東京府中市の税理士 金成祐行の日々の気付き

税理士法人の経営、強度行動障害の自閉症の息子との生活、悪戦苦闘の毎日で、日々気づいたことを書いていきたいと思います。

私の夢

2011-05-29 05:29:00 | 経営
昨日、打ち合わせ後帰ろうかと思った時、
研修講師の仕事から帰ってきた梶原さんと横山君に、
気がつけば1時間にわたり熱弁をふるってしまったhi

年を取ってくると口数が多くなるので、
話したい量の半分で良いのに・・・駄目ですね。


ただ、前々から語っている事務所のビジョンを再度語ることが出来、
さらにイメージが深くなりました。


かなり会計のビジョン、私の夢は・・・

タイプの違う税理士がそれぞれ、自分の能力を最大限に発揮できる事務所。
そして、基本コンセプトは、顧問先企業の「親友」もしくは「理解者」


具体的なイメージは。

現在のかなり会計から発展する、中心核となる税理士法人が存在し、
子育てが終わった女性メンバーを中心に、
数名の税理士と優秀なスタッフ数十名による確固たる基盤を確立する。

そして、その中から、独立志向のスタッフは税理士として独立。
物理的に税理士法人の周辺(できれば同じ建物)で事務所を構える。

いわば、

アメーバ的であり、コンセプトを共にした「会計事務所ネットワーク」

とでも言うもの。



システムの契約や運用。
研修室などの整備、運営。
人材育成、研修体制の整備。
福利厚生制度の確立。
資産税、医療、社会福祉、大企業、連結納税などのノウハウの蓄積。
これらは、中心核となる税理士法人が、
独立した彼らを後方から支援をする。


さらに、


マンパワーが必要なとき、
別の専門家の別の視点や支援が必要なとき、
会議室、応接室が必要なとき、
柔軟に声をかけ、気軽に「ジョイント」できるようにする。


そのような組織とすることによって、
仮に、税務会計の専門家として独立した場合に多くの場合訪れるケース。
すなわち、専門性をふるわなければならないのにも関わらず、
事務所の管理体制の構築に追われ、
本来の仕事がなしえないという状況を解決できる。


税理士は本来、高度な専門家であり、職人気質であるべき。
「職人」であることを否定してはいけない。
経営者・マネジャーとしてのセンスは一部の税理士しか持ち得ず(現実論)
ヒトの問題を含め、管理体制の構築には非常に難儀する実態があるのである。


さらに、経済的に言えば・・・

通常、「独立」をすることは、独立する側も、される側も、
利益は独占できるが、その総量が大きくなるとは限らない。

しかし、このビジョンであれば、
独立する側も、される側も、今以上の利益を上げる仕組みを構築できるはず。

営業が得意だが、細かい実務が苦手な税理士。
営業は不得意で、無骨なのだが、実務・専門性はぴか一の税理士。
セミナーをやらせたら素晴らしいが、実務がからきし駄目の税理士。
マネジメントが得意な税理士。

様々な税理士が、各々の特性を生かしながら、
足りない点を補完し合いながら、組織として大きな能力を発揮できるようにしたい。

それが私の夢なのです。



最後に・・・

このネットワークを構築するために必要なもの。

 

 

それは、「信頼」と、とりまとめるマネジャーの「器」

 

ですから、構築は、非常に大変で、難儀すると思います。



そこに向けて、一歩一歩。
あと、10年後くらいにこの方向性に目処をつけたいなぁ・・・
と考える、雨の早朝です。rain

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5月27日 のつぶやき

2011-05-28 07:00:00 | ノンジャンル
kanari21 http://twitter.com/kanari21
5月27日 つぶやきまとめ


fukidashi 18:07
『初監督作品』 http://amba.to/mR1CkJ
2011/05/27 Fri 18:07 From web


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5月21日 のつぶやき

2011-05-22 07:00:00 | ノンジャンル
kanari21 http://twitter.com/kanari21
5月21日 つぶやきまとめ


fukidashi 05:08
おはようございます!いわき市に一泊です。今日もいい天気
2011/05/21 Sat 05:08 From Echofon


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「経営者塾」第4講開催

2011-05-19 18:37:00 | ノンジャンル



今回のテーマは「これだけは知っておきたい法務と税務の基礎知識」でした。

どうしても、ただのお勉強になってしまいがちなテーマですが、

身近で親しみやすい内容になるよう工夫しました。

 

二宮金次郎が、江戸時代の税制を熟知して、

税金がかからない利殖の方法により、財をなし、

復興を遂げていったことをお話しし、その時々の、法律、税制を勉強しておくことは、
経営者にとって、とても大切であることを、最初にお話しました。

 

まずは、法律知識として、「機関設計」の話をしました。

 

株式会社は、株主によって構成される最高の意志決定機関である「株主総会」により、
取締役を選任し取締役に「業務執行」を委任する形態であること。

 

「業務執行」とは・・・

 

株式会社がその目的を達成するために事業戦略を決め、数値目標を設定し、目標達成の為の計画を練り、経営資源を購入配分し、雇用した従業員を管理すること。

これが「業務執行」。

 

「業務執行」に関する決定をするのが「取締役会」

対外的に会社を代表して取引をするのが「代表取締役」

 

であることをお話しました。

 


監査役が、業務執行のお目付役であること。

会計参与が、税理士・公認会計士などで無ければなることはできないこと。

そして、会計参与がいることで、会社の計算に関する信頼性を向上させることができること。

 

このような機関の性質に応じ、自由に機関設計をすることができるのが、

現在の会社法であることをお話しました。

 

次に株主総会のお話。株主総会の招集通知は1週間前にする必要があること。

株主総会をした後は「議事録」を作ること。



 

今回、皆さんが目を見開いて聴いて頂いたのが、「決議の種類」でした。

 

株主総会の決議には「普通決議」「特別決議」「特殊決議」があります。


 

「普通決議」の場合、

議決権を行使できる株主の過半数が出席する必要があり、それを「定足数」ということ。

出席した株主の過半数で決議するのが普通決議。

 

現在の会社法では定款の定めにより、定足数を排除できるということ。

役員の選任・解任に関しては、定足数を少なくするのも1/3に制限されていることをお話しました。

 

「特別決議」の場合、定足数は原則過半数。減らすにしても1/3まで。

そして、出席株主の議決権の2/3で決議すること。

 

特別決議で決める例として、「役員等の責任の一部免除」があるということで、会社法426条のお話をしました。

 

さらに、株主の半数以上(頭数基準)というように、株主の出席人数まで制限され、かつ総株主の3/4以上の多数で決議する「特殊決議」もあるという話をしました。

 

 

良くテレビドラマなどである、「代表取締役解任の緊急動議」の場面。

あれは、代表を解任されるだけで、取締役の身分は解任されないこと。

さらに、株主総会での緊急動議は、招集通知に書いていなければ、基本的に無効になること。

 

皆さん、こうした「脱線」も笑顔で聴いてくださいました。

 

 

定款について、


「絶対的記載事項」と「相対的記載事項」と「任意的記載事項」があること。

「絶対的記載事項」は登記が必要であること。

 

そして、一番覚えておいて欲しいのは、

基本的に定款の変更は「特別決議」が必要であること。


これは、皆さん覚えてくださったかな?

 


税務の話は、私の専門なので、事例を交えながらお話しました。

 



最後に、「記帳の重要性」のこと。

 

帳簿には証拠能力があり、事業者が行う記帳は、
歴史的に見れば「商取引におけるトラブルから我が身を守るための「権利」であった」ことを
お伝えしました。

 

刑事訴訟法323条二号で、商業帳簿が、戸籍謄本や公正証書と並んで、
証拠書類として規定されていることがそれを表しているということ。

 

そして、最後に「税法における更正の制限規定」法人税130条のお話。

私達が、当たり前にもっているはずなのに、あまり認識が無い、

「申告納税制度」の意味をお話しました。


最後に、私が昔書いた論文の一節を紹介して講義を終えました。


現代、日本の法人税・所得税・住民税などは「申告納税制度」という、納税者が自ら計算をし、しんこくした税額がひとまず「確定」する制度となっている。税務署がその確定した税額を覆すためには、その事実認定が明らかに間違いであるという証拠集めをして、立証の上、更正処分をしなければならないのである。すなわち、納税者が申告した税額が「確定」することで、納税者の事実認定、法律解釈、計算が尊重されているのである。



申告納税制度が、私たちの大切な「民主主義」の根幹であるという話をし、
決して茂木健一郎氏のような経営者になってはならないと結びました。


次回は、「経営戦略はこう立てる」の講義です。
いよいよ、SWOT、PPM、アンゾフモデル、戦略マップ、BSC、ランチェスター経営など、
使える経営戦略のフレームワークのお話をします。

次回もお楽しみに!


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5月17日 のつぶやき

2011-05-18 07:00:00 | ノンジャンル
kanari21 http://twitter.com/kanari21
5月17日 つぶやきまとめ


fukidashi 16:20
雨が降って来ました(^^)いい雨です。なんのドラマでしたっけ。女性の主人公が「雨見」を趣味としている場面が出てきます。何故、「雨見」か。止まない雨は無いから、「雨見」が好きなのだと。
2011/05/17 Tue 16:20 From Echofon


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする