梶の「趣楽独言」

陶芸・家庭菜園・ダンス・碁・蕎麦打ちなど趣味三昧に生きる老人の独り言

初めての陶芸

2009年05月16日 | 陶芸講座
 一昨年5月に初めて陶芸に出会った人達のその後の作品です。初めの一年間は私が主任講師として陶芸の基礎を教えました。その後昨年4月に地域の陶芸の会に入り、色々な先輩達から色々な陶芸の技術を学び、陶芸の技術も徐々にマスターしてきました。そしてその時の仲間達が集まり、市の施設の窯を使う陶芸の会を昨年10月に発足させました。
 地域の陶芸の会では大きな作品を焼く機会が少ないです。その為に自分達で会を作り、市の施設の窯を使い、大きな作品を焼く事を目的に皆集まった仲間です。
 今回は直径25cmから30cmほどの皿を皆で作ろうと云う課題で勉強会を始めました。私が講師を頼まれ、3月末から4月にかけ、3回ほど勉強会を行いました。20cmの皿は講座の時に作っています。しかし、30cmに成りますと手動ロクロの直径が25cmですので、30cm以上の板をロクロに乗せ、作らなければ成りません。成形、削りなどで如何に板を使うか、皆さん初めての経験です。
 勉強会では大皿を作りながら、再度一昨年の講座で勉強した紐作りの基礎的な事の復習から始めました。講座を終わり、一年間陶芸の会で色々な作品を作った経験から、講座の時には理解出来なかったことが復習でき理解でき良かったようです。短時間でしたが、2年前と違い、皆さん粘土を触る、手付きも良くなり、教えた事を即理解し、手が動くようになり、教える事が楽な勉強会でした。
 また、底辺と辺の対比、辺が垂れ下がらないようにする為にはどの位の角度を付けるかなど、実際には辺の厚さや、粘土との関係で異なりますので、色々と作ってみて、体験する事の重要性を話しました。陶芸は一回でよい作品は出来ません。成形で失敗しても粘土はまた使えます。何回か作り直すことで、色々な事を知ります。今回は初めの勉強会から素焼きまで一ヶ月ほどの時間が有りましたので、3回目でやっと自分の納得する皿が出来たと話している人が居ました。この事は全ての作品作りに共通する事ではと思います。
 今までに作らなかった大きな作品を作る喜びは格別で、皆さん焼き上がった作品に満足したようでした。

 昨年10月に市の施設のガス窯を使い焼いた時に、下部の棚に置いた作品の釉薬が溶けないトラブルが発生しました。その後その原因は下部ダンパーを空けすぎたのではと思い、今回は殆ど空けずに焼き、また、1240度での保持時間を1時間から1時間半にしなど、焼き方を変更しましたら、上手く焼ける様になりました。普段ガス釜を使いませんので、これも新しい体験です。
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