梶の「趣楽独言」

陶芸・家庭菜園・ダンス・碁・蕎麦打ちなど趣味三昧に生きる老人の独り言

原気呼吸法のまとめ

2008年01月10日 | 呼吸法
原気呼吸法のブログのまとめ
 原気呼吸法について私のブログで11月20日から色々と書き続けています。日々断片的に記載していますので、一度ここで断片的に記載した原気呼吸法について再整理したいと思います。
 原気呼吸法は10年ほど前に亡くなった山手国広さんが現代ヨガの会と云う実習会で教えていた呼吸法です。山手さんはハタヨガと臥禅を組み合わせた呼吸法を行っている内に、クンダリニーのエネルギー反応を起こしました。3年目にそのエネルギーが脳に達し、心臓を直撃したら死んでしまうとインド人のヨガの先生を訪ねたようです。ヨガの先生では解決できず、試行錯誤の結果原気呼吸法にたどり着いたとの事でした。その後、ヨガの先生が若くして亡くなり、自分の体験から行法には副作用があるが原気呼吸法がそれを解決する手段になると思い、今から30年ほど前ですが、現代ヨガの会を江古田の浅間神社で数人で始めました。私と山手さんは同じインド人からヨガを教わりました。そんな関係で、私は初めから現代ヨガの会に参加していました。初めの頃の実習会は原気呼吸法を行った結果の各人の体の反応を相互に話し合うことに重点が置かれました。また、公園で歩きながら原気呼吸法を行なうなど、原気呼吸法の生活の場での応用を参加者が試し、その反応を話し合う、その様な会を半年ほど続けました。その後、場所も移り、また、横尾忠則の対談がmaditationに記載され、参加者が増えてきました。私は初めの数年は常時参加していましたが、その後は仕事の関係などで、たまにしか会には出席しませんでした。
 原気呼吸法は脱カルマ瞑想法です。本来宇宙は宇宙エネルギーであり、宇宙意識であり、宇宙生命力であるブラフマンで、ブラフマンには偏りが有りませんが、そこに発生した偏りがカルマです。脱カルマは忘却したブラフマンを取り戻すことです。現代人が持っているカルマは生命がこの地球上に誕生してからの過去の遺産を全て引き継いでいます。動物としての人類が持つ動物的カルマ、人類が集団生活を営むようになり発生した社会的カルマ、個々人が生まれた後に成長過程で蓄積された個人的カルマです。これら全ては人類が本来ブラフマンで有る事を忘れさせる要因になっています。原気呼吸法の脱カルマ瞑想法はこの忘れ去った宇宙意識、宇宙生命体としてのブラフマンを取り戻すことを目指した呼吸法です。
   1月3日の新しき人類
   1月7日の神が与えてくれた休養(忘れた記憶を取り戻す旅)
   1月8日の神が与えてくれた休養(忘れた記憶を取り戻す旅2)
に私の体験などを記載していますので、お読み頂ければ幸いです。   
 原気呼吸法の特徴は空間に意識を置いた呼吸法です。空間に自分の分身が居り、その分身が自分を眺めるように呼吸法の誘導を行うのです。空間に意識を置く事は空間のエネルギーにより、呼吸法を行うことに成ります。全てをこの宇宙を司る偉大な力にあなた自身を任せての呼吸法です。その時あなた自身は宇宙空間のエネルギー(気)と一体化します。原気呼吸法で自分の領域をどんどん拡大した時などに自分の分身が自分の体を眺めていると自分の体が溶けて見えなくなるように感じる事がありますが、あなた自身の存在が無くなるのです。
 原気呼吸法の基本的な誘導方法は
  ①原気を信認することです。この宇宙を構成する物質を微細化しますと、原子となり素粒子となりますが最終的にはエネルギー(気)の渦であると思います。このエネルギー(気)がこの宇宙空間には有る事を信じます。
  ②自分の体の外の空間に自分の分身がおり、それが自分の体を観照し、全てをその分身に託し、誘導します。自分の自意識を使い気の誘導をするのではなく、自分の分身が誘導することにより無意識な気の誘導がし易くなります。
  ③体の中から空間への気の放射、また、反対に空間から体の中への入射は皮膚を通して行なわれます。その為には皮膚と空間との微細な密着感が重要になります。
  ④全身の皮膚表面から宇宙の遥か彼方に向けて気の放射の誘導を行います。
  ⑤耳鼻の部分から徐々に放射する場所を手足の先端まで移動させる誘導を行います。

  ⑥宇宙空間から全身の皮膚の表面に向けて気を入射させる誘導を行います。
  ⑦手足の先端から徐々に入射する場所を耳鼻の部分まで移動させる誘導を行います。

    このエネルギー(気)の放射の誘導時に体の中の老廃物やカルマを発散させます。
 現代ヨガの会の実習会で教えていた原気呼吸法には
  ①単純原気呼吸法 
    鼻の下の全身の皮膚表面からエネルギー(気)を放射し、皮膚表面にエネルギー(気)を入射する呼吸法です。放射する時には鼻の下から徐々に下に向かって放射位置をずらし、最後は手足の先から放射します。 入射は手足の
先から徐々に入射位置を上にずらし、最後は鼻の下まで入射します。脳には老廃物が多いので、脳からの放射、脳への入射は行いません。一度に脳に溜まった老廃物が大量に流れ出しますと体が耐えられず、色々な病気を誘発します。最悪死ぬことも想定されます。
  ②複合原気呼吸法 
    息を吐きながら、皮膚表面からエネルギー(気)を放射し、息を吸いながらエネルギー(気)を入射する呼吸法で、単純原気呼吸法より、呼吸と一緒に行うので、気の出し入れは強くなります。
 単純原気呼吸法、複合原気呼吸法につきましたは
   12月7日の単純原気呼吸法(1)説明
   12月8日の単純原気呼吸法(2)誘導方法 
   12月28日の複合原気呼吸法(1)説明 
   12月29日の複合原気呼吸法(2)誘導方法
に記載していますので、参照下さい。
 私は単純原気呼吸法をもっと簡略化した呼吸法をおこなっています。初めての人も行い易いこの簡単な原気呼吸法をこのブログで紹介しています。初めての方はこの簡単な原気呼吸法から始める事をお勧めいたします。
  ③簡単な原気呼吸法
    単純原気呼吸法では体の各部分の放射、入射の確認を行ないますが、これを省略した呼吸法です。
 簡単な原気呼吸法につきましては
   11月23日の簡単な原気呼吸法(1)説明
   11月24日の簡単な原気呼吸法(2)誘導方法
に記載していますので、参照下さい。
 原気呼吸法の誘導には無意識な誘導が重要です。如何に自意識層を通過するか、無意識に誘導するか、自分の分身が只眺める誘導が重要ですす。
   12月11日の原気呼吸法での放射、入射の意識領域
   1月5日の無意識な誘導(1)
   1月6日の無意識な誘導(2)空間の意識を使った誘導
に記載していますので、参照下さい。
 原気呼吸法は空間に意識を置いた貴方任せの呼吸法ですので、仕事などで疲れた時にリラックスする為に利用すると効果があります。実習会の時にも疲れている人はリラックスし鼾をかく人が多かったです。
   12月10日の原気呼吸法の応用
   12月12日の原気呼吸法の応用・放射のみを行なう
に記載していますので、参照下さい。
 原気呼吸法で自分の皮膚表面からエネルギー(気)の放射を行ないますと、自分の意識領域が広がります。そして自分の意識領域が周囲の物を包み込みます。そうしますと周りの物との間に気の共鳴が発生します。
   12月11日の原気呼吸法での放射・入射と意識領域
に記載していますので、参照下さい。
 原気呼吸法の誘導は体内に蓄積されている老廃物を発散させる事に効果が有ります。 人の脳の質量は体重の2%程度ですが、血液の循環量は心拍出量の15%、酸素の消費量は全身の20%、グルコース(ブドウ糖)の消費量は全身の25%と、いずれも質量に対して非常に多いです。その事は人の脳はその活動により多くの老廃物、代謝毒を発生させると云うことです。人はこの脳に溜まった老廃物を睡眠時に、脳から身体にと流し出します。その流れ出した老廃物は皮膚表面から、また体の手足の先端に流れ、体外に発散されます。しかし、この脳から流れ出した老廃物はその日に全て体外に放出されるのではなく、体内に蓄積されます。また、溶け出す老廃物の量も日々一定ではなく、一度に大量の老廃物が脳から溶け出すことがあります。同じ様にその日に脳に発生した老廃物も全て脳から体内に溶かし出されるのではなく、脳に蓄積されるものもあります。体の中にはダムのような老廃物が通りにくい部分があります。人それぞれその場所は異なります。また、同じ人でもその場所は変ります。この体に蓄積された老廃物が蓄積された部分に影響を与え、色々な病気の症状を発生する事があります。
 この脳と老廃物の関係については
   11月27日の脳と老廃物(1)
   11月27日の脳と老廃物(2)
   12月2日の脳と老廃物(3)
   12月3日の脳と老廃物(4)
   12月19日の脳と老廃物(5)
に記載していますので、参照下さい。
 また、自分の日々変化する自分の体を観察し、その体の状況に合った対応を、色々な行法から選んで行なう事が重要です。あなた自身しか貴方の身体の状況は分かりません。グルは貴方です。
   12月16日の貴方がグル
に記載していますので、参照下さい。
 原気呼吸法を如何に日々の生活に応用するか。これについては
   12月20日の老廃物の発散(1)目覚めた時の発散
   12月22日の老廃物の発散(2)歩きながらの発散 
   12月23日の老廃物の発散(3)日常生活時の発散
   12月25日の老廃物の発散(4)寝る前の発散
   12月26日の老廃物の発散(5)自分なりのアレンジ
に記載していますので、参照下さい。
 また、体の中の老廃物を発散させる方法は原気呼吸法だけでなく、ヨガ、ストレッチィ体操、散歩など体を動かす色々な運動も効果が有ります。原気呼吸法は誘導を掴むまで時間が掛かりますので、こちらの方が即効性があります。また、老廃物は手足の末端や皮膚表面から発散されますので手足の末端のマッサージや皮膚表面のマッサージなども効果が有ります。
   12月15日の皮膚表面からの老廃物の発散をよくする方法
に記載していますので、参照下さい。
 原気呼吸法を行っている最中に皮膚表面にむず痒いなどの違和感を感じる事がありますが、それはその部分にあった老廃物が溶け出した反応です。むず痒いなと只眺めていればよいです。これについては
  12月18日の皮膚表面の違和感
で記載していますので、参照下さい。

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