東京府中市の税理士 金成祐行の日々の気付き

税理士法人の経営、強度行動障害の自閉症の息子との生活、悪戦苦闘の毎日で、日々気づいたことを書いていきたいと思います。

大ディベート大会、終了しました~TKC西東京山梨会秋季大学

2010-09-16 06:48:00 | 経営
終わりました~

昨年の今頃から始まった秋季大学の準備。
それから、毎月実行委員会があり、今年は参加型の秋季大学にすると決定。

企画はディベート大会となり、
それから私もディベートの勉強開始。

テーマを「税理士を廃止すべきである!」という意欲的なものに決め、
メンバーを決めたはずが・・・・
第一期ディベーターが解散??(^_^;


改めて第二期ディベーターを募集・・・・
が、中々決まらずイライラ。

しかし、最終的には『最高』のメンバーが集まりました。

プレゼン能力。
調査能力。

それらのポテンシャルが皆さん本当に高く、
中々決まらなかったのは、神様がこの為に、試練を下さっていたんだなぁ・・・と。

皆さんとの出会いに感謝
ありがとう!



そして昨日。本番でした。

台本は作っていましたが、会場を見るのも、
音楽や照明をいじるのも、昨日が初めて!




照明担当と音楽担当のTKC社員さんを相手に、何度も何度も入場時の
スポットライトを練習します。

もう一つの企画、職員論文発表の音楽を選び、
音量を調節。微妙な音量を操作します。


ディベーター達を呼び、実際の流れを通してみる。
お辞儀のタイミング。
拍手を求めるタイミング。
「ゴング」を鳴らすタイミング。
握手のタイミング。


気になる部分を何度も反復練習をしました。
練習すればするほど上手になります。


これら準備が終了したのは、本番15分前。

そして、入場・・・
500名の参加者が続々と入場。

会場は満員となり、企画スタート!

準備万端なので、監督(^_^;の私は、前方で不測の事態に備えていました。

ディベート大会の様子は・・・・


凄い!
次々とディベーターの皆さんの素晴らしいプレゼンが続く!
資料の準備も完璧。


会場も、ディベーターのプレゼンに笑いあり、熱い応援ありで、
大盛り上がり。




結果、キチンと審査員の審査表と、拍手票を足して、
僅差で「税理士廃止側」の勝利!


反対尋問からは、アドリブが効いた素晴らしいパフォーマンスで、
非常に示唆に富んだディベート企画となりました。


素晴らしい司会をした菅野先生。
ハイテンションなマイクパフォーマンスで会場を盛り上げた稲垣先生。
嫌な顔一つせず審査をしてくださった7支部の支部長先生。
集計の熊澤先生。
音楽、照明担当の土谷さん、有川さん。
プレゼンターの介添えの大本さん。
陰ながら支えてくださった実行委員会の皆さん、関係者全ての皆さん。
そして、ディベーターの皆さん。

感謝ですmeromero2




というわけで、終了後のレセプションでは、
開放感抜群でお好み焼きを4皿、ビールをゴクゴクbeer
達成した後のビールは旨いですね~



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明治維新シンドローム~「ドラスティック」な改革の罠

2010-09-15 07:32:00 | 経営
仕事柄、開業以来多くの中小企業の破綻を目にしてきました。
開業17年も経てばやはり見ずにはすみませんね・・・(^_^;


その中で破綻企業に多く見られる共通項があります。
それは、私が勝手に「明治維新シンドローム」と名付けた現象です。

すなわち、物事をドラスティックに、一気に方をつけようという、
強引な動きのことです。

政治の世界で、小沢さんの豪腕に期待したい市民感情も、
このシンドロームの一種だと思います。


借金にまみれ、資金繰りに追われ、営業もおろそかになり・・・
という負のスパイラルに陥った中小企業は、最後の最後何をやるかというと、

今までのやり方は駄目。
今までの人脈も、応援してくださった方も能力不足。


という、圧倒的な固定観念に包まれる。


そして、この社長、決して自分の責任は感じていない。
口では「私の責任は重い」と言ってもです。


だから、

ここで人心一新、すべてを変えて、一気に改革っ!
大逆転をはかるっ!!


といわんばかりに、大改革に奔走します。


結果、今までこの社長の駄目な経営を一生懸命に支えてきた、
周りの大切な人脈を切り捨てていき、
最近現れたばかりの甘い言葉で誘惑をする者に心奪われてゆきます。

この誘惑する者の決め台詞は、決まって・・・・


私に任せれば大丈夫。
一気に逆転できる得意先を紹介する。
貴方を一生面倒を見る。
会社を買い取って、貴方を厚遇する。




冷静に考えれば、こんなことある訳が無い。
当然です。


なぜならば・・・
経営力が無く会社を潰しかけているこの社長さんを、
最近つきあったばかりの一見魅力的なこの誘惑する者達が、
何故、わざわざ助けなければならないのか??
理由がありません。

要は、破綻に至るまでの何らかの短期的な利益か、
破綻後の残余財産の処分にからむ利益か・・・・
これらを求めてるだけ。

そして・・・
この罠にはまった会社は、加速度的に破綻への道をまっしぐらに向かってゆきます。





私は、今までの数百社の中小企業の経理を見てきた経験から、
また、何度も破綻に至るまでの道筋を見てきた、その敗因分析から、

ドラスティックな改革。明治維新のような改革。
一発逆転を計れる改革など、ありえない。


と断言できます。


あるのは、

まず社長自らの姿勢をドラスティックに変わること。

そして、周囲への働きかけ、改革、改善は小さいことの積み重ね。
二宮尊徳翁のおっしゃる積小為大の精神。

一年単位で、まずは一回PDCAサイクルを回し、
あとは、少しつづ、回転速度を速めて行き、
業務改善を軌道に乗せる。


そうすれば、結果、1~3年程で目に見える結果が現れ、
社長が望む「一発逆転」が、結果として表れる。


これが真実だと、確信しています。



是非、日本の破綻しかけている中小企業の皆さん。

一発逆転幻想を、甘い言葉と共にかけて近寄ってくる死神のような者達に惑わされず、
足下も見て、地道な改善努力を繰り返していってください。

成功に近道は無く。
業績改善にも近道はありません。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スパリゾートハワイアンズは何故成功したか・・・在京磐校同窓会講演会より

2010-09-11 22:06:00 | 経営
今日は、在京磐校同窓会(私の母校、磐城高校の首都圏在住OB・OGによる
同窓会)の総会に行ってきました。

目的はですね・・・やはり、
来年3月21日の磐城高等学校吹奏楽部東京公演のキャラバン隊です。

壇上に登って、実行委員長のOB会長が挨拶をし、
温かい拍手を頂きました!

全面的な協力をしていただけるとのこと・・・
ありがとうございます。
感謝です。
私も実行委員として、頑張ります!



で・・・
この同窓会の総会では、毎回講演会があるのですが、
本日の先生は、磐校OBの常磐興産株式会社の社長、斎藤一彦先輩でした。




現スパリゾートハワイアンズ(旧常磐ハワイアンセンター)の
設立、運営の秘話を話して頂けました。
とっても面白かった~niko


常磐ハワイアンセンターは、
常磐炭鉱において、石炭を掘る際にわき出る「邪魔な」温泉を、
何とか利用しようというきっかけで始まったそうです。

この温泉は、1200メートル地下を掘ると、
必ずわき出てきて、その温度はなんと58度yu

蒸し風呂のような暑さの中、この温泉をくみ出して、
川に捨てるという作業が、常磐炭鉱の最大のウィークポイント。

温泉なんてでなければいい!と思ったそうです。
(斎藤先輩も1年半、炭鉱で石炭を掘っていたそうです)


炭鉱以外のビジネスを展開する必要に迫られ、
当時の中村社長が自ら全国の有名温泉を見て歩き、
押し入れや畳、天井の寸法まで測り、
手帳に書き留めデータを収集。

そして、最後にハワイに行ったとき、
ハワイ音楽の打楽器のリズムが、日本人の郷愁を誘う郷土音楽のリズムに似ていたことから、
これだ!というインスピレーションがわいたそうです。


一週間、旅館に籠もって、コンセプトを練り、
自ら構造計算もやり、ハードの予算を立てたそうです。
当時の値段で建物などハードは20億円。



熱帯植物は、当時の学者が東北の寒冷地では、
絶対に根付かないと全員がアドバイスする中、
「太陽と地熱と水さえあれば育つはず」と一喝して植樹を断行。

結局温泉を地下に引いて地熱を上げ、
天井をガラスにして温室とすることで、
栽培が可能になった。
(当初、屋根がつくまで、いわき中の家から石油ストーブをかき集めて、
植物を暖めた話は実話だそうです。フラガールにもありましたね)

中村社長の口癖は、

1.人を頼るな
2.人まねをするな
3.自分でやれ


だそうで、
ハワイアンセンター設立に関し、
外部から人を入れたのは、フラダンスの先生2名と、総料理長1名の3名。
後の全員は、いわきの炭鉱関係者。

強烈なリーダーシップで、有無を言わせず皆を引っ張っていったそうです。

斉藤先輩は、
「役員会で多数決で決まったようなアイディアでは成功するはずがない。
役員全員が反対するようなアイディアを、リーダーの感性で作り上げ、
それを断行する。
こうしないと、特にエンターテイメントビジネスでは駄目!」
とおっしゃっていました。




ハワイアンセンターのコンセプトは、
皆、「東北のハワイ」というが、実は違う。

「勤労大衆に健全な娯楽を提供する。」


このコンセプトを貫いたからこそ、過度に豪華にすることなく、
バブルの頃に過剰投資をすることもなく、
今があるのだと・・・・


そして、凄いな~と思ったのは、実行力。
「まず、やってみる」「やってみれば、何とか合っちゃう」と。

有名な東京からの「無料送迎バス」
あれで採算が合うのか?と思うでしょう?と。

実は、「無料送迎バス」は、八重洲10時発、ハワイアンズ13時着。
翌日は、ハワイアンズ15時発・・・・
ということで、滞在時間が長くなり、お昼ご飯2回分を落としていただける。
さらに、旅行会社に払う手数料(売上げの15%~18%)が無くなるので、
実は儲かるということが、やってみて解った。ということでした。


最近は、南カリフォルニア大学で、「本当のリストラクチャリングとは?」という
テーマで、映画「フラガール」が教材で使われたと。
「一山一家」という考え方で、家族ぐるみでつきあう炭鉱ならではの
人切りではない本当のリストラが、世界に通用するようです。

最後に斎藤先輩がおっしゃっていました。


「後輩達!あきらめずにやれ!」と。


ありがとうございました。
感動しましたmeromero2

最後に、フラガールの映像を・・・・




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋季大学ディベート大会リハーサル!

2010-09-10 06:27:00 | 経営
9/15に開催されるTKC西東京山梨会の年に一回の大イベント「秋季大学」。
そこで、ディベート大会が行われます。

ひょんなことから企画、運営をすることになり、
ディベートを一から勉強し・・・

昨日は、ついに最終リハでした。

ついにここまできました。




内容は素晴らしい・・・
理路整然とした立論。
反対尋問からはアドリブを入れ、
最終弁論は情熱と哲学を感じ、魂が込められています。

テーマは「税理士は廃止すべきである」

意欲的なテーマですが、

税理士が社会において果たさなければならない役割は何か?
日本国民にとって、どのような制度であれば、より幸せになるのか?
という視点で、キチンと論理が組み立てられていました。


本当に、優秀なディベーター8名の仲間に脱帽です。
皆さんとこの企画が出来て良かった。
そう思います。

さぁ、残すところあと一週間。
500人の前で最高のパフォーマンスを!

その後、美味しいお酒を飲みましょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

巨人阪神戦

2010-09-09 06:29:00 | ノンジャンル
大分前の話ですが(^_^;

息子と巨人阪神戦を観てきました。




3年ぶりくらいの巨人戦でした。
私は元々巨人ファンで、開業当初は、仕事が0で暇だったので、
毎日ラジオで巨人戦を聴きながら、時間をつぶす・・・
という毎日だったことを思い出します。


お弁当を買って、席に座ると、あたりまえですがビール売りのお姉さんが
頻繁に横を通る。
そのたびにビールを購入

様々な種類のビールを頂き、
お姉さんのトークもさわやかで明るいので、試合前にして
すっかり良い気持ちになってしまいました。

試合も、お弁当を開けると同時に坂本選手の先頭打者ホームラン!
最初から盛り上がりも最高潮niko

隣の自閉症の息子も、巨人阪神の区別無くひたすら応援。
酔っぱらった私は阪神にヤジを飛ばし、巨人を応援(笑)


試合は、巨人が完封リレーで完勝。
気持ちいい!
私が見に行くと勝率が悪いので、これは息子のおかげかな?


混むといけないので八回裏には球場を後にしましたが、
こんなに野球観戦が楽しいとは・・・・
また行きたい!



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする