東京府中市の税理士 金成祐行の日々の気付き

税理士法人の経営、強度行動障害の自閉症の息子との生活、悪戦苦闘の毎日で、日々気づいたことを書いていきたいと思います。

あるバスケットボールチームの物語

2007-08-17 19:23:33 | ノンジャンル
私はタクシーに乗って府中に帰ることが多い。

ある日、中央高速を降りて、信号を左折してください、と伝えたとき、
運転手さんが、左手の小さな体育館を指して、
「あそこで、うちの息子が、ミニバスケットボールの全国大会を戦ったのですよ」
とおっしゃった。

話をよく聞いてみると、
ある小学校教師が、運転手さんの故郷、東京都の島嶼に赴任してきて、
地元の子供達で、ミニバスケットボールのチームを創ったという。

創部数年後、予選を勝ち抜き、ついには全国大会の決勝を戦ったのだという。
残念ながら決勝では勝つことはできなかったが、
何の変哲もない、島の子供達のチームが、
わずか数年で、全国の強豪となったことを誇らしげにお話されていた。

さらに、なんと、このチームの卒業生は、その後も成長を続け、
現在でもバスケットボールの実業団で選手として活躍しているのだという。

このお話が事実であるかどうかは定かではない。
しかし、私たちは、同じような物語を、しばしば耳にする。



私は昔、理想とする組織を、「七人の侍」にたとえていた。
すなわち、価値観や実力を同じくするプロのパートナー達の集団が、
華麗にビジネスの世界を戦う・・・・という「ファンタジー」だ。

しかし、今は、このミニバスケットボールチームのような組織が、
理想なのではないか?と考えている。

では、その組織には何が必要か。
1.人の可能性を信じること。
2.長所のマネジメントをすること。
3.人の成長という重責を負う覚悟をすること。

そして、その組織が、成長し、強くなって行くごとに、
チームのメンバーが、いつしか「プロフェッショナル」に目覚めていることに、
気づくのでしょう。

コメント (1)
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