東京府中市の税理士 金成祐行の日々の気付き

税理士法人の経営、強度行動障害の自閉症の息子との生活、悪戦苦闘の毎日で、日々気づいたことを書いていきたいと思います。

魔法使い

2006-05-21 19:33:33 | ノンジャンル
連休中、この演奏会に参加してきました。

http://www.api-inc.co.jp/ARC18/18S-sanka.html

客演指揮者の汐澤安彦先生が凄かった・・・

この特別バンドは、全国から100名のメンバーが、演奏会前日に集まり、当日、2曲を演奏したら解散するという、強行軍の楽団です。

汐澤先生が担当する、「アルメニアンダンスパートⅠ」は、全曲演奏すると、10分以上にもなる大曲です。
最初に通しで演奏した時には、本当に翌日、演奏会で演奏できるのか?というレベルの演奏でした。

しかし、汐澤先生の指導をうけると、みるみる曲が仕上がって行き、結果素晴らしい演奏が本番で出来ました。
まるで、「魔法使い」のようでした。

この先生は、
1.こだわるべき細部にこだわり、こだわらない部分は一切こだわらない。
2.私たちメンバーに対し、絶対に否定的な指摘を行わない。現時点の力を最大限に引き出すことに視点を置く。
3.フレーズにこだわる。つまり大局観で音楽を見る。
(4分の4拍子を、4つに分けて指揮を振るのではなく、大きなフレーズ毎に指揮を振る)

こうされると、演奏する側は、吹けない部分まで吹けるようになってしまいます(不思議)

そのまま、会社の組織に応用できるなぁ。。。
と、一流の指揮者から、大きな学びを得ました。





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徳不孤、必有隣

2006-05-21 19:32:44 | ノンジャンル
「徳、孤ならず、必ず隣有り」と読みます。

先月から、京都で月一開催される「社長塾」に顔を出しています。
http://164.46.100.116/05shokunou_kyouiku/syatyoujuku.htm

一人で参加しており、現地では誰ともお話しせず、
ただ「思索」を目的に参加しています。
(ま、ガチガチに凝り固まっているわけではなく、普通にいろいろな「遊び」はするつもり(。_・☆\ベキバキ)


開催場所は、坂本龍馬の墓所があることで有名な
「霊山記念館」です。

http://www.ryozen-museum.or.jp/index.html
とても雰囲気のある場所で、龍馬さん達の力をいただけるようです。シチュエーションは抜群(^^)

前回のテーマが、「徳不孤、必有隣」。

徳には、「陰徳」と「陽徳」がある。

「陰徳」は世に黙々と徳を果たすこと。
「陽徳」は世に公開で徳を果たすこと。

例えば、神社に寄付をするのは、良いことであり、
寄付当初は、「陰徳」であるが、
「灯籠」に、「寄贈 ○○」と掘られたところで、
それは「陽徳」となり、

「御利益は相殺だな・・・」と伊與田先生がポツリ(^^;

会場は爆笑でした。

「徳」とは、寄付をしたり、ゴミ拾いをしたり・・・もあるが、自分に与えられた能力を最大限に発揮して、与えられた仕事を一所懸命に実行することでもある。
その仕事を「黙々」と「淡々」とこなす。
そして、役割を終えたら、黙ってこの世を去る。

そう考えれば、草木や桜の木も、
皆「陰徳」を積んでいる。

その「徳」は一見「孤」すなわち「孤独」に見えるが、
必ず、「隣」がある。すなわち、「同志がいる」
「後を継承する者」がいる。また、必ず「誰かが見ている」。

それは、私たち一代でかなえられなくとも、次世代にわたって・・・である。

私は、松本零士の銀河鉄道999に出てくる次の下りが大好きです。(別の作品にもよく出てきます。)

「例え今は、負け、志半ばで死んでしまったとしても、必ず、同じ志をもった、第二、第三のゼーダ(人名)が現れ、必ず、夢を果たす。」

会社経営で考えてみれば、「陰徳を積む」ことは、
「良い流れ」を作る上で欠かせないこと。

会社経営がちょっとうまくいくと、酒の場で、うまくいったことを膨らまして話し、本を出し、ノウハウもちょっと膨らまして、セミナーにして・・・と考えがちだが、この「陰徳」の「陽徳」化は、よほど、注意しないと、逆にツキを失うことにもなりかねません。

うまくいっていることは、黙々と行うことにこしたことはありません。周囲が自慢げに自分のやり方を話そうが、私たちは淡々と自分の仕事を行うことです。

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永久欠番

2006-05-21 19:31:54 | ノンジャンル
中島みゆきさんの歌です。
父が亡くなった際、この歌にとても励まされました。

私の父は15年前に東京の病院で癌で亡くなりました。
父の遺体と同行する母を見送って、一人上野から、
郷里のいわきに帰りました。
ちょうど、雪も降ってきました。

もちろん、指定券など取っていないので
満席の特急電車で、デッキの床に腰をかけて、
帰りました。

ショックでした。
大事な父が亡くなったのに、特急電車の中は、
いつものとおり、家族連れは楽しそうに、
サラリーマンは、ビールを飲んでいた。
何も変わったことがないかのように。


先日、懇意にしていただいていた方が亡くなった。
通夜の出席者の意外なほどの少なさに、少々驚きながら、
心からのお別れと、お礼をしてきました。

そして、やはり、何も変わることもなく、
世の中は何も変わることなく、動いていました。


私たちが、この世を去る時も、
もちろん、そうでしょう。

しかし、その覚悟を定めることから、何かが始まるのだと思うんですよね。

そして、

「空の手のひらの中、人は、永久欠番」

この言葉を心の支えにしたいですね(^^)

コメント (3)
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