梶の「趣楽独言」

陶芸・家庭菜園・ダンス・碁・蕎麦打ちなど趣味三昧に生きる老人の独り言

皮膚表面からの老廃物の発散をよくする方法

2007年12月15日 | 呼吸法
 原気呼吸法では皮膚表面から気を発散させます。また、11月29日の脳と老廃物(2)で記載していますように脳で発生した老廃物は体の皮膚表面から体の外部に発散され、また、脳から体の下部にと流れた老廃物は手足の指の先から体の外部に発散されます。この為に皮膚表面からの発散をよくする事と手足の指先の老廃物の通りをよくして置く事が重要です。
 皮膚表面の発散をよくする方法には、軽く皮膚に触るような感じで、全身の皮膚表面をスライドすることが有効です。頭の上から額、耳、鼻、口、後頭部、首、肩、胸、腹、腰、手足の付け根、腕に移り上腕部、肘、肘から手首、手首、手の平と甲、手の各指、足に移り腿、膝、膝から足首、足首、足の平・甲、足の各指とスライドします。手足の指は特に入念に一本一本スライドします。指先から老廃物が発散しますので、指先に老廃物が溜まっていることが無いように指先のスライドや刺激が特に重要です。
 スライドは体全身の皮膚の表面を対象に行います。特に体の側面は重要です。それは、体の側面のスライドを行いますと睡眠中に脳から溶けた老廃物が体の中心部を通らず、体の側面を通り易くなることです。体の中心部には心臓などの重要な臓器が有ります。出来るだけ体の側面を老廃物が流れるようにする事で、それらの重要な臓器が老廃物の影響を受ける事を防ぎます。
 スライド以外で皮膚表面の発散をよくする方法には、お風呂の時に皮膚表面にシャワーを掛ける事です。水には陰イオンが含まれて居ますので、シャワーの水が皮膚に当り、皮膚の中にある老廃物を溶かし、発散させます。シャワーで石鹸を流すだけではなく、体の皮膚表面に水を当てる様に掛けるとよいです。これにより皮膚表面の老廃物が無くなり、皮膚表面からの発散がよくなります。この時に皮膚感覚が他の部分と異なる場所、痛い、何らかの刺激があるように感じる場所などには老廃物が溜まって居り、何らかの異常が有る場所ですので、その場所には30秒ほどシャワーを掛け続けると、その部分の老廃物を発散させる事が出来ます。体の側面もシャワーを掛けて下さい。一例ですが、私は昔テニスをして捻挫した時などはその部分に1,2分ほど長くシャワーを当てました。シャワーの刺激でピリピリしますが、捻挫の回復が早いです。
 手足の気の通りが悪いと老廃物の発散が悪くなります。そうしますと体の上の部分で老廃物が多く溜まります。逆に手足に老廃物が少なく、老廃物の通りがよいと体の上の部分の老廃物の流れが自然とよくなります。老廃物の発散を効率よく行う為には、手足や指先の老廃物を少なくし、老廃物の流れをよくする事が重要です。手足は甲や平を反らしたり、曲げたりするストレッティで老廃物を溶かし、発散する事は効果があります。指を一本一本反らすことなど甲・平にツッパリの刺激を与えて下さい。各指ですが一方の親指と人差し指で輪を作り、それで指をスライドします。指先の爪の両側や上面・下面を反対の手の親指と人差し指で摘み指ぬきをするようにスライドするなどして下さい。
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