TKC経営支援セミナー2011を昨日、11/10に開催しました!
参加者は総勢107名
ルミエール府中の広いコンベンションホールを、ほぼ一杯にすることができました。
セミナーの準備は朝9時半から始まりました。
とにかくやることはたくさんあります。
椅子と机を並べることから始まり、照明、音響の調整。
司会の台詞の微調整。照明を変えるタイミング。ドアを閉めるタイミング。
マイク係が走るスピード。
微妙な調整を行います。
リハーサルは13時から行い、合計4度、通しのリハーサルを行いました。
これは、吹奏楽などの定期演奏会のリハと似ています。
受付の準備も整いました!
さて、冒頭から私の講演が始まりました。
日本とアメリカのマクロ経済の数値を使って、
日本という国の「真実の姿」をあぶり出して行きました。
スティーブ・ジョブズのまねをして、iPhone4を高く掲げています
実は、iPhoneの35%が日本製。
完成品は台湾で組み立てていて、メイドイン台湾ですが、
台湾に落ちる付加価値は6%でしかない。
なんと・・・・iPhoneが売れれば売れる程、
日本の貿易黒字が増える仕組みとなっているのです。
電子部品や炭素繊維に代表される日本企業の素材・部品の強さは大変なものがあり、
韓国や台湾など外国が電子機器を作れば作るほど、航空機を作れば作るほど、
その中に入っている素材・部品を提供している日本が黒字になる仕組みなのです。
日本は、まさに、素材・部品の輸出大国なのです。
そして、かつ、日本は世界一の外国金融資産を持つ国。
18年連続世界一です。二位のドイツにダブルスコアの大差をつけています。
ですから、最近は、貿易黒字より、海外金融資産からの上がりを示す所得収支の黒字が多い。
貿易が数兆円赤字となったとしても、まだまだ日本に流入するお金の方が多いのです。
このように、まだまだ強さを誇る日本ですが、
これから確実に始まる、急激な人口減少社会、高度「衰退」時代に想いをはせ、
会場の皆さんと一緒に、色々と考えましたね・・・・
「想像してみてください・・・日本人が4771万人になった2100年の日本の姿を・・・」
私たちはどんな姿で仕事をしていますか?
来年以降は、この講演を、毎年同じ時期に、同じデータで、
尺取り虫のように定点観測をする場にしたいと思います。
ここ、10年~15年が激変の年です。毎年毎年情報を整理し、検証しないと、
中小企業の舵取りも誤ってしまいます。
是非、「定点観測の場」として、ご利用ください。
師匠の寺島実郎先生にならって、私が府中の寺島実郎になろうと思います。
次に、当事務所の藤野税理士の初舞台です。
このような場は初めてだったのですが、とても良く話すことができました。
以外に?藤野さんは、声が通り、聞きやすかったのではないでしょうか。
来年は、さらのプレゼン上手となった藤野さんをみることが出来ると思います。
そして最後に、ゲスト講師としてお呼びした山形新幹線カリスマアテンダント
斎藤泉先生の講演です。
斎藤先生は、現在のパート職員で現場に立つ現役の社内販売員です。
講義の中では、いかにして、様々な販売テクニックを駆使し、列車内のおじさん達を魅了し、
彼らと以心伝心の関係となるまでのストーリーが、楽しく披露されました。
斎藤さんの凄いところは、朝家を出て、ワゴンに商品を詰め込んで、
現場に出て行くまで、見事にPDCAサイクルが回っていることでした。
一言で言えば、斎藤先生の最大の強みは
「凡事徹底」が当たり前に、継続してできること。
そして、
考えて考えて考え抜くことができること。普段の我々が慣れ親しんだ仕事をしている中では、
いかに物事を深く考えていないか、ということを浮き彫りにさせられる、そんな講義でした。
皆さん、講演に感動してくださったようで、大きな拍手に包まれていました。
斎藤先生のご講演は、当事務所にてビデオ撮影して、ビデオを持っております。
当事務所の顧問先企業の方は、いつでも閲覧可能ですので、是非お声がけくださいませそして、楽しい楽しい懇親会。
盛大に開催することが出来ました。
最後は、いつものようにTKCの大大先輩の、本田百合子先生直伝の〆を行いました。
ピアニシモからクレッシェンドで、最後はフォルテシシモって感じでした
参加してくださった皆さん。
本当に有り難うございました。
来年も、今年を超えることができるよう、早速今日の朝礼でPDCAサイクルを回しました。
今年至らなかった点も来年は克服できるよう頑張ります。
そして、スタッフのみんな。
今回の成功は、みんなの成果です。本当に良くやってくれました。
有り難うございます。
来年も、素晴らしいゲスト講師を呼んで、楽しいセミナーにするつもりです。
是非、ご参加ください。
斎藤泉先生、有り難うございました。
みんな、勇気と力を頂きました。