5日金曜日20時20分頃から
ZINGARO特設ステージへの開場が始まった
円形ステージの180度観客席
公演予定時間20時30分から
遅れること15分
暗がりの中
特設ステージ中央の天井から
地上に向かって青でライトアップされた
水の円柱が目を引く
その周辺に静にたたずむ数頭の馬たち
さてさて何が始まるのか
馬と意思の疎通ができるバルタバス率いる
舞台芸術集団ZINGARO
期待と不安を胸にいざ
バルタバス氏は
ステージに登場することなく
よって
馬とのコミュニケーションもなく
聞き及んでいた
人と馬との幻想的な競演
音楽と馬と人の奏でるアンサンブル
その類は一切なく・・・
サーカスで見るような
曲芸ショー的な構成
馬が時計回り時には逆回りに
ただひたすらハイスピードで走りまわり
その走る馬の上で
人がアクロバット的な動きを連続させる
手綱を持たず
走る馬の背にすっくと立ち上がる
ジャンプしたり
空中で一回転して再び馬の背に着地したり
体操のあん馬種目のごとく
回旋技を繰り広げる
これらの技は
人と馬の息が合わなければ出来ない
高度な技術であり
確かに見事だと思った
以前の公演で使用された舞台衣装
しかし・・・
馬の背中でジャンプしたり
回転して着地したり
その度に
「痛て 痛て 痛て」
と心の声を発した私
自分の背中が痛くなりそうだった
その行為は
楽しいと言うより
見ていて辛いものだった
馬も下向いたまま
必要以上に頭を下げて
黙々と小さいサークルをひたすら走り続ける・・・
今回の公演が
たまたまこのような
曲芸ショー的な要素を押し出しただけなのかもしれない
ZINGAROの馬と人との融合は
ZINGAROの幻想的な世界は
またいつか・・・
最後の最期にバルタバス氏が
騎乗&登場したんだけど
かなり太ってて・・・
写真でアップしたのと
同一人物には
とても思えなかった