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時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

復活なるか横浜 F・マリノス

2010-04-12 | スポーツ
横浜駅から歩いて15分弱

それ

はあります

天然芝2面と人工芝2面のグランドを有する
マリノスのクラブハウス!

小雨の降る寒空の下
サテライトの選手でしょうか
練習に励んでおられました



10日の試合では
セレッソ大阪の選手が1名退場になりながら
攻め切れず

7位

闘争心とか
覇気とか
必死さとか
根性とか

あんまり感じられないんだよね…

代表もそうだけど

攻撃的なマリノス

見たい

居眠り磐音 江戸双紙23 ~万両ノ雪~54

2010-04-12 | 読書
師走の喧騒が江戸に漂う頃
筑前若松を発った坂崎磐音とおこんは
今だ
帰府の途次にありました
一方
南町奉行所年番方与力の笹塚孫一は
厄介な事態に直面していた
笹塚が
捕縛した男が島抜けし
江戸に向かったというのだ…

笹塚孫一は
6年前の麹屋襲撃事件
万両の親方との対決に思いをはせる

前半
坂崎磐音とおこん夫婦が
全然出てまいりません
寂しいと言うか
ちとつまらん(笑)

ですがその分
島抜け咎人・万両親方の用心棒として
飄々と登場した時には

まってましたぁ~

暮れも押し迫った
大晦日
新年を迎える30分前
おこんさん
今津屋無事到着

翌日
内藤新宿で
万両親方の事件を解決した磐音が
佐々木道場に出すと
元旦早々
道場破りとの対決

大聖寺藩から持ち出された
名器『赤織部・一国茶碗散る桜』が
道場破り高瀬少将輔の手により持ち込まれ
それが元で
佐々木道場の株が上がりそうな…
加賀の前田家とも…

具足開きの正月十一日の朝
目出度く
佐々木家跡取り披露の儀が行われ
その夜には
今津屋吉右衛門の妻・お佐紀が
男児出産!
今津屋に跡取りがぁ~

正月早々
目出度いこと尽くめです
次は
坂崎おこんの速水家縁組の儀
そして

そして

本祝言でございます

居眠り磐音 江戸双紙22 ~荒海ノ津~53

2010-04-11 | 読書
玄界灘の荒波が
初冬の気配を漂わす頃
豊後関前を発った坂崎磐音とおこんさん

江戸へ帰ると思いきや
これまた
関前藩の為にと
父・正睦に遠まわしの圧力が…
(正睦パパ…少々わがまま)

一路
筑前博多へと向います
向う先は
福岡藩の御用達商人箱崎屋次郎平のお店

途中
風邪を引いて
体調を崩したおこんさんを気遣い
箱崎屋の別邸に滞在することになります

磐音あるところに
騒動あり!
ってことで
今回もございます
下級武士と武家娘の駆け落ち騒動…
愛を貫こうとする男女を
磐音が応援しない訳がない


仮祝言を終え
共に生きることを誓った
磐音とおこんさん
幸せ一杯
夢一杯の新婚旅行が続いております
ですが
剣の道にまい進する磐音に
常に付きまとう‘生死を賭けた宿命’を
改めて思い知らされるおこんさんなのでありました

一方江戸では
友人にして貧乏御家人の次男坊・品川家に訪れた
お家断絶の危機&柳次郎に訪れた春の予感

主役・坂崎磐音がおらずとも
事件は起こっておりまして
上様御側御用取次速水左近
神田三崎町の直心影流佐々木玲圓
南町奉行所筆頭与力笹塚孫一
今津屋老分番頭由蔵
名立たる人物が御出馬
総登場しての座興?
いえいえ悪者退治に奮闘します
そして
長きに渡る苦労の末
腐らず頑張って来た柳次郎に
希望の光が…

イマイチ
印象の薄い品川柳次郎ですが
磐音を通して
大物とも知り合いだったりしてまして
何気に凄いんです

柳次郎に想いをよせるお有の父
椎葉当主・弥五郎ビックリ!

品川家にとって
坂崎磐音は正に‘福の神’



えれぇ~出費

2010-04-10 | 徒然
家も年数重ねれば
ガタが来るわけです
定期的なメンテナンスに加え
当然
修復も必要になるわけです

これが-…

6年位前
一階の部分の壁を撤去
構造上
可能な限り広い
板張りワンフロアに変え
壁も一面張り替えた



今回は

脱衣所の床張替え
トイレの壁紙張替え
キッチン総とっかえ
&照明器具の新規交換
一階北側の雨戸二部屋分新規交換
和室の床板張替え
&石油ファンヒーター撤去
作り付けのクローゼットのポール交換
二階段途中にある窓を覆っている木枠修理
二階部屋のクローゼットポール補強
&石油ファンヒーター撤去
&ベランダ側雨戸撤去
&強化ガラス窓交換
&ベランダに物干し可能な設備の設置
BSチューナ等装撤去
門の新規交換

全部出来るかどうか…
現在
見積もり依頼出してます

怖い…

電子レンジなしの生活は
また続く…
最近
洗濯機もビミョウ~なんだよね~

明日から
宝くじとかLot6とか
やる!?

戯伝写楽

2010-04-10 | 舞台/役者
寛政5年(1793)師走
喜多川歌麿の美人大首絵が大人気の江戸に
己の絵で一儲けを企む男がいた
男の名は斉藤十郎兵衛

十郎兵衛は歌麿と版元・蔦屋重三郎
時の文人・大田南畝の酒宴にずかずかと乗り込み
自分を売込む
生業は能役者という
十郎兵衛の絵の未熟さは言うまでもないが
妙な愛嬌に酒宴は続く
結局
売込みに失敗した十郎兵
唯一の友人・与七と共に繰り出した盛り場で
不思議な女・おせいに出会う
流れの絵描きと名乗るおせいの描く絵の独特な息使いは
とても余人には真似が出来ないと
直感した十郎兵衛は
おせいの絵で一儲けを企むのである

翌日
蔦重の店に顔を出す十郎兵衛
十郎兵衛が差し出す絵を見た蔦重は
その迫力に驚く
そして
歌麿以上の才能の発見に内心ほくそ笑み
十郎兵衛に大金を与えて新作を頼むのである

雅号は…写楽だ
写すのが楽しいと書いて写楽
東の島・東洲斎 東洲斎写楽!


瞬く間に半年が過ぎた
寛政6年
『五月興行の役者絵』大判28枚が刷り上がる

東州斎写楽
その名は一夜にして江戸中に知れ渡った
吉原でも写楽の絵は評判で
歌麿、老舗の版元・鶴屋喜右衛門
歌舞伎役者中山富三郎らが集まり
突然現れた写楽の話で酒宴は盛り上がる
そこには
最近人気一番の花魁、浮雲もいた
人の心を見事に映し出す
写楽の絵に恐れを感じる浮雲
一人の男・鉄蔵がやって来る
勝川派の絵師で
勝川春郎という雅号を持つ鉄藏だが
行き詰まって旅に出ていたのだ
写楽の絵を見たとたん
顔色を変え
座敷を飛び出す鉄藏

八丁堀界隈

十郎兵衛は
自分の家の近くにおせいの仕事場を用意した
それを知っているのは
おせいの身の回りの世話を焼く与七のみ
絵を描くことにしか興味をもたないおせいには
充実した毎日だった

そこに現れる鉄藏
旅の途中で数日をおせいと共に過ごした鉄藏は
座敷で見た絵の筆の主がおせいと気づき
忘れられない女の行方を捜していたのだ
久しぶりの再会に
激しくおせいに詰め寄る鉄藏
運命の糸に操られるように
蔦屋が現れ
十郎兵衛 与七もやって来る

この五人だ
五人で江戸にでっけえ写楽の絵を描こうじゃねえか


「写楽」の名声はいよいよ高まって行く
そして
それはまた写楽の絵によって己の生き様を見極めた
花魁・浮雲の運命をも変えて行くのである
「写楽」の行く末には何が待ち受けているのか
十郎兵衛 おせい 浮雲
そして若き日の十返舎一九・与七
後に葛飾北斎となる鉄藏・喜多川歌麿 蔦屋重三郎ら
時代に生きる者たちが
「写楽」という激流にどう立ち向かうのか…

                  「『戯伝写楽』オフィシャルサイト」より引用


                 

これを言っちゃ~おしまい

なんだけど…

何でミュージカル?

普通の舞台でいいのに…

面白いよ
(あっしが座った席の前一列全部空席だったけど…)
東州斎写楽が実は女だったっつ~
発想も意外性あったし
(斜めとか最前列の空席も気になったけど…)
リピーターもいたし
(帰りに劇場でチケット買うと安いみたい)
キャストの皆さん
流石に歌唱力あるし
(若干1名気になったけど…)

歌麿役の役者さん
見たことある~と思ったら
特撮テレビドラマ『牙狼<GARO>』で
主人公の冴島鋼牙役やってた人じゃん!

小西遼生さん

カッコ良かったんだよぉ~
もっと出てくるかと思いきや
地道&着実に
実績積んでおられる感じです

因みに
牙狼-GARO- ~RED REQUIEM~
秋公開らしい!
映画館に足を運ぶ勇気はないが
この作品の特撮は
なかなかですぞ

居眠り磐音 江戸双紙21 ~鯖雲ノ城~52

2010-04-09 | 読書
江戸・佃島沖を出た
豊後関前藩御用船が
海路36日目にして関前湾に到着しようとしていた
密かに船に乗り込み
磐音を亡き者にせんとした刺客が
警護方住倉十八郎と
豊後一丸の副船頭虎吉を殺めた上
おこんの命をも殺めようとするも
こちらは
炊き方・唐八郎の気転により
何とか切り抜けます

今小町ことおこんの美しさに
豊後関前の住人は返す言葉もなく
驚愕の眼差し…
(坂崎磐音鼻高々)

磐音の母・照埜とも瞬時に打ち解け
今津屋吉右衛門と
その女房・お佐紀らの厚意で
長持ちの中に収められた
婚礼衣装一式で
仮祝言を挙げる事となります

また
妹・伊代の嫁ぎ先である
井筒家の次男坊・遼次郎が
坂崎家に養子として縁組する話も…

総てが
万事円満
事が運ぶと思いきや

国許関前と江戸での事件
宍戸文六騒乱&利高もの狂いに続き
第三の騒乱が…


そなたに替わる女性はおらぬ

そなたが寝に就くまで一緒にいよう

おこん
亭主が女房のために気を遣うは当然ぞ


坂崎磐音が時折発する言動を読むたびに
に矢が…
あてられっ放しです

それに
臆することなく
好いた女性を公然と褒める
磐音の素直なところがまた…

仮祝言のお色直しで
照埜から贈られた加賀友禅を身に纏ったおこんの姿に
列席者はおろか
磐音までもが‘ぽかん’とするとは…

おこんさんって
どんだけ器量良しなの…

道場仲間との宴の帰り
中津屋が放った刺客に狙われるも
外の気配を察し
駕籠の引き戸をあけようとしたおこんさんに
『おこんさん、しばし待たれよ』
磐音が一声掛ければ
慌てることもく
静かに駕籠の中でまつ

『おこんさん、戻ろうか』
の一声に
おこんさんは
乗り物を捨て磐音と共に
何事もなかったように歩き出す

おこんさん…
素敵


現在3文庫本が32巻まで
世間に出回っております
『居眠り磐音 江戸双紙」ですが
陽炎の辻~居眠り磐音 江戸双紙~として
3シリーズ&正月スペシャルとして2本
ドラマ化されております

関前藩第3の騒動は
描かれておりませんが
丁度
この21巻の仮祝言が
シリーズ3の最終回だったんですね~
異国に地で
毎週欠かさず見ていたこのシリーズ
心の支えでした!
映像を思い出しつつ
これまで補足&復習がてら読み進めておりましたが

σ(^^;)
いよいよ
未知の世界へ突入致します

ダレン・シャン 39

2010-04-08 | 映画
主人公のダレン・シャンは
平凡な家庭に生まれ育った少年
成績優秀で
女の子にもモテモテ
何不自由なく青春を謳歌していた彼だが
毒蜘蛛に噛まれた親友・スティーブを救うため
バンパイアと取引きしたことから
想像もしなかった人生を歩み出すことになる



半バンパイアとなり
家族の元から去らねばならなくなった
ダレンが身を寄せたのは
風変わりな人々が集うサーカスの一座
アシスタントとして雑用をこなしながら
バンパイア修行に励むダレンの毎日は
意外と刺激的



やがて勃発する
バンパイア対バンパニーズの因縁の抗争
その渦中に否応なく巻き込まれたダレンは
かつての親友スティーブと
宿命の対決を繰り広げることになる!

親友の命を救うために半バンパイアとなり
未知の世界に飛び込んでいくダレン・シャン
自分自身のためではなく
友人や家族のために
危険の中に飛び込んでいくダレン・シャンの活躍や如何に!



‘バンパイア’オタクと
‘蜘蛛’オタクの悪友同士が
何故か
吸血鬼界の
二大派閥・バンパニーズと半バンパイアの
頭首に担ぎ上げられ
覇権を巡り?
戦いを繰り広げるまでの
序章的なお話でございます

品行方正な子供が
蜘蛛盗むかっ~の!



品行方正な
バンパイアになり損ねたからって
ダレンを逆恨みするなっ~の!

そもそも
人間界から
ヘッドハンティングしなきゃいけない程
吸血鬼の世界は
人材不足なのか?



バンパイア一族とは云え
純血には拘らないらしく
ダレン・シャンも
身を寄せることになった
‘シルク・ド・フリーク’に所属する
モンキーのDNAを持つ少女と


時代の流れか…



最後まで
何故
ダレン・シャンが選ばれたのか
イマイチ不明

バンパニーズも
本当は
ダレン・シャンが第一希望だったのは明白!
でも
その理由が…

特殊と云うか
驚異的な潜在能力があるのか
明らかにされないのは何故?

スティーブ
二番煎じ的ポジション
使い捨てされそうです



つまらなくはない
渡辺謙さん演ずる
シルク・ド・フリークの団長ミスター・トールは
バンパイア界の事情にも詳しく
虐げられた人間達のまとめ役として
いい味醸し出してました

話としては
続きがあるんでしょうけど
続編は
なさそう

です



吹替え版があるくらいだから
対象年齢は
高校生以下かなぁ~




                

なんか…
詰めが甘い

残念

ミュージカル『ラスト・ファイヴ・イヤーズ』

2010-04-07 | 舞台/役者
出会った頃のこの恋は
きらめく宝石のようだった
そんな幸せな時から
5年の月日が流れ…

小説家としてスターダムへと駆け上がり
希望溢れる男・ジェイミーは
出会いから別れの日へ
5年間の物語を語り

女優の夢を諦めた女・キャサリンは
別れから出会いの日へ
時間を遡る5年間の物語を遡る

出会ったあの日の輝きは変わらずに
対照的な二人の心が描き出される


基本的に
ミュージカル苦手なんですけど
ラスト・ファイヴ・イヤーズ
これ好き

5年に渡る二人の歳月を
ジェイミーは
時間の経過のままに語り
キャサリンは
時を遡って語る

ジェイミーにとって
キャサリンは
唯一愛する女性であり
彼女の女優としての成功も願っています
例え
キャサリンの夢が挫折したとしても
彼女を愛し共に生きて行きたい
心底そう思っている
めちゃくちゃ良い奴です

一方
キャサリンにとっても
ジェイミーは最高の男性であります
ですが
彼女には
ジェイミーが自分本位というか
何をするにも自分が一番
自分が大切と思っている風がちょいと不満らしい
それは
常に大空を飛ぶ鳥の如く
才能を開花させているジェイミーに対する嫉妬もあるのか?

勿論
仕事と趣味が同じで
充実していることにジェイミーは
大変満足しているし
だからといって
キャサリンをないがしろにしているつもりは
もうとうない!

逆に
キャサリンは
自分には
女優としての才能があり
ブロードウェイで成功して
輝かしい人生を歩むんだ!
専業主婦に納まり子育てしたり
サンダル履いて買い物するような
そんな女性にはなりたくない!
と思っているのです

ハッキリ言って
ジェイミーより
キャサリンの方が自分本位です

ジェイミーが
キャサリンとの仲を
一生懸命修復しようと心を開いているのに
聴く耳もたないキャサリン…

最終的にジェイミーは
キャサリンの元を離れます
でも
愛する気持ちをキャサリンに抱いたまま
二度とキャサリンを愛したように
人を愛することはないだろうなんて言うんです
ななり傷心のジェイミー
自分がキャサリンの傍らにいることで
彼女の気持ちを不安定にしているのなら
自分が去るしかない…

方や
ジェイミーが去って
自分の過ちに気づくキャサリン
でも
そのい言い訳が
‘会話不足’‘些細な誤解’
みたいな事を言ってるんですよ!

そういう態度とったのは
あ・な・た



二人が同じ舞台にいるのに
同じ時の流れを
真逆から演じていくわけですね~
唯一二人の時がクロスするのは
結婚式の場面のみ!
この構成がとても素敵なんです

観客は
恋の始まりから終わりを
同時進行で知ることになります
切ないですよぉ~
すんなり二人が作る世界に入り込んでしまいました

山本耕史さんの演技力の高さは
言うまでもなくスンバらしい
ミュージカル作品にも
数多く出演されており
その歌唱力も定評あるとは存じておりましたが

おりましたが…

素敵!


軽やかなダンスも
バク転も
コミカルな演技も
素敵!


惚れた!

坂崎磐音を演じた山本耕史にも惚れたけど
ジェイミーを演じた山本耕史にも惚れた!

そして
別れから
出会いの日を遡るキャサリンを演じた
村川絵梨さん
この役は
難しかったと思いますよ

感情の持って行き方を
絶妙にコントロールしてらっしゃいました
お見事です!

また観たい!
再演願います!

居眠り磐音 江戸双紙20 ~野分ノ灘~51

2010-04-06 | 読書
先祖の墓参りを兼ね
おこんさんを同道の上
豊後関前藩への帰国を願う父正睦の書状が届きます

磐音は
足掛け6年
お世話になった宮戸川を退き
おこんさんも
10年勤めた
今津屋に暇乞い

豊後関前藩御用船に乗り込み
二人で
一路関前へ向うこことなります

母・照埜説得なるや!?
っとその前に

田沼意次の策謀の矛先が
南町同心一郎太に向けられるんですよぉ~
幕府の財政再建を担った重鎮が
この物語では
ひたすら悪役でござんす

やることに無駄がない坂崎磐音
関前へ向う前に
一太郎さんの件も楚々と解決!
おこんさんの母上の墓参りも
しっかり済ませ

多くの人達が見送る中
関前に戻る豊後関前藩御用船に乗り込み
いざ!いざ!いざぁ~

途中停泊する港町で
今小町・おこんの名が
知れ渡っているのは予想外の驚き!

人前では
‘おこんさん’と呼ぶ磐音も
二人きりになると‘おこん’だって…


おこん
よしんばわが母がどのような言辞をお吐きになろうと
そなたとそれがしの間にかわりがありうはずもない
生涯一緒だ
案ずるな


ハァ~
乳離れ出来ない日本男児が多い昨今
坂崎磐音みたいな人
どっかにおらんかのぉ~

おこんさんになりたい…

まんまことシリーズ1 ~まんまこと~ 50

2010-04-05 | 読書
「しゃばけ」シリーズの続編がでない!
一太郎のその後が知りたい…
かなり欲求不満

Amazonで
畠中恵さんの文庫を検索していて見つけました
新シリーズです
タイトルの『まんまこと』は
「真実 ほんとうのこと」と言う意味だそうです

舞台は江戸・神田
主人公は
古名主・高橋宗右衛門の息子・麻之助(22歳)
長年
生真面目に勤勉な日々を過ごしておりましたが
16歳を境に
麻之助の人格は
実に‘お気楽な’坊ぼんに変貌してしまいました
本人曰く
これが元々なのだそうです

麻之助の家は
八つの町を支配する名主で
所謂
担当する町内の揉め事を御上に代わって
万事治める世話係と申しますか
長屋の差配<町名主<奉行所
みたいなポジションです

行政に揉め事を持ち込むと
如何せん
なかなか進まない
やれ手続きだ~他の案件がぁ~とか
(現代社会も然り!)
そんな時
活躍するのが
麻之助の父親である
高橋宗右衛門なのでありましたとさ!

当然
人格やら人柄が重要な訳ですよ
父・宗右衛門の後継として
しっかりして貰わんと困るんですけどね
麻之助…
22歳にもなって
フラフラしとります

そんな麻之助の悪友が
同じ古名主・八木源兵衛の息子・清十郎
同心見習いの相馬吉五郎その人であります

清十郎は
ともかく男前
微笑みかけたらまず
普通の女は速攻陥落するほど
麻之助と清十郎は
‘類は友を呼ぶ’関係ですが
吉五郎は
八丁堀に住まうお武家です
超堅物です
水と油ほどに違う…
でも
この三人は悪友らしい


この三人が
何故か珍事件に巻き込まれ
いや
珍事件を引き起こし?

ともかく
立派な名主の父の名代で
事件解決に奔走する姿が語られます

太物問屋
笠松屋の一人娘・おのぶに
嫁入り前にもかかわらず子が出来た!
おのぶ曰く
父親は麻之助だと言うではないか


麻之助はおのぶを見たことなければ
話をしたことすらない
とうのおのぶに至っては
清十郎を麻之助だと勘違いしている始末

ん~裏には何かある!

吉五郎のまたいとこ・お寿ずと
余命幾ばくもない水元又四郎という武家さんの
叶わぬ恋の物語&麻之助を巻き込んでの
奇妙なトライアングルの結末や如何に!

麻之助と清十郎の幼馴染でありながら
清十郎の義母でもあるお由有の子
清十郎の父・八木源兵衛とお由有の間に生まれた幸太を
自分の孫だと言い出す武家が現れた!

幸太は俺の弟だぁ~
と何故か麻之助の家で荒れ狂う清十郎
屋敷崩壊寸前?

等々
生き生きとした
町の息吹を感じることができます

幼馴染だったお由有が
父親ほど歳の差がある
八木源兵衛の後妻になったのか

幸太を自分の子供のように
溺愛する麻之助の真意は?

お寿ずとの縁談を麻之助に勧める
吉五郎の微妙な心境
相馬家へ養子に入った
吉五郎の武家としての苦悩

お由有に
想いを残している麻之助の心
そして
お由有の想いは…

水元又四郎に
お寿ずを頼むと託された
麻之助のとった行動…

16歳の麻之助に何があったのか!

切ない…

女は図太い…

幸太は可愛い

養子縁組とか
血縁とか
家の存続が第一だった頃の発想や
事の納め方って
非常に合理的ですね
後腐れないし
割り切ってる感じで
結構ありかも

シリーズ第2段『こいしり』が
単行本で発売中らしいが…
文庫発売まで待機!
待機作品多過ぎぃ~