梶の「趣楽独言」

陶芸・家庭菜園・ダンス・碁・蕎麦打ちなど趣味三昧に生きる老人の独り言

初めての陶芸(43)円柱または円壷作り・釉掛け

2008年01月31日 | 陶芸講座
 私の講座もあと2回になりました。この初めての陶芸のブログも後2回で終わりです。
 前回の素焼きですが、削りからの乾燥時間が1週間でしたが、自分の家で1週間前に作った作品で乾燥が足りない作品がありました。この時期気温が低く、特に花瓶の様な胴や底が厚いものは乾燥に時間が掛かります。表面は乾燥していても内面が乾燥不足です。今後柏窯会に入って作品を作る時には、充分な余裕をもって乾燥時間を確保する事が必要です。1作品は底辺部分が乾燥不足で窯に入れませんでした。その他は外見から分からない内部が乾燥不十分で、最悪爆発する事を防ぐ為に2時間ほど200度で余熱を行ない、水分を蒸発させました。上手いくとよいのですが。余り行わない方法ですので不安です。そして再度窯の電源オンの時間や温度などをセットしました。会の窯は古く、窯の熱源を弱と強しか調節できません。素焼きを行っている時に、窯の温度計の隙間から水蒸気が立ち上っていました。今までの講座の素焼きではこのような事は有りませんでした。上手く壊れないで素焼きできると良いのですが。
 乾燥した時に、底辺に亀裂が入った作品がありました。私も乾燥時の亀裂は始めて見ました。これは底の円盤を作る時に充分に粘土を叩いて締めていない。底辺を作る時の粘土が柔らか過ぎ、その後の粘土の締めも足りない。底が厚いなどの原因が考えられます。底の厚さは1.5cmほどで成形し、0.5cmほどは底を削って、高台を作って下さい。
 釉掛け作業の注意事項を再度確認の為に記載します。
 ①素焼き時のゴミを取る。
    はたき、コンプレッサー、水に濡らしてよく絞ったスポンジなどを使用
 ②揆水剤を底辺に塗る。
 ③必ず使用する時に釉薬をかき混ぜる。
 ④内側から釉薬を掛ける。
    外側に流れた釉薬はふき取る。
 ⑤外側の釉薬を掛ける。
   釉薬は厚く掛けない。慣れてくると釉薬の攪拌時釉薬の濃さが分るので、調節する。
   釉薬を掛けた後、口を下にして、乾燥を待つ。
     直ぐに底辺を下にして乾燥させると、釉が下に流れ、底辺が厚くなる可能性がある。
     口の釉薬が付いていない部分は、指に釉薬を付け、置くように直す。
   厚掛け、特に二重掛けをする時には注意
    二重掛けは作品の上辺部とする。
   厚掛けや二重掛けは本焼き時に釉薬が底まで流れる。
    作品が釉薬で棚に付き、棚が破損するので注意
 ⑥底辺に付いている釉薬を拭き取る。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 脳と代謝物質と体カルマ(5)... | トップ | 脳と代謝物質と体カルマ(6)... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

陶芸講座」カテゴリの最新記事