研修講師の仕事から帰ってきた梶原さんと横山君に、
気がつけば1時間にわたり熱弁をふるってしまった
年を取ってくると口数が多くなるので、
話したい量の半分で良いのに・・・駄目ですね。
ただ、前々から語っている事務所のビジョンを再度語ることが出来、
さらにイメージが深くなりました。
かなり会計のビジョン、私の夢は・・・
タイプの違う税理士がそれぞれ、自分の能力を最大限に発揮できる事務所。
そして、基本コンセプトは、顧問先企業の「親友」もしくは「理解者」
具体的なイメージは。
現在のかなり会計から発展する、中心核となる税理士法人が存在し、
子育てが終わった女性メンバーを中心に、
数名の税理士と優秀なスタッフ数十名による確固たる基盤を確立する。
そして、その中から、独立志向のスタッフは税理士として独立。
物理的に税理士法人の周辺(できれば同じ建物)で事務所を構える。
いわば、
アメーバ的であり、コンセプトを共にした「会計事務所ネットワーク」
とでも言うもの。
システムの契約や運用。
研修室などの整備、運営。
人材育成、研修体制の整備。
福利厚生制度の確立。
資産税、医療、社会福祉、大企業、連結納税などのノウハウの蓄積。
これらは、中心核となる税理士法人が、
独立した彼らを後方から支援をする。
さらに、
マンパワーが必要なとき、
別の専門家の別の視点や支援が必要なとき、
会議室、応接室が必要なとき、
柔軟に声をかけ、気軽に「ジョイント」できるようにする。
そのような組織とすることによって、
仮に、税務会計の専門家として独立した場合に多くの場合訪れるケース。
すなわち、専門性をふるわなければならないのにも関わらず、
事務所の管理体制の構築に追われ、
本来の仕事がなしえないという状況を解決できる。
税理士は本来、高度な専門家であり、職人気質であるべき。
「職人」であることを否定してはいけない。
経営者・マネジャーとしてのセンスは一部の税理士しか持ち得ず(現実論)
ヒトの問題を含め、管理体制の構築には非常に難儀する実態があるのである。
さらに、経済的に言えば・・・
通常、「独立」をすることは、独立する側も、される側も、
利益は独占できるが、その総量が大きくなるとは限らない。
しかし、このビジョンであれば、
独立する側も、される側も、今以上の利益を上げる仕組みを構築できるはず。
営業が得意だが、細かい実務が苦手な税理士。
営業は不得意で、無骨なのだが、実務・専門性はぴか一の税理士。
セミナーをやらせたら素晴らしいが、実務がからきし駄目の税理士。
マネジメントが得意な税理士。
様々な税理士が、各々の特性を生かしながら、
足りない点を補完し合いながら、組織として大きな能力を発揮できるようにしたい。
それが私の夢なのです。
最後に・・・
このネットワークを構築するために必要なもの。
それは、「信頼」と、とりまとめるマネジャーの「器」
ですから、構築は、非常に大変で、難儀すると思います。
そこに向けて、一歩一歩。
あと、10年後くらいにこの方向性に目処をつけたいなぁ・・・
と考える、雨の早朝です。