真夏の方程式 13

文庫にならないと
まず買わないσ(^_^;）ですが
湯川学が登場する
探偵ガリレオシリーズの新刊
「真夏の方程式」
本屋で見つけて
迷わず
買いました

単行本の段階で本を買ったの
久しぶりです

買って正解
「容疑者Xの献身」では
決して成し得なかった展開
そして結末…

ある人物の人生を狂わせるおそれがある
そんなことは何としてでも防がなければならない

あたしは罰をうけなくてもいいんでしょうか

君の務めは人生を大切にすることだ　これまで以上

どんな問題にも答えは必ずある

だけどそれをすぐに導き出せるとは限らない

東野圭吾作品は
モノによって読み続けるのが
精神的に辛くなるのも結構あるんですけど
これは大丈夫

ミステリーと言うより
愛に満ちた溢れた作品なのです
柄崎恭平少年の成長が
これまた…


「真夏の方程式」は
美しい
未来がある
光がある
希望がある

そして何より
人間臭い湯川学が
堪らない！

子供が苦手な湯川学が
真摯なまでに向き合っているのであります

今回のことで君が何らかの答えを出せる日まで
私は君と一緒に同じ問題を抱え　悩み続けよう　忘れないでほしい
君は一人ぼっちじゃない

真実を追究することが心情の湯川学
しかし
それによって導かれる
明らかにされる結果がすべて正解とは限らない

今回
湯川学は
その答えを恭平少年に託します
自ら学び　成長し　己を磨くことによって
答えを導き出させようとします

一期一会とまでいえる
一瞬の出会いから
少年の人生にかかわることになった湯川学
恭平がどんな答えを導くか
未来を見据えて
フォローする湯川学の優しさ
人間の大きさ
泣ける…

人は何故学び　努力し　自分を磨かなければならないのか

その答えが
ここにはあるのです
なんちゃって～


子供の頃
湯川学みたいな先生に出会っていたら
σ(^_^;）も
理数系（特に物理）好きになれたかも…

これは絶対
福山雅治主演で
ドラマか映画化される気がする…
でも
柴咲コウ演ずる女刑事は
絶対
いらない！