梶の「趣楽独言」

陶芸・家庭菜園・ダンス・碁・蕎麦打ちなど趣味三昧に生きる老人の独り言

初めての陶芸(45)講座生の窯の会

2008年10月05日 | 陶芸講座
 私が昨年度に教えました講座生は殆どの方が柏窯会に入会しました。柏では公共の施設の窯を借りる事が出来ます。県の施設は柏の葉の県民プラザに有ります。ここは電気窯で大釜と小釜が有ります。私は県民プラザの窯を使う会に入っています。複数の会が有り、抽選で年に大釜2回、小釜2回ほど使えます。もう一箇所は市の施設で、ガス窯です。講座生達は市の施設を使う為に、同期の仲間で7月に窯の会を立ち上げ、後期の抽選に当たり、9月27日から一週間窯を使いました。今日は窯出しの日でした。私は数年前に市の窯を使った事が有り、9月27日の素焼き、10月1日の釉掛け、本焼きに立ち会いました。
 講座の時に私は同期の仲間が大切だと皆に話していました。講座を終え、同期で窯の会を立ち上げて、皆で集まり、楽しく焼き物を焼き、新たな技術を相互に交換する、その様な会が出来た事を喜んでいます。一緒に過ごした一週間を通して、まだ、講座を終了し半年ですが、皆さんそれぞれに自分の作風に挑戦し、楽しんでいる事が感じられ嬉しかったです。このグループは意外に女性の方が積極的です。会を立ち上げ、市の施設の申込など主役になった幹事は女性の方でした。それに答え、窯詰めなどの仕事は男性が主体で行うなど、この会は楽しい会になるような気がします。当然今回焼いた作品も女性ではと思うデザインの物が大分有りました。今後が楽しみです。
 私は市のガス釜を使ったのは数年前で2回ほどです。一番下の棚に置いた作品の釉薬がよく溶けないと云う経験は有りました。ガスの炎が上手く回らず温度が低く、溶けないのかなと思い、棚板がガスの炎を邪魔しないように、窯詰めしました。しかし、今回一番下の棚の作品は全て釉薬が溶けていませんでした。今までこのように溶け方が悪い事は有りませんでした。ガス釜にはダンパーが上部と下部に付いています。マニュアルどうりにダンパーの操作をしましたが一番下の棚の作品が焼けていません。今まで炎と思っていましたが、下部ダンパーの隙間の広さに原因があるのではと思うようになりました。今回ダンパーはマニュアルに記載されている最大の広さで(それでも1cm広いぐらい)操作しました。もしかすると、下部ダンパーの隙間が広く、外部の空気を多く取り込みますと、一番下の棚の温度が上がらないのではと思いました。次回は来年ですのでそれまでに先輩達に聞き原因究明です。何時も陶芸で新しい事を行う時は先ず失敗から始まります。その後思考錯誤しながら、徐々に調整するのですが、ガス釜を如何に使いこなすかその鍵はダンバー操作のような気がします。今回の新しい発見です。
 上手く焼けなかった作品は再度電気窯で焼こうと思います。



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