今、仕事外っすよね。言論の自由っすよね。
笑えないっすか?ははっ」

“まずい!もうこれ以上よせ、俺!”
上司、仕事上での取引先さんの問題を僕に指摘。

「俺しらないっすよ。いつも言われている指示通りやった結果っす。
それでそんな言い方されたらマジなんも出来ないっすよ」

上司、ぽっかーーーん。
“あ~あ…まずいな~抑えられん”
社長、上司、そんな僕の姿に唖然。
そしてなぜか気を使い出す上司。
“頑張れ!抑えろ!落ち着け、今も仕事だと思え!思え!おお!思えた!”

「いや、すみません、失礼いたしました。
それにしても運送屋さん遅いですね」

上手いこと(?)事はうやむやに。
本気で爆発せずには済みましたが
そうです。
僕はそんな『危うい爆弾』を抱えたりしておりまして。
っつうか、まあ、あまりにも分かってもらえなかったり
まとめて理不尽なお叱りをうけたりして
僕の中身が許容範囲を超えてしまうと
爆発しかけたりする事がしばしばあったり。
本音言っちゃって。
社会不適合者っすね。
まるで動物、おサルさん?
反省!
おサルの方が賢いかも。

場の空気もなんとか立ち直り
その後運送屋さんが無事に到着。
和気藹々と会社を出て忘年会会場である『焼肉屋』へ。

うちの会社はお酒を好んで飲む人は僕くらいしかいません。
社長は嗜む程度。
ですから皆さん食に専念する。
いつもそうなのですが、
なんつうかうちの会社の『会』は盛り上がらない。
皆それぞれに気を使いすぎている。
ちょっとでも無礼講したら殺されそうな雰囲気?
しかも食に専念している為そんなに話をするでもなく
黙々と食べている。
お酒も入らないし話も盛り上がらないから
ひとしきり食べ終わると『おひらき』となる。
ズルズルしていない。
二次会なんてとんでもない。
社長が皆の労を労ってご馳走して下さるお食事会だ。
まあ、ある意味良いっちゃ、良いかもね。
サクッとしてて。
あんまし気を使う相手とズルズルしても気が重いだけですし。

そんな一応楽しいハズの忘年会の場でも
自由人、権力の持ち主社長&上司はおかしな発言をちょいちょいかまし
皆を引かせていた。
「忘年会です。かんぱーい!
って言ってもまだ今年忘れちゃダメですよ!
まだまだ1週間仕事あるんですから!
気を抜くのは大間違い!」
“うっわ~~~”
「とりあえず今年も無事に終わりました。
不景気ですよ、皆さん!
来年があるかは分かりませんが!」
“うっわ~~~”
「なによ!そのカルビ私のよ!私が焼いて育ててたんだから!
あなたはこのネギ食ってりゃ良いのよ!
返しなさい!」
“うっわ~~~”
「あそこのテーブルのリーマン連中うるさい!
あ~やだやだ!
ちょっと!あんたらうるさいわよ!」
“うっわ~~~”

これってどんなもんすかね~。
本人達はギャグのつもりかなんかしらないけど
場は完全にドッシラケ~~~!
その場その場での発言は注意してほしいもの………
ん?
どっかの誰かさんも同じよな…

人の振り見てなんとやら
年末に、ちょびっと反省ザルざんす。

シェーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!

っと、鼻糞ほじりながらパソコンのキーを叩いておりますってーと
『A』のキーにほじり粕が付着しちまいました。
汚ったね~!
ほっほっほ。
反省してんのか?

本日祝日。
明日は会社で1日カタログ撮影の為、社長とマンツーマン…
“うっわ~~~!午前中は暴言に対する説教か!?”
気が重い。

見ザル、言はザル、聞かザルで行くザル。

めけめけ~。

写真。クマ、イルミネーション。

不条理『けん、けん、ぱっ』

2008年12月02日 20時36分43秒 | 会社天国編・地獄編
『けんっ』

AM7時30分起床。
携帯のアラーム『銀杏ボーイズ・あいどんわなだい』
風呂に湯を入れ
排尿し
キッチンを片付け
日めくりカレンダーを破る。

いつも通りの朝だ。

風呂に入り
ジュースをパックから直飲みし
ベランダ喫煙
おヅラのワイドショーを少し見る。

AM8時25分外出。
すっかり冬空だ。
寒い!
眠い!

AM8時28分駅着。
あ、昨日『スピリッツ』買うの忘れた。
後で買お。
2両目前方扉前に並ぶ。
お、来た。

AM8時32分発車。
いつも通り
いつも通りの朝だ。
シートに腰掛け
ぼーっとする。
途中駅で次々と
また次々と人々が乗車。
通勤、通学、通遊?
いつも通りだ。
いつも通り。
いつも通り。
いつも゛も゛も゛も゛も゛も゛も゛も゛

…ん?

も゛も゛も゛も゛も゛も゛も゛

んんん~?

も゛も゛も゛ぐわっ!

OH!!!

やばっ!
何この久しぶりな感じ!
何この『も゛も゛も゛』!
何だっけな~…
何だっけこの込みあげてくる…
いや!
正確には下ってゆく
奥底から重たい『モノ』が下ってゆくこの感じ!
通勤途中にこの感じ!
久しぶりだから忘れていたが

ご無沙汰です!
『通勤途中の便意』さん!

いつもと変わらぬ
いつも通りの
穏やかな通勤電車だったのに!
ふぐっ!
もよおす!
もよおしとるよっ!
どうしよう…どうしよう…
途中下車してトイレに駆け込むかっ!
いや!
そんな時間はない…。
遅刻してまう…。

も゛も゛も゛も゛も゛も゛も゛

ももも~うっ!
いつも通りの朝なのに
今朝は「何か忘れてるような」感じがしていたのだが
な゛・る゛・ぼ・ど!も゛も゛も゛も゛も゛も゛も゛!
うぐっ!
『排便』
だったのねっ!
ふぐぐ…
たまらん…

何だ…
さっきから前のOLが
『こいつうんこ我慢してんじゃねぇの?』
顔でこちらを見ているような気がする…
何だ!?
何だよ!
あっち向け!
あっち向いて、ほいっ!

ぐごごごごこここぉ~っ
ぎゅるぎゅる

あわ?

あわわわわわ…
引い…た…?
引いた?
陣痛が引いたぞ!
あは…あはは…
あははははは!
やった…助かった…
どうだ!
俺はもう、うんこしたくないヤツだぞ!
おいOL!
俺、おさまったぞ!
うんこ、おさまったぞ!
何だ!
おい!うつむくな!
あんたさっきまで俺を蔑んだ目でみとったろうが!
おい!
共に喜んでくれよ!
共に喜んでくれよぉも゛も゛も゛も゛も゛も゛も゛…
あわわわわわわ…!
まただぁ…
もう勘弁してよぉ…
かんべん…?
べん…
便!
んぐっ!
…何だか魔界の森に迷い込んでしまったような心境だ…
うんこたっぷりの肥料で育った魔界の木々達に見下ろされ
「排便したかろぅ~排便したかろぅ~」
とケタケタ笑われているような恐怖感…。
きっと青白い顔してんだろうなぁ…
むぎぐぐ…
いやぁ~な汗、かいてるもんなぁ~…
汗を拭いたいのだが…
ちょっとでも動くと出ちゃいそうな切迫感だ…。

も゛も゛も゛も゛も゛も゛も゛

はっ!
早くぅぅぅ~…
とりあえず早く乗り換え駅に着いてくりぇぇぇ~

“プシューーーッ”
「○○~○○です。中央線はお乗りかえです」

着いた!
よし…とりあえず…立ち上がるぞ…
せぇ~の…
はうっ!

も゛も゛も゛も゛も゛も゛!

うぐっ!
こらえろ…こらえろ…
こらえろこらえろこらえろこらえろ

ぐごごごごこここぉ~っ
ぎゅるぎゅる

はわわわわわぁ~ん
お…
お~さ~まったぁ~。
おさまったよぉ!
ついてる!
ついてるぞ!
パンツに若干のうんこ、ついてるかもしれんが
って『ついてる』つながりの小粋なギャグを飛ばせるくらいの余裕も出てきた!
今のうちだ!
今のうちに乗り換えて会社へ向かいトイレへ直行だ!
よいしょ、よいしょ、よいしょ、よいしょ
若干内股になってしまうのは仕方ない。
どうせ俺の事なんて誰も見ちゃいない!
内股よいしょ、内股よいしょ
お!?
おおおい!
押すな!
押すなって!
圧迫されて!
陣痛が!
ぶり返すではないかっ!

『けんっ』

も゛も゛も゛も゛も゛も゛!
!?
“プシューーーッ”
…は…はは…
乗り換え早々再び陣痛ですか…
…あぁ…そうですか…
「この先揺れますのでつり革、手すりにおつかまりください」
…あぁ…左様で…
つかまってますよ…
つかまってないと…出ちゃいそうなもんで…
“グラッ”
ねっ!
むんんんんん…!
んはぁっ!
運転手ぅ!
ゆ…揺らすなぁ~…!
ぐごごごごこここぉ~っ
ぎゅるぎゅる
あぁん!
引いた…
も゛も゛も゛も゛も゛も゛!
あ゛あ゛あ゛~んっ!
来たっ!
何だか陣痛の間隔が…
どんどん短くなっているような…

“プシューーーッ”
“ドドドドドドッ”

うわっ!
押すな、押すな出ちゃうっ!
俺はなっ!
今マヨネーズやケチャップなんだぞっ!
押すと出ちゃうんだぞっ!
腹に爆弾抱えてんだぞっ!
押すと破裂しちゃうぞっ!
そしたらなっ!
そしたらなっ!
この車両全体糞まみれだぁっ!
あっ!
今ちょっとうんこが頭覗かせちゃっ…
うぉ~!
気合いだ!気合いだ!
おい!おい!おい!
引っ込んだぁ!
危ねぇなぁ…
頼むよぉ…押すなよぉ…
俺、『うんこテロリスト』には
なりたかねぇんだよ…。

ぐごごごごこここぉ~っ
ぎゅるぎゅる

あぁん!
引いた…

も゛も゛も゛も゛も゛も゛!

あ゛あ゛あ゛~んっ!
来たっ!

ぐごごごごこここぉ~っ
ぎゅるぎゅる

あぁん!
引いた…

も゛も゛も゛も゛も゛も゛!

あ゛あ゛あ゛~んっ!
来たっ!

もう嫌だぁ~!
ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!
神様っ!
仏様っ!
僕は…無宗教ですが…
お願いです…
助けてくださいぃ!
信心します…
信心しますからぁ!
なんでもします…
なんでもしますからぁ!
もう悪い事は二度としませんからぁ!
お母さんに反抗していた事も…
懺悔しますからぁ!
お母さん!ごめんなさい!
お母さん!ごめんなさい!
うんこを…うんちを…
うんち!ごめんなさい!
うんち!ごめんなさい!
お漏らしだけは
お許しおぉぉぉ~!!

ぐごごごごこここぉ~っ
きゅるきゅるきゅうぅ

はぁ~~~~~!
……………
止まった…?
陣痛が…止まっ…た…

か~み~さ~まぁ~!

も゛も゛も゛も゛も゛も゛!

もうっ!
か~み~さ~まぁのぉ!
くそったれっ!

もうダメだっ!
“プシューーーッ”
着いた!
急げ!急げ!なりふり構わず!
急げ!急げ!も゛も゛も゛も゛も゛!
会社だ!

AM9時20分。
おはようございます!
「おはよう、朝から悪いんだけど電球を交換…」
うるさいっ!クソ社長!
後にしてくれっ!
トイレだっ!
“バタンッ!”
だっぷんだっ!
それぇ~!

『ぱっ』

“ばふっ!”

……間に合った……
間に合った…けど…
うんちが…ない…?
便器の中の水溜まりには…
水の波紋が…?

でっかい『おなら』だったのねぇ!!!

結局俺は『おなら』の為に
こんなにも
こんなにも苦しい思いでここまで来たのかっ!
気付かぬ無駄な努力。

こんな事って、ありません?

人生、不条理な『けん、けん、ぱっ』です。

か~み~さ~まぁ~!

めけめけ~。

写真。チョークで落書き
『けん、けん、ぱっ』

『明日の神話』と何て事ない日常。

2008年11月21日 19時26分15秒 | 会社天国編・地獄編
おはようございます。

最寄り駅のホームでiPodの電源を入れると途端に“プツッ”と切れた。
しまった…
充電池というものをあまく見ていた!
前に充電したのいつだっけ?と考える。
う~ん…
覚えとらん。
多分先週だろう。
覚えてない程前にした充電だもん残ってるわけあるかいな。
ただでさえ僕のiPodは古いのだからマメに充電せねばならんのに。
ま、いっか。
たかだか通勤時間30分。
ぼ~っとしてりゃ会社に着くのだから。

しかし今の時代の日常は充電・電気に振り回されとるよな。
iPodなどの携帯オーディオプレーヤーしかり
携帯電話、任天堂DS、プレステポータブル、ノートパソコン、デジカメ等々
外出先で充電切れたら使い物にならん数々のメカ達。
特に携帯電話なんかは
電池切れたらもう大変!
その日1日生きた心地がせんという方も少なくはないだろう。

狂ったように充電できる店を探し回ったり
コンビニで取り敢えずしのげる充電池を購入したり
充電器持ち歩いてる人なんかだと
まるでヘビースモーカーが煙草の自販機を探すかの様な目付きで
コンセントINを探し求めたりして。
まさに携帯ジャンキーだ。

何処でも何時でも誰とでも繋がっていないと不安で死んでしまいそう。
まさに携帯ウサギだ。

しかしまぁ携帯電話て怖いくらい便利。
通話やメール等の基本的機能の他
ダウンロードすりゃゲームだって出来るし
漫画、小説だって読める。
財布要らずの電子マネーで買い物だってできるし
電車の乗り降り
銀行間で振込だってできちゃう。
写真にしても画質良いし
音楽だって聴けちゃうし
動画も観れちゃうしね。
昔では考えられん世の中になったわけだ。

時代の進歩スピードは早い。
凄まじく早い。
まるで光の速さだ。
そりゃ言い過ぎだ。

便利になると悪が栄える。
取り締まっても改良しても
悪はすぐにその壁をクリアーしてしまう。
そしてまた対策。
いたちごっこだ。
けれどもそうして科学や文明は進歩してゆくのだ。
エロビデオ(ソフト)のモザイク外しの法則だ。
悪とエロがはびこる限り文明の進歩は止まらないだろう。

なんて考えてるうちに電車が来た。
乗り込む。
こうして車内を眺めるだけでもかなりの割合の人が携帯電話をいじっている。

それにしても今日は
ヘッドホンの音漏れがうるせぇな~。
僕の斜め前の若者からは
『ソニックユース』だか『暴力温泉芸者』だかみたいな
(古いな~・笑)
何やらガチャガチャとノイジィな音が。
1人挟んだ向こう側のサラリーマンのiPodからはラジオ番組の様な声。
覗き込むとiPod画面に
『ナインティナインのオールナイトニッポン』
ふ~ん。
あとは何だかわからんが
J-POPの音がシャカシャカ車内に充満しとる。

たまにiPodの充電が切れると
こういった車内騒音に気付き自分も注意せねばと思うのである。

そうこうしてたら到着。
もみくちゃになりながら下車し
エスカレーターへ進む。
いつものようにホームアナウンスが流れるわけだが

「電車とホームの隙間にご注意下さ  (間があって)  イィッ!」

ん?

「危ないですのでエスカレーターでは走らないで下さ  (間があって)  イィッ!イィッ!」

何だ?

「変じゃね?
ちょーうけるんですけど!」
とゲラゲラ笑う女子高生達。
確かに変ですねぇ。
うけますねぇ。
あきらかにこれ、駅員が確信犯的にふざけてますねぇ。
ストレス解消なのか時々このように狂った駅員や車掌がいる。
「イィッ!イィッ!」
て、ショッカーか!
予測出来ぬ程の恐ろしい犯罪を仕出かすやからの多い時代だ。
駅員が
「イィッ!イィッ!」
言っててもおかしくはあるまい。
殺人犯罪を犯している訳じゃないのだから
「イィッ!イィッ!」
くらい大目に見てやれ。

改札くぐり駅を出て会社まで徒歩5分。
途中の駐車場で女子高生の集団が制服姿でダンスの練習をしているのを目撃。

青春だねぇ。
文化祭の練習か
それとも『ネプリーグのダンス大会のやつ』にでも出るのか。
♪青春は青い春と書くのさ
春を売ると書いちゃダメ♪
て昔の『米米CLUB』の歌にあったな~なんつってる間に会社到着。

相変わらず社長とのバトルの後気付くともうお昼。
昼飯食ってくつろいでいるといきなり僕以外の社内全員が立ち上がった。
何事だ!?
そう、昨日出張から帰り久々に会社へ出社したのだが
僕の居ぬ間に
『昼休みのとある決まり事』
が出来ていたのだ。
出張中、社長の勝手な思い付きにより
社内で日々だらだらと続けられていたそれは
全く滑稽で耐え難いものだった。

『ラジオ体操第1、そして第2も!』

僕も強制的にやらされる。
『YouTube』で映像を流し
最大ボリュームでラジオ体操!
婆さん、おばさん連中に1人のおっさんが揃いも揃って輪になって
♪振り上げてぇ、曲げ伸ばし、曲げ伸ばしてぇ、戻す!
ご、ろく、しち、はち♪
昼飯食ったばかりなのに
♪開いて閉じて閉じて
いちにっさん♪
勘弁してくれよぉ!
ダラダラやってたら叱られた。
端から見たら
「変じゃね?
ちょーうけるんですけど!」
な光景だ。

午後より外出。
お取引先さん回りで恵比寿に向かう。
いつも通っている『渋谷マークシティ』の渋谷駅との連絡通路。
いつもと同じハズなのに何だか違うなと通路壁面を見上げると
なんとそこには
故・岡本太郎氏の巨大壁画『明日の神話』が!
贋作でなくモノホンだ!
ものすごいインパクトとものすごい迫力に圧倒される。
これは平和への祈りがこもった原爆の絵だ。

巨大な壁画の前でちっぽけな僕は
ただただそこに立ち尽くす。
ふと我にかえり
ここまでの今日1日を振り返り
「何気ない1日でも
捉え方によっちゃあ結構色々あるもんじゃないか」
とつぶやき
平和ボケした平凡な日常に
ちょっとした刺激を見つけるのであった。

『毎日同じで刺激がない』
本当にそうかぁ?

めけめけ~。

写真。渋谷マークシティ連絡通路の
岡本太郎氏『明日の神話』

ぼい~んぼい~ん♪

2008年11月04日 20時41分37秒 | 会社天国編・地獄編
久々の出社です。
会社シリーズです。
『長期出張疲れ』
『3連休の休みボケ』
『若干残った酒』
の素敵な三重奏でお送りいたします。
三重苦じゃイメージ爽やかじゃないしね。
どうせグダグダなんだから少しでも爽やかに。

まるでマグロ漁船の遠洋漁から港に帰って来たように
ご無沙汰でしたと会社へ。
マグロ漁船はオーバーでしたね船長!オーバー?
『はい。ちとオーバーだね、オーバー?』
ははは、オーバー?
『オーバー?』
大婆?
な社長とも久々で。

僕の脳が相当会社を拒否していたからか
それとも無呼吸性による脳の酸素不足からか
今朝はおかしな夢から始まった。
僕は起きなければならない時間の30分前から10分刻みで
目覚まし時計を仕掛ける癖がある。
その10分という短い間隔のまどろみタイムに
脳の感覚が鈍りその夢は現れた。

明らかに僕は母校の小学校校庭にいた。
なにやらイベントが催されており
調子に乗りすぎた僕は村八分にされていた。
それもこれもみな『アイヌ民族工芸品』のせいだ。
何故にアイヌ民族工芸品?
多分北海道出張の影響だろう。
ものすげ~単純な脳だな、おい!

で、どうにかしたけりゃ学校前の『オババ』て店で
木彫りの『アイヌ民族工芸品』を買い占めて来いと言われるわけ。
駄菓子屋かと思っていた『オババ』は予想を大幅に裏切り下北沢のアンティーク屋風で
店長はババアでなくカワイイおねえちゃんだった。

「木彫りの『アイヌ民族工芸品』はどこにありますか?」
と聞くに聞けず
というよりは聞くのがシャクなので自力で探す事に。

店内を奥へ
奥へ進むとそれはすぐに見つかった。
レジ前の丸テーブル上に並べられた品々。
『木彫りの熊』
『バリ島のお面』
『ミニチュアトーテムポール』
『スケバン刑事の鉄仮面』
『ガリガリ君の当たり棒』
『ひょっとこ・おかめのお面』
『木彫りの鬼のお面』
などなど。
それらが全て『アイヌ民族工芸品』だと何故かすぐ分かる。
しかし僕は『買い占めて来い』と言われているそれらには手も触れず
少し手前に無造作に置かれていた『ムックリ』というアイヌ民族の楽器を購入。

この『ムックリ』は細長い木の棒にヒモが付いた形状で
口をぽっか~んと開けそのまえで弾いて音を奏でる楽器だ。
♪ぼい~んぼい~んぼい~ん♪
っつう音が出る。
ただそれだけ。
♪ぼい~んぼい~ん♪と
聞いてる方がイライラしそうな『ムックリ』音を奏でながら
僕はのそのそと教室のドアを開ける。
♪ぼい~んガラガラぼい~ん♪
すると教師が訳のわからん難問を黒板に書いて怒鳴り散らしていた。

・○○+○○=『入社』
・○○+○○=『出世』
・○○+○○=『激怒』
・○○+○○=『逮捕』

こんな意味不明な式が延々と書かれていて最後に

※○○を導き出せ!
これ生きる上で重要!!
最優先でなおかつ全力で挑め!!!

と赤チョークで補足されていた。

僕は思う。
成る程過程が重要なのね。
それならば答えは全て分かる!
♪ぼい~んぼい~んぼい~んぼい~ん♪

♪ぼい~んぼい~んぼい~んぼい~ん♪
目覚まし時計が鳴り響き
無理矢理起こされた僕は
現実の今日という世界で着替えを済ませマンションを出て電車に乗り込む。
そんで久しぶりの満員電車が僕を会社へ誘うのでした。

さて会社では山積みの仕事と山積みの報告業務が容赦なく僕を襲う。
その合間をぬう様に社長のくだらないアホ話が割り込んでくる。

「久々ワイドショー賑わしてくれるわ小室哲哉!」
「朝青龍はモンゴルで草刈りしてるらしいわよ」
「ちょっと!『大西ユカリと新世界』の曲、試聴したいんだけどやってよ!」
「ラ・フランスはぷにぷにになってから食べるのよ」
「おっとっと!おしっこ流し忘れちゃったわ!」
「ねえ。オバマだと思う?」
「イッシッシッ!株、株、ブクブク…イッシッシッ
何でもないの、気にしないで」

鈍った脳を必死に動かして仕事しているのに
プツリプツリと中断させられる。
物事が上手く進まず
結局明日も会社出勤。
まるで老人ホームの介護仕事のように疲れはて
くたくたで退社時間に。
「お疲れ様です」
という僕に
「本当お疲れだわ。
あなたが1日社内にいると
いちいち仕事中断させられて疲れるわ」
と社長。
それはこっちのセリフじゃ~!
「いやいや社長言わせて頂きますけどね」
「うるさい!
ブーブー言う豚は帰った帰った!」

♪ぼい~んぼい~んぼい~んぼい~ん♪
・介護+資格=『入社』
・糞尿+世話=『出世』
・猛獣+珍獣=『激怒』
・老婆+出刃=『逮捕』
♪ぼい~んぼい~んぼい~んぼい~ん♪

うわぁ~っと!
危ない危ない!
仕事はきちんと全力で挑みます!
『キレやすい世代』っつう程
俺、若くないくせにぃ!
人生は回ります。
明日は我が身。
おっかねぇ~!
ひゃ~っ!くたびれた!

めけめけ~!

写真。銀杏の峯田プロデュースCD。
板尾創路『ミュージック』
なかなかいいね~♪
これ聞いて
明日の社長戦に挑むべし!

『会社』それは『ジャングル』!

2008年10月14日 19時41分43秒 | 会社天国編・地獄編
昨日のブログを読み返していたら
『ヘドロ』という単語が多使用されているのに気付いた。

一昨日見たテレビ
『素敵な宇宙船地球号「江戸前海中散歩~窒息する東京湾を救え」』
の影響だろう。

以前より東京湾は荒れていたが、
今、より危機的状況に陥り悲鳴を上げているという。

家庭排水に混じった『リン』が、
近年の異常気象『ゲリラ豪雨』等により許容範囲を越え
処理施設で処理出来ず
東京湾に流れ込み
それを餌とする『プランクトン』が異常発生し『赤潮』が起こる。

すると海中酸素の量が激減し大量発生した『プランクトン』が死に
その死骸が積もり『ヘドロ』と化して『死の海』を作り出してしまう。

天然江戸前の魚は近い将来絶滅してしまうのか。
恐ろしい光景を目の当たりにして
そのあまりのショッキングな映像が
僕の脳裏に『ヘドロ』として刷り込まれていたのだろう。

僕の脳は東京湾。
『リン』という名の『アルコール』が体内に流れ
処理施設の範囲を越えて脳になだれ込む。
不満や鬱憤、喜び悲しみ
喜怒哀楽の『プランクトン』が異常発生し
『赤ら顔の酔っ払い野郎』が出来上がる。
脳内酸素が激減し
睡魔が我が身を襲う。
翌朝目覚めると大量の『ヘドロ』という名の汗や
ドロドロした感情が僕を包み込む。

『死の僕』

…こう書くと…なんとも恐ろしいが、
ただの『飲みすぎ』だ。
飲みすぎた翌日は後悔で渦巻く。
「もうあんな飲み方はしないぞ!」
舌の根も乾かぬうちに
また飲んだくれを繰り返す。

しょ~もなっ!

そういやここ数年は
『死の僕』にあんまりなっていない。
社会的責任や歳のせいや色々だろうが
良い傾向である。
弱ってる自分に、ちと寂しさも感じるが。

さて今日は久々の会社出勤。
1日中社内で事務仕事である。

どばどばと流れ込んだ『リン』の様な注文や書類や情報を
『プランクトン』の僕が次々処理をする。
といったミクロな感じの
カワイイっぽい世界ではないのがうちの会社である。

ジャングルだ!
サバンナだ!

ぼ~っとしてたら喰い殺される!
骨までガリガリと!

そう!あっちではトラが
「ガオーーーッ!」
こっちではライオンが
「ガルルルルルッ!」
そっちでは大蛇が
「ニョロニョロ~ッ!」
こんな会社珍しいんじゃないか!?ってくらい
感情むき出しの弱肉強食だ。

どんな会社だ!?
とにかくハチャメチャだ!

ハチャメチャで社歴30年異常…ゴホン…もとい
30年以上。
まぁ活気のある会社です。
こんなヤツを営業で雇って
8年以上も首切らずにいる変わり者社長の会社ですもの。
ハチャメチャ会社でもおかしくない。

そんなハチャメチャなジャングルのアマゾン河の中を
ただただプカプカと漂う『プランクトン』の僕。
迫力が違いすぎて窒息状態。
「ガオーーーッ!」
「ガルルルルルッ!」
「ニョロニョロ~ッ!」
には勝てません。

そして僕の息は途絶えて
『ヘドロ』と化した『プランクトン』の僕は
デスクでヨダレをたらたら流す。
ヨダレでにじんだ伝票を
ついうっかりとトラに提出!

「あ~、はい。
お願いしま~しゅぅ」
「にじんでんじゃねーかっ!!
ガオーーーッ!!」

すかさず鋭い爪で!
シャーーーッ!
頭を!
ガブーーーッ!
『ヘドロ』の味にトラは慌てて!
「!?
ペッペッペッ!
何だ!お前はっ!
腐ったヘドロの味がする!」
「はい。『死の社員』なもんで」
「このぉ!ど阿呆がっ!」

『会社』それは『ジャングル』
ある意味『死の海』をもしのぐ程の
『社会のジャングル』

社会的責任云々の前に
『死の僕』
になっちゃあいけませんな~。

絶滅しないように
気をつけます。

テヘッ!

めけめけ~。